ドラゴンの雪形-雨飾山

  冬の間に積もった雪が春の暖気とともに、解け始め、山肌にまだら模様を描くようになると、山肌に馬や牛の姿が現われることがある。山肌に措かれた絵模様を雪形という。人々は、それを見て苗代かきや田植の時期を占った。
  雪形には、残雪の形による白い雪形と雪の消えた地肌によって描かれた黒い雪形の2種類がある。
  雨飾山は、妙高山から火打山・焼山と連な頚城アルプスの西端に位置し、新潟、長野の県境にある。「なんとなく気になる山」として、深田久弥の「日本百名山」の中にも出てくる。双耳峰で、北峰は新潟県、三角点のある南峰は長野県にある。1963mの標高は、谷川岳のトマの耳と同じである。山頂は切り立って鋭く、岩壁が長野県側に切れ落ちている。
  5月の中旬頃になると、雨飾山の山頂直下の北斜面に、白いドラゴンの雪形が現れる。話には聞いていたが、2008年5月17日戸倉山登山の帰り、糸魚川市のスキー場の山口のシーサイドバレースキー場の駐車場付近から見た雨飾山に、はっきりとドラゴンの雪形が確認できた。雪形は、頭の部分だけだが、長崎くんちの竜踊りの竜の頭とそっくりである。

雨飾山の写真

糸魚川市山口から見た雨飾山