きょうの神サマ
〜天誅、ここにあり〜
”天にかわって悪を討つ!”
〜わが心の師「天誅男」に捧ぐ〜天誅という言葉が好きです。世の中には、「こいつだけは許せない!」と思っても、社会のルールのなかでは手を出すことができない相手がたくさんいます。そんな輩を「天誅」の言葉の下に、一刀両断にできれば、どれだけ心が晴れるでしょうか……しかし、現代にあっては、それもままならないのが現実です。複雑に利権が絡まりあったこの世の中では、絶対的な正義など存在し得ないのかもしれません。「神は死んだのか?」と人は問い掛けますが、絶対的な正義としての神サマは、たしかにもうお亡くなりになってしまったのかもしれません。ただ、社会のシステムのなかではお亡くなりになってしまった神サマも、人々の心のなかでは生きていらっしゃるはずです。いや……周囲の認知さえ気にしなけれせば、人はみな自分自身の心のなかに神サマを祭る(場合によっては、神サマそのものになってしまう!)ことができるのです。そんなわけで、まことに勝手ではございますが、このページでは、夢の月、神サマにならせていただきます。
「ふざけてんじゃねぇぞ! R○C!」 〜1999.4.3〜
以前、夢の月が住んでいる地方にある”RC○”という民放TV局で、毎週木曜日の深夜2時20分から、「彼氏彼女の事情」というTVアニメーションを放映していました。深夜枠ということもあり、放送時間が諸般の事情で変更されることがあったため、予約で録画することもかなわず、毎週死ぬほど眠たいのを我慢しながら律義に録画を続けていたのであります。そんなある日のこと、いつものようにエンディングが終わったあとに、それまではかならずあった次回予告”これからのお話”が、すっ飛ばされていました。そして……「諸般の事情により……」とのテロップが流れ、突然放映が終了してしまったのでした(号泣)。ここまででも、充分に許せません――外道の行いです。しかし、本当の悲劇はそれからでした。「終わってしまったのね」と、すっかり気力をなくして心に空いた穴を隙間風が吹き抜けていた夢の月は、すでに新聞のTV欄を見ることさえしていませんでした。ええ、そうですよ、ちゃんと見てなかった夢の月がわるいんです。でも……でもね、いきなり残りの4話をまとめて放送する、ってのはないんじゃない? たしかにまったくの尻切れトンボにするよりはマシかもしれないし、そもそも民放TVの地上波見るのに料金払っているわけじゃないから、タダで見せてもらってる立場でこんなこと言えた義理じゃないのかもしれません。でもね……。
”なにが春休みスペシャルだ? 視聴者をナメるのもたいがいにしやがれR○C! 出てこい担当者! 正義の鉄拳を喰らわせてやる!!! 天誅!!!!!!”
「真実を告げる罪」 〜1999.4.24〜
つい先日のこと……夢の月の友人が、あるものを衝動買いしました。いえ、衝動買いとは云えなかったかもしれません――彼は、迷っていましたから。それをとても欲しいと望む彼の気持ちと、それを許すにはあまりにも厳しい財布の事情……どちらも、夢の月にとっては、とてもよくわかる真実でした。そうです……おなじような状況で、いつも夢の月は迷い、悩んでいたのですから。
その日よりも、もっと以前のこと……似たような状況で悩んでいた夢の月に、「迷うぐらいなら、さっさと買ってしまえ!」と彼は云ってくれました。そうです……迷える小鳥に、彼は飛ぶべき空を示してくれたのです(結果的にそのヒナ鳥が、清水の舞台からまっさかさまに墜ちていったのだとしても……です) 。
今度は自分が彼の背中を押してあげる番なのだ……! 夢の月はそう思いました。そして、云ったのです。
「迷うぐらいなら、買っちゃえば?」
彼は――美しくも、哀しく墜ちていきました。 清水の舞台の下から、傷ついた翼を引きずって、夢の月と一緒に店を出た彼が、こう問い掛けました。
「俺って……ばか?」
そんな彼に、夢の月はあかるい声で応えてあげたのです。
「な〜に、いまさら云ってるの?」
そして、つぎの瞬間……。
すぱこ〜ん!
夢の月の頭が、とてもいい音を響かせました――そんな、どうして? ほんとうのことじゃない!?
真実を告げることは……ときに残酷です――でも、でもね……。”てめえから振っておいて――しかも、予想どおりの解答をもらっておきながら、ひとさまの頭、はたいてんじゃねーよ! これ以上、アタマわるくなったら、どう責任とってくれるんだ!? 天誅!!!!”
