REPORT

諸星和己 CLUB G FESTIVAL

1999.8.12 青海:Zepp Tokyo 18:30〜

※勢いで書くので、勘違いもあるはずです。また、呼び方が省略気味になってますが、ご容赦ください。

懐中電灯でカクテル光線が作られバンドメンバーが登場する。ステージが明るくなった瞬間に、諸ちゃんは、DJスタイルで登場し、机に飛び乗り、ステージ前方へ飛び出してくる。最初からハイテンションで歌い、動き回る。
赤っぽいシャツに青地に赤いラメ糸が光るぴったりしたパンツをはいている。スタンドマイクには、白と赤の大判のシフォンスカーフをなびかせている。
着替えもアンコールもなく、ずっとこのスタイルで通した。

「エクスタシー」で始まり、「天使が天へ帰る日」。作った歌で3つの中に入る好きな曲「On My Way」。
MCを挟み、新曲(まだどこでも歌ってないという、ほんとの新曲)「Never Give Up」(恋の歌だったが、やはり今の心境を反映しているのだろう)。そして聞いたことがあるけどタイトルが分からない曲を歌った。
長い長いプレゼントコーナー(後述)のあと、最後といいながら2曲。1曲は最近クラブ廻りをしてはまっているというリミックスを取り入れ、ターンテーブルを回しながら歌った「ガラスの十代〜グラデュエーション」イントロにも「ガラスの十代」が入り、他にも「ルパン3世」は分かったけれど、ものすごいいろんな曲をリミックスした様子。1/8モデルのバイクのエンジン音を織り交ぜているのが、和己独特。面白かった。そしてラストは、(最初アレンジとリズムが変わっていて分からなかったけれど)すっかり「これがなくっちゃ」というステージソングになった「カウントダウン」。歌い終わるとあっさり「またあさって!」といって去っていく諸の後ろ姿に、友達は「またあさってがあるなんて」と感無量の様子。4年前までは、何日もコンサートが続くのが当たり前だったけれど、ここ数年はたった1日きりのチャンスで、しかも次がいつかわからない状態だから、終わってまたすぐ次があるなんてことは、ほんとに嬉しいことだ。しかも今日のは「フェスティバル」そしてあさっては、正真正銘の「ライブ」だ。野外だ。

そして帰りには、握手会のおまけ付き。2時間のステージを終え、どんなにか疲れているだろうに一人一人とアイコンタクトをして一言言葉を交わし、これぞTHE STAR SMILEといいたい極上の笑顔で握手をしっかりしてくれる諸ちゃんには、ファンの集い恒例となった行事とは言え、頭が下がる思いがする。しかも、瞳が尋常じゃないくらい輝いているんだよねぇ。 しかし、握手し終わるとどうして私は小走りになってしまうんだろう(笑)。そのつもりはないのに、なぜか走っちゃうんだよね。まあ、みんなもそうだと思うんだけどね。

トーク。

「今日は何日?」(12日〜っ!)一斉に始まるハッピーバースデイの歌。「ありがとう」と答える和己。流れ流されちゃって29歳になりました。(「私はニク」と古いギャグ[(c)樹生]をつぶやく私にすかさず「Meet Me」ですね、と答えてくれる隣のあなた。ありがとう。ごめんね、トーク見るの邪魔して。)ノストラダムスに騙されて、爆発すると思ってたから何にも用意しないで8月になってしまったというようなことを話していた。

8日のライブは最初からテンションが高くて、疲れちゃって尻餅ついちゃった。今でも痛いんだ。(えぇぇ?)というファンにほんとだよ。診断書見せようか、と取りに戻る振りをする。病院へ行き、看護婦さんに「昔ファンでした」と握手を求められ、そういう人多いんだよ・・・といいつつ、医者からお尻が痛いんだったらお尻を見せてと言われて、昔ファンだったという看護婦さんがいるから・・・と躊躇し、看護婦さんを外に出してもらい、ただの打ち身だから・・・という話をしてから、いっしょうけんめい「打ち身といえば」内海光司の名前を出してくる。照れまくった様子がなんともいえない。12時になったとたんお祝いの電話をかけてくる。「俺だよ俺。」「俺って誰だよ」「俺だよ」「わかんないよ」「光司だよ、光司」光司なんていわないでキノッピーといえばいいのに。とちゃかす。で、最初に言った言葉が何だと思います?「見たよ、フレンドパーク」(笑)「だめだよ、あんなの」「最近、宇多田ヒカルっているでしょう。」「いるねぇ」「俺も光なんだよ。内海光。俺の方が早いんだよ」大受けする観客。その後、ずっと自分の話を一人でしまくったという内海。和己はうれしかったのだろう、ほんとに。嬉しそうに話しをしている。それで、今日のライブに来いよと誘い、「どこかで見ているかもしれません」一斉に振り返る観客。「見たってわかんないよ、細いから。骨だけだから・・・」(いや、細いから、骨だけだからこそシルエットで分かるんだよ(笑)。)

