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雨が降る度に喜ぶ夫が とても不思議だった 喜ぶからには 雨が好きなのだろうと思いきや どうやらそういうわけでもないらしい その証拠に 雨の日は外出したがらないのだ しまいには 雨だから 仕事はきっとキャンセルに違いない などと とんでもない事を言い出す始末なのである もちろん 尻をハタいて送り出すのは 妻である私の役目 いったい好きなのか嫌いなのか どうにも不思議な雨と夫の関係なのであった とある日 夫の友人から電話が入った 今日は雨だから そっちへ行けない などと言う 思わず ええ 何それうちのと同じ様な事言ってるのよ と言うと 彼いわく ええ! 知らなかったの? ロサンゼルス出身の黒人は 雨が降ると溶けちゃうのさ ですと これには 笑い転げてしまった ところが ところが 雨期以外は ぜんぜん 雨が降らないこっちに来てから 雨が嬉しい自分にふと気がついて驚いた からから真っ青 暑〜いロサンゼルスにとって 雨は スペシャルで 素敵な贈り物なのだ 優しい雨が 木々を しっとり緑に染める 山々が 生き生きと輝きだす うん なるほどね 夫の気持ちが少しだけわかった気がしてニヤリとする ベッドの中で さぁ いっしょに雨の音を数えよう なんて言う彼に 12345678910120248791544118 などと早口で言って喜ぶ お茶目?な私 んなもん 数えられるかいな わはははは
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