追記:身内だけはネタに使うまい……そう心に誓っていたのですが――アタマわるいんです。
許してね?(爆)>○○さん。
「こどもが見てるでしょ?」 〜1999.4.29〜
「人生とは、恥をかくことです……みんな貧乏がわるいんだ」
漫画家・川原 泉女史のお言葉に、そんなのがありましたが、たとえ恥をかくとわかっていても、逃げてはいけないときが、人間にはあります。きょう、一本の電話がかかってきました。夢の月が電話に出ると、受話器のむこうから、とまどったような声が聞こえました。どうやら、こどものようです。もしもーし、と夢の月が声をかけると、その子はとまどった様子で、自分のそばにいた(と、思われる)母親に助けを求めました。
「おかあさん、○○(夢の月の名字)です、って云ってるよ?」
受話器のむこうで、受話器をやりとりするようなノイズが聞こえました。
そして、母親が出てくるのかな? と思っていると、いきなり――ガチャン! という景気のよい音がして、電話を切られました。
単身赴任のおとうさんに、かわいいこどもから電話をかけさせてあげたかったのかもしれない……おじいちゃんかおばあちゃんに、これまたかわいい孫の声を聞かせてあげたかったのかもしれません――でも、でもね……。”てめえのミスでひとさまに迷惑をかけたんなら、詫びのひとつぐらい入れるのが、スジ、ってもんじゃねーのか!? しかも、しかもだ! 人としての基本をこどもに教える立場の母親が、よりにもよってこどものまえで、そういうことをしてもいいとでも思ってやがるのか!? てめえの立場と責任ぐらい考えて行動しやがれ! 天誅!!!!”
追記:なんだかなー、という気がします。こういう親に育てられて、けっきょく泣きを見るのは、その子ですものね……。
「敵は何処にいる?」 〜1999.8.16〜
「ねぇ……きょうの神サマは?」 そういうご質問を頂いた。これを愉しみにしているのだと……そういうご意見であるらしい。ありがたいことである……と、いうわけで――ひさしぶりに、一発ぶち上げてみたいと思います。
その日……わたしはお仕事の都合で、とある有料道路を急ぎ脚で走っておりました。会社の車です、仕事中です――とっても、忙しかったのです。料金所を抜けると――前方をバスが走っていました。急な登坂車線ということもあったのでしょうが、まっくろい……とても地球にやさしくなさそうな排気ガスをまきちらしながら、走っていらっしゃったのです。おっきなクルマのちかくはいやだなー、と思った”勤労青年”夢の月は、アクセルを踏み込み、そのバスをパスしていきました。 いやな香をともなった排気ガスの雲から抜けることにも成功しました――ただ、悲劇はそこから始まったのです……。バスを追越車線から追い抜いた夢の月が走行車線に戻ると、その先には……とても嬉しそうに旗を振るおまわりさんの姿がありました。
「いやー、飛ばしてましたねー。これはもう免停かな?」
クルマを誘導して、夢の月を停めたおまわりさんも、とても嬉しそうでした。はきはきと明るく赤キップを切ってくれた婦警さんも、上機嫌でいらっしゃいました。
結局……夢の月は、生まれてはじめて免停というものになり、罰金6万円と免停講習料約3万円――計、約9万円をお支払いさせていただいたのであります。
たしかにその道路は60km制限でした。そんなところを104kmで走っていた夢の月がわるいんです。日本のおまわりさんは、優秀です……そんな法律違反者(夢の月)をちゃんと捕まえられるのですから――でも、でもね……。”仕事中の善良ないち県民を――有料道路なんかで……しかもネズミ獲りなんかで、捕まえてんじゃねえよ! そんなヒマがあるんなら、毎晩やかましい暴走族でも片づけるほうに努力したらどうなんだ!? さらに、さらにだ……その事実を突き付けられて、なお「管轄がちがいますから」だとぉぉ!? 寝言は寝て云いやがれ! 民間でそんな云い訳が通用するとでも思っていやがるのか? この税○ド○○゛ーがぁぁぁ! だいたいなぁ、あんな道――ひどいヤツなら80kmオーバーで走ってやがるんだぞ? そういうのからまずは捕まえるのが、スジ、ってもんじゃねーのかよ? 怠慢ぶっこいといて、エラソーな面してやがるんじゃねえぞ! 俺の9万円を返せぇぇ!! 天誅!!!!”