今日ここに入るのは、ファンだけです。ファンクラブに入ってない人は出てってください。そして外でファンクラブに入って戻って来て下さい。マスコミは嫌いだから、今日はいません。フェスティバルというのはお祭り。お祭りだから、今日は今までのCLUG G、いろいろあったね。CLUG G BLUES、CLUB G LIVE、CLUG G PARTY。その集大成が今日です。

独立して・・・というマジな話を始めたとたん、笑い出す観客に気を取られた諸。反射的にチャックを確認する(笑)。ズボンの一個所が濡れているといわれ、慌ててボトルの水を全体にかけてごまかそうとする。それでも気になって、大判の黄色のタオル(馬の絵が描かれているが、えるめす?)を腰に巻きつけコギャルみたいと苦笑し、はずしてしまう。
そういえば、髪の毛をやおらゴムでしばり、観客の笑いを誘う。あまりに笑われ、はずそうとしてからまってしまい、慌てる。秋になったら髪を短く切るんだという。ブーイングが起きるが、「誰に何を言われてもいい。」短いのがいいっていう人も入るんだよ。でも、切ると「長い方がよかった」とか言うんだよ。(そういうもんよね、勝手よね。)

マジ話に戻り、独立して今まで、人のせいにして来た。強いところがあるから。圧力かけられたりしたから。でも「自分の信じた道を行く」と明言した和己。この言葉を聞いて、「吹っ切れたんだね」と感銘を受けていた。(そうだよ、諸ちゃん、頑張ってね。ここにいるみんなは、あなたを心から信じているんだから。その気持ちも信じてパワーにしてくれるといいなぁ。)
ライブをやっていきたいと語る諸。それが一番の願いです、私も。
そしてやるからには「何かをつかみたい」から・・という諸。ただ歌えればそれでいいというわけじゃなくて、高いところをめざして、その高いところへいくための道を探っているからこそ、苦難の道を歩いていくんだという決意のようなものを感じたけれど、悲壮感というものは不思議と感じなくて、すがすがしい顔をしていた。まさに吹っ切れたのかなぁ、一つ大人になったんだなぁという気がした。

