角田山の氷瀑

  さきごろの寒波で、角田山の小浜コースの近くに、氷の滝が現れた。今年は例年以上に規模が大きく、高さは10m、横10m以上である。付近のすばらしい海岸美とあいまって、すばらしい景観を作り出している。
  この氷の滝はシーサイドラインからも眺められる。灯台のある角田岬のトンネルを抜けると、角田山の斜面が海に落ち込んだような急峻な地形となる。道路は断崖と岩礁の間につけられており、遠く佐渡ガ島も望む越後七浦海岸シーサイドライン随一の景勝地である。
角田山の氷瀑
  岬を回りこむと、前方が開け、小さな流れのある小浜海岸に出る。角田山側の斜面は、樹木がなく、一面草地となっている。左手に、車の置ける広場がある。小浜コースを登るには、沢を渡って右手の尾根に取り付く。(公認のコースでないので、勧められない)
  氷瀑は灯台尾根から落ちる急な斜面の岩場上にできる。ここには、わずかだが、常に水の流れがあって岩場をぬらしている。これが冬季の冷たい北西の季節風をまともに受けて、凍りつくのだ。水量が多いところや周辺に樹木があって風をさえぎるようなところでは、凍りつくことはないだろう。ここでは、氷の滝ができるぴったしの条件が整っているのだ。
  よく見ると、氷の滝の成長過程がわかる。上部から何本も「つらら」が垂れ下がり、その下では、氷の柱が上に向かって伸びている。それが、やがてつながって、大きな氷瀑に成長するらしい。
  このすばらしい景観をカメラに収めようと、時折三脚を手にしたカメラマンも訪れている。私も今冬3回訪れた。私の場合は、完全に登山の身支度をして、道のない急な草斜面を登って、滝のすぐ下まで行って、写真を撮るようにしている。おそらく、望遠レンズでひきつけるよりは、迫力のある映像が得られるはずである。この点、軽量のデジタルカメラは、操作が簡単で、しかもその場で撮影の条件を変えることができるので、まことに便利である。(2008年1月27日)

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