追記:日本のおまわりさんというのは、本当に優秀だし……いろいろな事情のなか、一生懸命働いておられる――それは、理解できるのですが……感情的には、なかなか難しいものがあります(笑)。
「良心の在処」 〜1999年10月20日〜
突然の話になりますが、夢の月は貧乏です。誤解のないように申し添えると、給料は人並みにもらっているし……生活が苦しいというわけでも(あるけれど)ありません。ただ、物欲暴走系の人間なので……抑えが効いていないのです。すくなくとも、これまでは効いていませんでした。そんなわけで、「ごはんが食べられない」というほどではないにせよ、高級レストランで淑女とディナーというようなことは夢語り……という程度の貧乏人なのですが……。
そんな貧乏人の夢の月に、ある事件が起きました。
その日、夢の月は仕事の休憩時間、エレベーター・ホールで煙草を喫っていました。片手に持ったウーロン茶が心身の疲労を癒してくれました。いつものセブンスターも美味しかったのです。そんなわけで……すっかり、気が緩んでいたのかもしれません。
そのとき、夢の月は、傍らにあった公衆電話の台の上に、自身のサイフを置いていたのですが、一服して事務所へと戻る際に、うかつにも……そのサイフを置きっぱなしにしていたのです。
「あら、いけない」
サイフを忘れたことに気がついて、その公衆電話の台が設置されたエレベーター・ホールに夢の月が戻ったときには、もうわたしの愛しいサイフ(中国製、500円。衣料品店で購入したナイロン生地のブラック・ビューティー)の姿はありませんでした。
「そりゃあ、盗られるよ! ボクだって、そんなところにあれば持っていく」
友人のアメリカ人男性が、同情しつつも……そう言って、笑い飛ばしてくれました。
「ばっかじゃない?」
薄情な友人が、馬鹿にしきったような声でそう言ってくれました。
そりゃあ、そうです。土曜日だし……いつもよりたくさんの人が出入りしていたのですから、中には気の迷いを起こす人だっているかもしれません。
そんなときに、そんな場所にサイフを忘れたわたしが、馬鹿、なんです―― でも、でもね……。
”俺サマのサイフを置き引きしやがった馬鹿たれ、出て来い!!!! 同じ盗むにしても、よりにもよって貧乏人のなけなしの金を盗っていくんじゃねーよ!? あのなぁ、きさまが「けっ、たったのこれだけか」と思ったであろう四千円(!!!!)は俺サマの一週間の昼飯代だったんだぞおぉぉぉぉ!!!!!! 貧乏サラリーマンのなけなしの愉しみ(昼ごはん)を奪いやがって……きさまのようなヤツは、豆腐の角に頭でもぶつけてくたばりやがれ!!!!!! いや、そんなこたぁ、どうでもいいから――俺サマの銭を返しやがれえぇぇぇぇ!!!天誅!!!!!!!!!!!!!!!”追記 まあ、実際のところ……盗まれたわたしがバカなんですけれど、それにしてもサイフの中身を見りゃ、盗んでいいようなものかどうかは判るでしょうにね。あと、わたしがこの事件に遭遇した同じ日に……親友のひとりが、バイク(外国製リッターバイク……購入して、まだ半年もたっていない)を盗難されました。受話器のむこうでヤケ酒を飲んで暴れている彼の声にも、やはりとても哀しいものがありました。
「良心の在処 〜番外編〜」 〜1999年10月21日〜
と、いうわけで……番外編です。先の天誅の追記にある、バイクを盗難された……夢の月の旧い友人のひとりで、数少ない(?)親友と呼べる方、PAYAさんから、怒りのメールを頂きまして、御本人の了解のもと、こちらで「天誅・番外編」として掲載させて頂くことになりました。怒りに燃える哀れな仔羊の声をお聞きください。
昨日このコーナーで、ちょっとだけ御紹介いただきました、バイク盗難にあった、夢の月さんの友人です。 ”類は友を呼ぶ”とは良く言ったもので、私も「物欲暴走系」の人間のひとりです(苦笑)。 今年はいったいどうしたことか、ろくでもない事が私の身に降り掛かってきています。(厄年でもないのに...) バイク事故(自爆)による怪我。それに続く免停(2度目/中期)。 そしてこの免停中の私に、さらなる災難が・・・!!