恒例のプレゼントコーナーを進行したのは、グリーンのスーツにグリーンの帽子をかぶって場違いな雰囲気の男性。旅行代理店の上野さん。クラブってことで、そういう格好をしてきた。自前です。と語るまじめな口調に、もろちゃんは笑いが止まらない。「今回は」といってチケットの半券を入れた赤い透明のボックスを持ってきた上野さん。諸ちゃんは、「いつもといっしょじゃん。それにこのボックスもまえと同じだよ」と笑う。「29歳ということで、29人の人にプレゼントを」ということで29人の名前が呼ばれ(一人「山本」さんという人がいたため、「山本淳一さん」という声が上がり歓声。ほんとにきてたらいいのにね。ギターの女性も名前を呼ばれていた。事前にプレゼントを見て「欲しいなぁ」とでも言ったんだろうか。)、壇上に上がり特製の番号札(わざわざ、こんなもんを用意したんかい/苦笑)をつけ、半円形にならばされる。それを見て諸は「アサヤン」みたい。
上野さん、やおら「ではここでオーディションをやります。」諸を先生に踊りの振り付けが始まる。
左に3歩&手拍子、右に3歩&手拍子(繰り返し)。両手を肩、上、肩、下(繰り返し)。そして隣の友達の予想通り、コマネチっ!で落ちとなり、中断。
しかし、それでどうも審査は終わった模様で上野さんから賞の発表が行われる。新人賞、最優秀新人賞、特別功労賞、金の鳩賞、最優秀金の鳩賞。衣装、欽ちゃんの仮装大賞。勝手な賞を名づけ、プレゼントが手渡されていく。なぜか「コンサートで会おう!」のLDだの、マッチのLPだのってのもあった。
衣装あり、パネルあり、会報に使われた直筆の手紙や書道あり、各大賞には賞状まで用意される念の入れ方。細かいくせに始末に困ったのがディナーショウでサンタ諸星が使った巨大バケツ(しかも底が抜けている)。あんな大きな物だから当然のことだと思うけれど断る受賞者。では、中に入って下さいといわれ、素直に入る彼女。代わりに上野さんの帽子をもらうことになったのだが、次に出てきた時にちゃんと上野さんは帽子をかぶっていた。彼女は何かもらえたのでしょうか。マジで心配です。巨大パネルの時には、「袋を」といい東京都指定のゴミ袋を手渡す。途中で捨てたくなった時のために・・・とか言ってるけど、どこまでが用意されたギャグなのか、分からないのが上野さんの面白さだった。結局、後で送ってくれることになったのでほっとした。
何の賞だったか忘れたけれど、諸がクラブ通いの日々に愛用していて、生写真にも写っているという黒のロングダウンコートが出てきた時に、諸は必死で抵抗する。気にいってる模様。でも結局あげることに。暖かいですよ、僕のぬくもりを感じて下さい。って。これだけは、私もうらやましかったですねぇ。良さそうなんだもん、ほんとに。ベルサーチの紙袋を渡す上野さんに「いやですねぇ」と苦笑する諸。最後の人にはプレゼントがもうなくなってしまったといって、椅子に座らせ、(諸ちゃんが彼女の荷物を椅子まで持ってきたのにを見たら、微笑ましくて笑ってしまった。)「これからここでステージを見て下さい」という上野さん。スタンドマイクを横に立てて、歌う準備に入る諸だったが、しかしどうもぎこちない。とうとう「やりにくいから」と勘弁してよモードに入り、彼女は帰っていった。この辺、どういう段取りだったのだろうかと首をかしげてしまうのだが、せめて一曲バラードでも歌ってあげればいいのにねぇ。と思うのは甘いのだろうか。すでに椅子が出た段階で、プレゼントに外れて長時間その授与式を見せつづけられたファンたちからブーイングがそこここに湧き起こっていたし、だめですかねぇ。

来年のために30個のプレゼントを用意しなくちゃいけないから、いろいろ頑張らないといけないと語る諸ちゃん。
プレゼントするものって、諸ちゃんの活動の結果残してきたものばかりなんだもんね。私にはその結果を見せてもらうことを期待するばかりの、ほんとにふがいないファンだけれど、その成果の素晴らしさに接するたびに、その間の不安とか弱気が吹っ飛ぶくらいの衝撃というか、喜びと感動を味わえる。今日も、登場の瞬間、歌い出した瞬間から、自制の効かない衝動というか駆け出したくなるくらいのパワーが心の底から湧いて来て「キャァァ」という声が止められなかった。1年ぶりの諸ちゃんのライブ。ステージの上で歌う諸星和己は、やっぱり素晴らしい。ボキャブラリーがなくて褒め称える言葉を私は他に知らないけれど、どんなに口で説明したって見たことない人には伝えられない。(あれこれ言う輩がいるならどうこういう前に、一度見に来いっ!って言いたいけど、いきなり見たら、客席とステージの緊密感におびえるかもしれない。/笑)
顎から汗を滴らせて、挑みかかるような姿勢で、でも満面の笑顔で、射るような、それでいて優しい視線を客席にまるでサーチライトのように走らせる彼。この笑顔と、そしてあの独特な艶のある伸びのいい歌声。高音の照り、低音の優しい甘い声(好きだぁぁ!)。絶唱する瞳を閉じた顔。伸び切ってぼさぼさといってもいい黄金の髪が汗を飛び散らせながら振り乱される自然な動作。歌っている彼を見ると、「諸星和己」という存在があるべき場所はステージの上だということを再確認する思いがする。まさに「水を得た魚」だ。

歌手は命ある限り、いつまでも歌っていられるものではあるのだろうけれど、いまだからできること、今しか歌えない曲もあるだろう。だからこそ、もっともっと彼にステージの上で歌うチャンスがたくさん巡ってくるような日々が来ることを私は願ってやまない。


内海光司が2階席で鑑賞。暗くなってから入ってきたのだが、あの独得のシルエットで、速攻わかった。帽子、シャツを羽織り、薄い色(ベージュ?)のチノパン。インナーは恐らくTシャツ。長い足を折り曲げて座席に深く腰掛け、時折座る場所を変えている様子が彼らしい。足を組んだり、前の席に足を乗せたりあぐらを組んだり・・落ち着かない。

1999.8.12

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