![]() ![]() |
|
| (古代導引図) 長沙馬王堆漢墓より出土した医学書の中に、二編の導引に関する著作があり、40余 種姿勢の導引図が発見されました。中国歴史上最古の導引図とされ、医療体育の萌 芽ともいわれています。 当時の導引は、「揺筋骨、動肢節、行気血」、すなわち各種関節病の痛みを治療する 作用を有していました。 |
上工治未病 下工治巳病 |
| 中国の古人曰く、「上工治未病 下工治巳病」。 高明な医者ほど疾病を治療するの |
| みならず、疾病の発生を予防する事を重視する、と言っています。例えば五禽戯で有 |
| 名な漢代の華佗は名医であると共に練功師でもあり、診療と同時に日々病人や体の |
| 弱い人に練功を指導していました。 |
有病能治 未病能防 |
| 鍼灸師も気を練る必要があります。治療に当たって気を活用できることは理想です |
| から、中国で生活していた折も、勉学の傍ら太極拳、太極剣、長拳などの鍛練を欠 |
| かしませんでした。患者さんも鍼灸だけに頼るのではなく、日頃から身体を鍛練し、 |
| 病気に罹りにくい体質をつくることはとても大切なことです。未病を治し病気を予防 |
| する練功をぜひお奨めします。太極拳であれ気功であれ、各々疾病を予防し慢性 |
| 病を治療する作用が有りますから楽しんで継続する事が肝要です。日々の鍛練に |
| より鍼灸の治療期間を短縮することもできます。 |
| 現代中国の新しい医療保健体操≪練功十八法≫ |
![]() |
首肩腰の痛みに 関節の痛みに 老化予防に 心の健康に 慢性病に 職業病に 練功十八法 |
![]() |
| 練功十八法は1970年代、医療と体育を結合し中国上海でつくられました。 |
| 中医師(中医学専門医)を中心に、古代の「導引」 「五禽戯」 「八段錦」など |
| の中国武術と中医学を統合整理し、臨床実践を経て、身体を鍛練し頚、肩、 |
| 腰、下肢の痛みを治療する為に創られた医療保健体操です。練功十八法 |
| は前編と後編に分かれ、各3組18の動作があります(計36動作)。各動作 |
| には特定の鍛練と適応症があり、この点が気功や太極拳など他の保健身 |
| 体鍛練法と異なるところです。 |
| 練功十八法の適応症 | |||
| 前編 | 第一組 | 頚肩痛の予防と治療 | 頚椎病 五十肩 肩関節周囲炎 落枕(寝違え)など |
| 第二組 | 腰背痛の予防と治療 | 坐骨神経痛 ギックリ腰 姿勢性腰痛 脊柱側弯 筋肉萎縮など |
|
| 第三組 | 臀部と下肢の痛みの 予防と治療 |
椎間板ヘルニア 梨状筋損傷 上殿皮神経損傷 腰痛の放射痛 |
|
| 後編 | 第四組 | 四肢関節痛の予防と 治療 |
各関節炎 慢性関節リウマチ 外傷性関節痛 変形性膝関節症 靭帯損傷など |
| 第五組 | 腱鞘炎の予防と治療 | 腱鞘炎 テニス肘など | |
| 第六組 | 神経、内臓器官の機 能不調の予防と治療 |
高血圧 動脈硬化 狭心症 胃腸機能の不調(食欲不振 消化不良 下痢 便秘 げっぷ等) 神経症(ノイローゼ)の諸症状 |
|
| 気至效至 |
| 中国では鍼灸や推拿治療は無論のこと、身体鍛練においても局部に得気が有ること |
| が必要とされています。この得気の有無によって治療効果は大きく左右されます。し |
| たがって練功十八法を行うに当たっても、病変部位或いは局部に得気感を得る事が |
| できるかどうかが良好な治療効果を生み出す鍵となります。 |
―――――――――――――――――――――――――――――
| 臨床データ(参考) |
| 練攻十八法の治療効果に関する臨床実験が中国で行われています。頚、肩、腰、下 肢痛の患者1361例を被験者に、毎日1〜2回 毎回30分 練功十八法を行っても らい、2〜4ヶ月後にその回復度を医者が検査したものです。 結果は、顕著な効果があったもの38.4% 有効59.8% 無効1.76% となって います。顕著な効果とは、疼痛消失、機能快復、職場復帰の状態。有効とは、疼痛軽 減、活動機能改善、軽労働可能な状態を指します。 |
『練功十八法』(上海科学技術出版社)日本語訳 無断転載は固くお断りいたします
翻訳 中醫針灸治療所
![]()
中医針灸治療所 中医針灸の適応症 中医針灸と中医学 中国留学 中医弁証問答 What's up ?