月曜日の朝、いつもより早めに会社に向かう為、寮を出ようとした時、何かが違う事に気がつきました。
「――――バイクが、無い…………」
とりあえず、パニックになりかけながらも、近所の交番へ駆け込み事情を説明。盗難届けを出してきました。
確かに、ハンドルロックに車体カバーだけという、防犯対策の甘さが私にあったかもしれません――しかし、しかし……。
”俺のバイクを盗んだやつ(ら)!! てめー(ら)、いくら中古とはいえ、人が清水の舞台から飛び降りるつもりで買って、生きがいにしている大事な大事な大事な大事なバイクを奪いやがって!!! しかも、これみよがしに、その場にカバーだけ残していきやがって!!!!! 本体返せ、本体!!!!!!!!! きさまらなんか、俺のマシンの250キロの車体に倒れかかられて潰れてくたばっちまえッ!!! てゆーか、世の中の、人の物をへーきで盗ってく全てのやつらにッ!! 天誅!!!!!!!!!”
追記:みなさん、盗難保険には入りましょうね。 (入ってたのが唯一の救いだった私。)
と、いうわけで、「天誅・番外編」でした……。なんだかなー、と思います。御自身の不幸ネタをわざわざご提供くださいましたPAYAさんに、夢の月より一言、ご挨拶申し上げます。”ご愁傷さまでした”
「続・良心の在処」 〜2000年3月8日〜
この”きょうの神サマ”は、基本的に、夢の月がやり場のない怒りを感じたり、暴れたく(?)なったときに更新されるページです。そんなわけで、こちらの更新がない、ということは夢の月にとって、とてもシアワセなことであります。ですが、世の中というものは、いつまでもそんなにやさしいものではなく、その上今回は、”続編”となってしまいました。
以前、夢の月は、なけなしのお金が入ったサイフを置き引きに会いました。そして、そのことを警察に届けたのでありますが、電話口で対応された警察官の方によると、
「盗まれたという確実な証拠がないかぎり、盗難届として受け付けることはできませんから、遺失届として扱います」
と、いうことでした。
警察の事務取扱基準がそうなっているのなら、それも仕方がないか、と、泣く泣く夢の月は遺失届というカタチでその届け出をしたのですが、その事件が発生してから三ヶ月以上もたったある日、夢の月の家に”サイフが落ちていたのですが”という連絡が、デパートからありました。その電話の翌日、夢の月はサイフを引き取りにそのデハートまで出掛けて、発見現場の詳細等をうかがってから、その脚で警察に向かいました。
そして、以下のような会話が交わされました。
「あの、以前、遺失物の届けを出したサイフが見つかったのですが」
「あ、そうですか」
「で、やっぱり……盗難されていたみたいなのですが」
「遺失物の届けを出されたのでしょう?」
「ええ、置き引きにあって、盗難届けを出そうとしたのですが、”盗難届”としては受け付けられない、と言われまして」
「……」
「あの、それで犯人は捜してもらえないのでしょうか? せめて、指紋を取ってみるとか――」
「時間が経ち過ぎてますし、サイフについた指紋が犯人のものとは限りませんから」
「……それでは、警察は犯人を捜してくれないのですね?」
「盗難にあったというわけではありませんから」
「でも、盗まれた、と言ったのに、遺失扱いにされたのは、警察の方でしょう?」
「……」
「つまり、犯人は捕まえてもらえないのですね」
「遺失物を横領した犯人としては、捕まえられます」
「捜さないのに、どうやってその犯人を見つけられるのですか?」
「……」
「つまり、警察としては、犯人を捜す気も逮捕する気もない、ということですね?」
「……」
都合がわるい、と思われる内容になると黙り込む警察官の方を前にして、夢の月はため息を吐き、そこで「もういいです」とその派出所を後にしました。そして、県警本部に電話を掛け”盗難届と遺失届”の扱いについて質問をしてみると、盗難届の場合は犯人を捜すが遺失の場合は捜さない、ということでした。盗まれたと言ったのに遺失にされたのだ、ということを伝えると、「すいませんでした」とのこと……で、結局犯人捜しの対応は、何もしてもらえませんでした。
警察のお仕事は忙しく、時には命の危険すらともなう大変なものです。そして、多忙ゆえに、つまらない(金額が低かったり、人身に影響のない)事件にまで対応することは物理的にも難しいのでしょう。できないことは、できないとはっきり言えないという事情も拝察します――でも、でもね……。
”どうなっとるんじゃ! 広島○警!! おどれら、自分の仕事がなにかわかっとるんか!? 仕事で怠慢の挙句に、その事実を指摘されても動かんいうのはどういうことじゃ!! 「すいません」で片が付いたら、警察なんかいらねーんだよ!! 職務能力に問題があって、なにかができないのは仕方がないかもしれん――だが、その職務そのものをてめえの怠慢と保身のために放棄するとは何事か!? 警察が守るべきものは国民じゃないのか!? そのために、税金使っとるんじゃろうが!? わしの盗まれた金を返せとは言わん(言いたいけど)――たしかに、そりゃあスジが違うけえのぉ。じゃが、犯人捜すのはおどれらの仕事じゃないんか!? つまらんネズミ捕りなんかで、威張り散らしとるようなヒマがあるんじゃったら、ドロボーのひとりでも捕まえる努力でもしてみやがれ!! てめえの職務を放棄した挙句に、かばちばっかり垂れとる場合じゃねーんだよ!? 綱紀粛正なんてな、口で言うばっかりじゃダメなんだよ!! ちったぁ態度で示しやがれ!! 天誅!!!!!!!!!!!!!!!!!!”
