西大嶺(福島県)

期日 2003年6月2日(月)

  吾妻連峰は福島と山形の県境に広がる広大な山域で、最高峰は西吾妻山の2035mである。全体に起伏のゆるやかな山稜で、全山がオオシラビソなどの針葉樹に覆われているが、森林限界を超えた主稜には、多くの池塘があり、お花畑が点在する。
  この山脈の中央部に天元台スキー場、西端にはグランデコスキー場があって、夏山シーズン中はゴンドラリフトが運行されている。また、東端には、浄土平があって、立派な山岳道路が通じている。そのため、この山域を訪れるのは極めて容易で、訪れるハイカーの数も多い。
  2003年の春の山行には、残雪の西大嶺、西吾妻山を選びました。 
  台風4号が日本に上陸したので、当番幹事の判断で、実施を1日延ばしました。山に登ったのは、6月2日(月)です。そのため、月曜日に仕事のある石黒、藤田、岩野の3人は、参加できず、実際の参加者は、岡村、唐木、本田の3人でした。
  裏磐梯の民宿「みちのく」を7時に出て、グランデコスキー場に向かいました。小野川湖のすばらしい眺めを楽しみながら、快適な山岳道路を進むと、突然前方が開けて、スキ−場に到着しました。この時期ゴンドラリフトは運行していませんから、林道に入って、デコ平の駐車場に向かいました。駐車場からゴンドラリフトの山頂駅まで約30分です。途中に、デコ平湿原があります。
西大嶺の写真
  ゴンドラ山頂駅から、標識に従って、スキーコースを少し下りると、左手に登山道に入口がありました。登山道に入れば、一本道、左手にスキー場のスロープを見ながら、ブナの多い林の中をゆるやかに登ります。ブナの林は次第にオオシラビソの林に変わります。登山道は、ところどころ、ぬかるんでいたり、ごろごろした大石があったり、木の根がとび出たりしていて、すべりやすく、歩きにくい道でした。上部は、残雪が多くて、踏跡をたどるのに苦労しました。
  潅木の急な登りがあって、頂上手前の小さなピークに着くと、始めて明るく展望が開けました。小さなお花畑を過ぎ、潅木の中を少し登ると、西大巓の頂上です。頂上は4叉路になっていて、直進は、白布峠、左は早稲沢、右に行けば、西吾妻山に至る縦走路です。広い尾根筋につけられた縦走路の大半は、まだ雪の下でした。台風の影響が残っていて、風も強く、霧が流れていました。西吾妻山の縦走を途中であきらめ、引き返して、西大嶺山頂の茂みの蔭で昼食をとりました。
  下山は、オオシラビソの林の中の残雪にてこずり、数回ルートを見失いました。ゴンドラリフトの山頂駅に着く頃には、天気も回復して、太陽も顔を出しました。途中のデコ平湿原でリュウキンカの花を見たり、コシアブラの芽を摘んだりして、くつろぎました。

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