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20歳になった時も 結婚した時も 自分が母親になった時も思った事 「わたしはいつ 大人になるのだろう」 「大人」というのはもしかしたら 子供にだけそう見える幻なのかもしれない 子供達が安心して育ってゆく為に必要な 幻の人間像なのかもしれない
紙のお月さま by 陸奥A子 より
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夫に好きな女性が出来たため 別れる事になった夫婦
その時 妻のお腹の中には子供がいた
それを夫には告げず 夫の女性にだけ告げ
正式な離婚は子供が産まれるまで待って欲しいと頼む妻
そして子供が産まれた時 夫は妻の元に帰る決心をする
上の言葉は
幸せな子供時代を過ごした その時の子供が
大人になってから言う言葉だ
いくつになっても 子供の頃抱いていた大人の像と大人になった自分が一致しない
そう漠然と感じていたその答えが
活字となって明解な言葉となって 予期せずに目に飛び込んで来て驚いた
それと同時に
子供の頃の自分と 親になった自分
親からいっぱいいっぱい受け取って来た愛と
今 自分が自分の息子を想う愛が両方から攻めてきて
なんだかとてつもなくホロホロ涙してしまった
ジャイアンに追い掛けられたノビタじゃないけど
追われても家に駆け込めばもう大丈夫 そういう私の暖かい巣
子供の頃の自分の家というものは それだけで完結している私の安らぎの場だった
学校でいじめられてもイヤな事があっても
何があっても家に帰れば大丈夫 何も心配する必要はなかった
私は 両親が絶える事のなく与え続けてくれた大きく暖かい大人の像に包まれて
ふくふく育ってきたのだ
ただ いつからだろう その巣を 自分の場ではなく 父と母の場と感じ始めたのは…
私は私の巣を作らなければ そう感じ始めた時
父にとっての母の様な 母にとっての父の様な
そういう対等なパートナーの存在を意識したのかもしれない
丸く温かな子供の頃の充足感が
父と母からの愛だけでは足りなく感じはじめた自分に戸惑った事を
私はとてもよく覚えている
息子が巣立つその日まで
私は彼にとってのスーパーマンであり続けたいと思う
02.05.16
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