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長々と説明していますので、樹生の発言パートへはこちらからどうぞ。
楽しみにしていた『共犯者』初日。10時50分から始まる初回上映に続いて、出演者と監督の舞台挨拶が行われるということで、約2年ぶりに樹生の顔を見にいくんだとワクワク、そわそわ。天下のキョンキョン様が登場するということで、いったいどれくらいの人が舞台挨拶に行くものだろうか。何時から並べば中へは入れるものだろうか・・ということが、前日まで頭の中、ぐるぐるしていました。徹夜・・という案はすばやく却下して、結局9時ごろに出向くことに。
曇天の中、9時ごろから劇場前に並んで9時半には劇場に入れてもらい、8列目をゲットできました。案外こないもんなんだなと拍子抜けしてしまいました。それでも、初回上映が始まる頃には約9割の席が埋まり、舞台挨拶時には次回上映を見ようという人たちも含めて立ち見の人もたくさんいました。びっしり埋まった客席を見て安心。
客席は樹生目当てと思われる女性たち、そして年齢も様々な小泉さん目当ての男性たちがそれを若干上回るか?という感じで、あと少々のカップルとなぜか、かなりラフなスタイルのオジサンたちがちらほら。普通なら後ろから埋まる映画館の客席は、挨拶があるため前から順番に埋まっていきました。スポーツ紙には800人とありました。
驚いたのは映画が終わってから舞台挨拶が始まるまでの数分の間に、男性たちが次々と大型の望遠レンズをつけた本格的なカメラを取り出してセットし始めたこと。カメラ小僧のなれの果て・・・・って感じです。こんなの直に見たことなかったからびっくりしました。前の方の人たちがカメラを構えると、舞台が見えないので少々迷惑でしたけど、愛情感じるのでまあいいやと思っていましたけど。
一方女性たちは小型のオートマチックカメラで、格段の差がつくというもんです。頼むから樹生も写してこっちへお寄越し!と心の中でつぶやきつつ・・(笑)。
舞台上には一本マイクスタンドが用意され、アナウンスで「出演者が遅れているのでそのままお待ちください」と案内され、10数分待たされたのち、司会役の女性が登場。いよいよ、舞台挨拶のスタートです。
名前が読み上げられ、竹中直人、小泉今日子、内田裕也、そして我らが大沢樹生、そして監督・きうちかずひろが舞台右手から続々と姿を現し客席からは歓声と共に拍手が沸き起こりました。
スポーツ紙に写真が載りましたのでご存知と思いますが、竹中さんは黒のスーツ姿、小泉さんは銀色のシンプルなノースリーブワンピースで髪型はラフなアップで小さな髪留めがきらきらと光っていました。ワンピースの後ろには紺色の長いリボンが結ばれていて印象的でした。
裕也さんは映画と同じ金髪を後ろでしばって長く垂らし、黒のダブルのスーツをどっしりと着こなし、黒地に模様の入った幅広のネクタイを白のドレスシャツにキリリと締めて、ゴーグルタイプのサングラスをしていました。
樹生は、薄手の黒のデザインスーツ。銀色の丸いボタンが4つ一列に並び、細身のパンツがスタイルの良さを引き立てています。インナーは胸のあたりに黒い柄が入っているように見える朱色のTシャツでした。髪の毛は脱色して金髪にした時のなごりが残っているような薄い黄土色のようにみえる短髪で多少逆立っているような感じ。すっきりとした表情でした。
あとでいっしょに見た友人と話しをしたのですが、「樹生ってどんどんすっきりした顔になってくるよね。濃い顔って言われてたけど、そういう感じじゃないよね。なんか優しい顔になったし。表情が柔らかいし。」って感じです。映画でのヤンガー・ギリヤークと同一人物とは思えない(映画ご覧になると、分かっていただけると思います。全然違う表情しています。)まったく素の樹生の姿がこれなんだなと思います。
初めて見たきうち監督は緑色の迷彩のジャンバーを羽織っていました(ちゃんとチェックしなかったので他は覚えていません)。黒髪を束ねている髪型は裕也さんと同じ。
この5人が一人ずつマイクの前に立ち、挨拶をした後司会者からの数々の質問に答えるというスタイルで進行されました。
竹中さんは、映画のイメージを完全に払拭するにこにこと物静かなおじさまでした。ちょっと恥ずかしそうなそして誠実な話し方。映画が竹中さんが学生時代(多摩美)を過ごした八王子で撮影されたこと、そして当時いきつけのおいしいカレー屋へ小泉さんと食べに行ったこと、最初に「カルロス」でいっしょにやったときからきうち監督の映画の世界が好きで、またいっしょにやりたいと思っていたんだけれど、「鉄と鉛」にワンシーン出演した時、きうち組の雰囲気に触れてまたやりたくなって、監督に持ち掛け、この企画が実現に至ったこと。監督は普通女優を使わないのだけれど、この話には女性が必要だったこと。でも監督は女優探しが苦手というか慣れてないので、竹中さんみずからが決めて、小泉さんに出演を依頼したこと。日本の女優さんは重い人が多くて人選に困っていたところ、素顔で深夜テレビに出演していた小泉さんを見て決めたということなどを話してくれました。
