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私には,小学校四年生になる女の子と小学校一年生の男の子がおります。中国語で好(ハオ)とは,子供が男の子と女の子が1人ずついる状態が好ましい事が語源との事です。傍から見ると確かに好ましい状況かもしれません。しかし私達夫婦には,傍には判らぬ悩みがあります。 それが何かと申しますと,私の下の男の子に障害が有る?と言う事です。?をつけたのは,彼の専門家からの判断がはっきりしないと言う事です。 初めて彼にこの様な診断が下されたのは1歳半検診の時でした。言葉が遅いとの事でした。確かにその時点で彼が話す言葉は殆ど有りませんでしたが,個人差も有るのでそれほど気にもしていませんでした。彼が2歳になった時保健所からその後の状態を伺う電話があり,精密診断を受けた結果 軽度の知的障害+自閉的傾向が有る事を診断されました。 丁度その頃 彼の得意な行動が見られ始めました。まず頑固なまでのこだわり。例えば新しい靴,服を着用する事の激しい抵抗。自分が座る自動車シートの場所がいつも同じでありたいというこだわり。汚れる事への拒絶。服が濡れる事に対する拒絶。それらがとても激しく,最初は何故か理由も判らず叱り付けていました。 診断を受けた直後正直言って大変なショックでした。診断を下した心理臨床師に投薬等で何とかならないのかと食って掛かると同時に涙が出てきました。当時の私には,自閉症というと映画レインマンでダスティ・ホフマンが演じた主人公のイメージしか有りませんでした。 自分の子供がまさかそんなだとは,到底受け入れられずに落ち込んでいました。彼がこの後どういう人生を過ごすのか,自分が死んだ後 1人で生きていけるだろうかと考えると夜も眠れない程の不安に襲われました。と同時に,公的機関に対して,診断をしてくれるのはいいのですが,その後どのように彼をフォローしていったらいいのか具体的なアドバイスを何所からも受けられない。結局腐った林檎を箱の中から選別しているにすぎないのではないかという怒りを感じました。 その後一年間は,様子見の状態で過ごしましたが,目に見える好転は見られませんでした。勿論その間にインターネットを中心にいろいろ情報を集めました。自閉症の症例が専門機関で発表されてからまだ20年程しか経っておらず,その原因 対策 治療法(一種の病気とした時)が確立されていないとの事です。また最近の調査では,彼の様な症状の人は軽度の人も含めると全体の5%程おり,その数値は年々上昇しているとの事です。 それから五年 彼は今普通小学校に通っております。なんとか健常者についていってくれています。通知表も予想していたより,かなり良かったと感じています。最近になり,気持ちの整理ができましたので,彼がこの五年間にたどった道筋をお話ししていきたいと考えます。
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