追記 実際に犯人を検挙する、ということは難しいことですし、それを要求するのも無理なことだというのは、理解できます。ただ、せめてその姿勢だけでも見せて欲しかったのです。今、いろいろな問題が生じていますが、やはり事件があったとき、頼りにできる組織は、警察しかないのですから……。
「怒りの行方 〜番外編〜」 〜2000年3月9日〜
なんとも、やりきれないものがあります。この”きょうの神サマ”というページは、極力更新がないことが華だというのに、こんなに短いサイクルで、ふたたび更新することになってしまいました。ただ、今回のネタは……正直なところ、夢の月にはほとんど被害のない事件についてです。ただ、その事実を知ったときに、なんともやりきれない思いがして、悲しい気分になりました。そして、そのときの気持ちは怒りへと変わったのですが、その怒りをぶつける先がないのです……。誰が悪いわけでもない、誰のせいでもないというのに、やはり怒りはそこにあり、それをぶつける矛先として、この”きょうの神サマ”を選んでしまいました……。本来の趣旨とは異なるものですので、番外編としてお届けします――と、いうか、すいません、愚痴を聞いてやってください……。
事の起こりは、3月6日に、いつも訪問しているサイトを訪れたときのことでした。更新状況を確認しようとして、トップを見た夢の月は、そこに踊る文字を見て――凍りつきました。
”○○社、事実上倒産”
その○○社という出版社は、夢の月がとても好きなジャンル、その中でも特に範囲を絞った良質のお話を提供してくれる出版社でした。と、いうか……夢の月がとても好きなお話を書かれる作家さんの本が出ている出版社だったのです。最初、そうした出版社が出来た、という話を聞いたときに、すごい、と思いました。わたしの好きなジャンルの本は、かつてのブームは何処へやら……すっかり下火になってしまい、今では店頭で見かけることもほとんどなくなってしまった種類の本だったからです。風のうわさで、結構いい調子なのだと聞いたときには、他人事ながら、ほっ、として、とても嬉しかったのですが、結局そうした結果になってしまったということで――やはり、時流には勝てない、ということだったのでしょうか?
どんなものにも、流行はあり、廃れて、滅びていってしまうものがあるのは、自然の摂理です。ですから、わたしの好きなジャンルの本が消えていくのも仕方のないことかもしれません。ですが、滅びてしまう理由が何なのかは、知りたいと思います。派手ではないから? キャラクターへの思い入れがしにくいから? それとも……想像という名前の力が読者になくなってしまったからでしょうか? マンガや映画と比較した場合、小説の世界は……読者の想像力がより求められる世界です。そして、読者の想像力が枯渇していったときに、小説はどうなってしまうのでしょうか? 小説の世界でも、イラストなどが付属しているものがもてはやされ、お話ではなくイラストを見るためにその本を手にする読者も少なくないようです。イラストがないほうがいい、というのではありません……ただ、主役はどちらなのか? ということを忘れていると、取り返しのつかないことになってしまいそうで、それが怖いのです。
小説の世界は、とても魅力的なものです。その魅力を知っている一個人として、この事態をどうにか修正したいと思います。ですが、どうすればいいのか? というその具体的な方策が、いまのわたしにはありません。ただ、自分が好きな種類のお話を書いていくことしかできないのです。そして、いまのわたしには、その流れを変えるだけの力はないのです。そうした事実に対する絶望感と悔しさが、やりきれなくて――やり場のない怒りをわたしに覚えさせるのです。
”誰が悪いわけでもない、誰のせいでもない――でも、間違っている、このままではいけない、と思うのは、単なる個人の感傷にすぎないのでしょうか?”
