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「なぜニューヨーク?」
ニューヨークは好きな都市のひとつだが、8年前の夏は予定以外のハプニングで滞在することになった。 私はニューヨーク到着後、翌日の便で中南米のドミニカ共和国に行く予定だった。出発時刻は12時30分である。私は翌日、空港に向かった。しかし、到着してみると私の乗る航空会社のカウンターの周りに乗客はいなく、係員もカウンターにいなかった。 「変なところ?」と私は思った。端のほうのカウンターに女子従業員が現れたので、私は持っているチケットを見せて、搭乗手続きをしようとした。すると、その中年女性はただでさえ大きい眼鏡の奥の目をいっぱいに開いて、 「この飛行機はもう行っちゃったわよ」と言った。私は信じられなかったので、首をひねった。「昨日の夜、飛んで行っちゃったわ。これは夜中の12時30分のことよ」と言われ、私ははじめて、 「えーっ?」と声を張り上げた。 航空会社の女性は私のリアクションに同情し、 「いいわ、次の便に乗れるようにしてあげる」と言って手配をはじめたが、すぐに眉間にしわをよせ、暗い顔になった。 「だめだわ。3日後まで全部、満席よ」と彼女は説明した。私はまた、 「えーっ?」と声をだし、どうしよう、と戸惑いはじめた。4日後の便が空いていたとしても、2日後には帰りの便に乗らなくてはいけない。私の頭の中は真っ白になった。 |
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来月掲載
つづく |
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来月掲載予定 |