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全国人権連が総務省・文部科学省と交渉

            

総務省        文部科学省

総務省

麻生発言などで総務省を追及した写真。 全国人権連は6月23日、総務省と交渉。 麻生総務大臣の部落差別発言(別窓が開きます)と、福岡県の旧同和地区生活実態調査問題、兵庫県行政書士による戸籍謄本等不正入手問題の3点について、事実関係をただしました。 交渉には千本美登副議長、新井直樹事務局長と、関係の常任幹事ら6人が参加しました。

 麻生発言問題は、01年自民党総裁選挙中に、麻生氏が野中広務元幹事長を名指しして、「あんな部落出身者を日本の総理にはできないわなぁ」と露骨な部落差別発言をしたもの(講談社刊『差別と権力』)。 昨年(2004年)9月、人権連が麻生氏本人、関係者らに事実説明を申し入れていましたが、麻生氏側は無回答のままです。 この問題で総務省側は、「大臣個人の発言の問題」として、判断を回避しました。

 福岡の旧同和地区実態調査についても、総務省側は「統計法上の届け出で受理したもの。 事業継続の資料としての必要性は、地元で適正に判断されるべきだ」として、省としての判断を避けました。

 兵庫の戸籍謄本不正入手問題では、全国人権連は、「解同」の介入の排除と地方への指導を要請。 総務省側は「個人情報保護上、遺憾なことだ。 行政書士全国連合会に、事実に基づいて申し入れをおこなっている」と説明しました。

             

文部科学省

 全国人権連は同じく6月23日、文部科学省と交渉。 これは昨年11月の交渉で継続とした課題に関わっておこなわれたもの。文部科学省を追及する全国人権連の写真。 人権連からは千本副議長など8人が出席し、文部科学省側は宮田幸宏生涯学習政策局社会教育課長補佐、今泉柔剛生徒課長補佐ら6人が対応しました。

 申し入れ内容は、(1)同和教育の概念をめぐって、(2)人権教育に係わる調査検討会議の動向について、(3)児童生徒支援加配教員の今年度各都道府県別配置一覧の提示と、財源措置の見通し、(4)地方単独の公費支出による人権(同和)教育研究協議会等の事務局への教員派遣や、運営費補助の実態について・・・・・の4点。

 同和教育について文部科学省側は、「『人権教育・啓発に関する基本計画』にもとづき、同和問題の課題解決にむけておこなう教育」「文部科学省としては、同和教育という特別な概念や指針は、現在存在していない」と回答。 また児童生徒支援加配教員の各県数は、現在とりまとめ中だと述べました。 これに対し全国人権連側が、「かつて同和加配されていた府県に偏重しているのではないか」「もともとこの制度は、導入後に、毎年は一を見直して再検討するとしているが、これが反映されていないではないか」と具体的に追及。 文部科学省側は、「激変はできない」という返答に終始しました。

 その他、人権教育に係わる調査検討会議は、第2次のとりまとめを、今年10月を目途としておこなっていること、法人化された県同教への教職員派遣は、それぞれ各県での判断にゆだねていることなどを回答しました。

 文部科学省とは、派遣問題、三重県の弓矢教諭に対する「確認・糾弾」問題などを含め、今秋の話し合いで、さらに内容を詰めることとしています。

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