追記 こんな内容は……本当は”きょうの神サマ”にそぐわないものかもしれません。でも、どうしても……何処かで、これを言いたかったのです。わたしの書いているお話が、そうした事態を打開できるとは思いません。ですが、ひとりでも多くの小説が好きな人が集まれば、なにかができるかもしれませんし、事態が変わるかもしれません。わたしは、それを信じたいと思います。
「良心の在り処2 〜たまには、いいことも〜」 〜2002年1月23日〜
ほとんど2年振りの更新になります。この期間、夢の月が「天誅ぅぅっ〜!!!」と叫びたくなるような事件がなかったのであれば、シアワセなのですが……世の中、そんなに甘くもなく、色々なことがありました。そして、つい先日のこと――あらまぁ、というようなことが起こりました。 よりにもよって年初も年初――やっと松の内が明けたかどうかというその日、夢の月は財布を落としたのです。
わたしは以前、財布をなくした挙句に、それを拾った輩に現金をすべて奪われる、という経験をしていました。その時に、今度からは絶対に忘れたりなくしたりしない財布にしよう、と、真っ赤なナイロン布製で、じゃらじゃらと音がするような太っといチェーン付きの財布を愛用していたのですが、この財布を初詣(?)に連れて行ってもらった友人宅近所の神社周辺で落としてしまいました。友人たちの助けを借りながら、一生懸命捜したにもかかわらず、わたしの財布は出てこなかったのです。
「やっぱり、今年(こそ)は謙虚に生きろ、って神サマの思し召しかな?」
とか思いつつ、警察に落し物届けが提出されていないか? とか、今日出かけた他の場所には落ちていないか? などとその近辺を回り尽くしたにも関わらず――新年早々ツイてなかった、とあきらめて自宅への帰路につきました(友人宅から自宅までは、高速道路で2時間ほどかかります)。
そして数日後――我が家に一本の電話が、掛かってきました。
「おい、○○(夢の月の本名)。きょう、福岡の宗像警察署とかいうところから電話が掛かってきたぞ! いったい何をやらかしたんじゃ?」
ほとんど子供の罪を確信したような物言いの父の言葉を聞いて、わたしは一瞬、
「ぇ?」
と、固まりました。
まさか、という思いがあったものの、とりあえず父から連絡先のメモを奪い取り、早速、宗像警察署に電話を入れてみると……なんと、わたしが落とした財布を巡回中の警察官の方が拾って下さり、保管して頂いている、とのこと。そのうえ、その財布はちゃんと自宅の方へと郵送して頂けるのだとか。
丁重にお礼を申し上げてから、財布を郵送してもらうことにしたのですが、普通であれば面倒きわまりないはずの手続きを、イヤな顔ひとつされず(電話での対応でしたが……)して頂き、結果無事わたしの財布は、わたしの手許に戻ってきたのです……同じ警察でも、なんという違いでしょう? かたや財布の中身を盗んだ輩を捕まえて(そのための手続きだけでもして)欲しいと願った県民に対して、「公務執行妨害で逮捕するぞ!?」と脅しを掛けてきた広○県警本部、かたや他県の人間のろくに中身も入っていないような(けれど大切な)財布をきちんと届けてくれた福岡県警宗像警察署――この一件で、わたしの中で警察に対する偏見(?)は、かなり払拭されました――でも、でもね……”あれだけきちんとした対応ができる福岡県警宗像警察署のような立派な警察組織があるというのに、広○県警は、いったい何をしとるんじゃ!? おんなじ警察じゃけぇ――それだけの理由で、あんなに立派なみなさままでが、横暴な官憲だと思われかねんのど!!? あの方々の爪の垢でも頂戴して、しっかり煎じて飲みやがれ!!! 天誅!!!!!!”
追記 本当に今回の件では、福岡県警宗像警察署のみなさまのおかげで助かりました。また、寒風の中を、わたしと一緒になって財布を捜して頂いた友人諸氏にもお礼を申しあげたく思います。それにしても、本当にわたしは広○県警とは相性がわるいようで……ロクなめにあったことがありません。みなさんがみなさん、そんな人ではない、と理解しているつもりではあるのですが……。