小泉さんがマイクの前に立ち、「小泉今日子です」と第一声を放ったとたん、私は「生キョンキョンだぁ。顔小さい。声がテレビといっしょだぁ」と心の中でワーワー叫んでました。しゃべり方がこれまた映画とまったく違っていて、とっても力強く一言一言を繰り出してくる感じだったのですが、結構舞い上がっているらしく、「何を言っていいのか・・」と言いよどんでしまっているのがちょっと不思議でした。車を運転するシーンがあったけど、日頃から車が好きで運転しているので楽しかったこと、ひとりひとり違う色気のある男優がこの映画の見所だということ、聡美という女性は話が進むに連れてどんどん変わって行くんだけれども、そういう一瞬一瞬を特に女性に見て欲しいことなどを話してくれました。ちなみに、竹中さんと食べに行ったカレーはおいしかったそうです。要らぬお世話だけれど、樹生ちゃんもいっしょに連れていってあげて欲しかったです。
そして次が問題の裕也さん。翌日のスポニチに「裕也マジギレ」という記事が載りましたが、それがこのときのものです。マイクの前を素通りして裕也さんは、一旦舞台袖に引っ込んでしまいました。あれあれ?と思っていると、映画で着用していたヨージ・ヤマモトの黒革のロングコートをやおらはおり、かけていたゴーグルを首におろし、そしてなぜか折りたたんだ古新聞を手に戻ってきたのです。(このわけは後で・・・)登場した時、黒のスーツだったのはあとでコートを着て初めて映画の衣装になるための前振りだったんだなあとようやく気がついた次第です。この時点ですでに私は裕也マジックにかかっていたのかもしれません。
そして、独特の裕也節(?)所々英単語を交えてのお話が始まりました。(キョンキョンのことを「レディKOIZUMI」と呼ぶというところから想像してくださいませ) 「ダイオキシン・・」という映画から5年ぶりの映画出演だったこと。Vシネマや映画からいろいろお誘いはあったけれど、選んでこの映画に出演したこと。丸ノ内東映は、主演男優賞(キネマ旬報)の授賞式以来でとても思いで深い場所であること、竹中さんや小泉さんと共演していい作品ができたということ(あのぉ、裕也さん。もしや一人お忘れでは??^^;)、この作品のためにロスへ行って髪を染めてきたことなどを、少々夢見ごこちのような不思議な言葉で語ってくれました。
そこでいきなりキッと目を上げ、竹中さんを振り返ってから少々力強いことばで話し始めたのです。
「竹中くんは今日は二枚目で通しているので僕が変わりに話します。」といって新聞にあったように怒り出したのです。持っていた新聞は数日前のものでこの映画の評が載っているものでした。その評をやおら読み出したのです。「虚無的な主人公・・・新境地を開いた小泉今日子(ここで小泉を振り返り「小泉くん、やったな」と声をかけ、キョンキョンは小さくガッツポーズを決めてにっこり微笑んでいました。)・とここまではいいんだ。ここからだ!」
裕也さんの演じたギリヤークの扮装についての評価は「漫画ちっく」ということだったのです。最初持ち上げておいて、最後の締めに裕也さんを以って評価を落としてしまった映画評。読み終わった裕也さんは、手にしていた新聞を床に投げつけ、舞台前に陣取っていた記者たちに向かって「この前のときは(試写会のときのことだろう)アムロのお母さんのことがあったからしょうがないけど、今日はサッチーたちのけんかより、扱いが小さかったら新聞社に乗り込むからな!」会場、舞台上から沸き上がる拍手と歓声。野太い「裕也!」という掛け声。一気に会場全体が盛り上がったのです。
そして次が樹生ちゃんです。あの裕也さんの後では、さぞや出てきづらいだろうなと思っていましたが、さすが樹生です。裕也さんが投げ捨てた新聞を拾ったかと思うと、またそれを投げ捨て、丁寧に足で踏みつけてねじっておいてからマイクの前に立ちました。我々が声援を送ったことはいうまでもありません。
そんなパフォーマンスをする余裕がありながら、樹生ちゃんはものすごく焦ったような雰囲気で、裕也さんの直前のしゃべりに頭の中が真っ白になってしまっていたようでした。
彼のしゃべりはいつものことなんですが、早口で舌ったらずになりがちで(巻き舌で/笑)なんどもつかえながら、なんともいえないようなくるくる変わる表情と共に、いっしょうけんめいしゃべってくれました。
映画の撮影が「刺激的で、死にそうなくらい楽しかったです。今日も、刺激的で死にそうなくらい楽しいです。こんな舞台挨拶は初めてなんで(記者やカメラマンたちがたくさんいることなのか、客層のばらばらさかげんなのか、客席にものすごく立派なカメラがたくさんあってフラッシュが焚きつづけられていることなのか・・何をさして「初めて」といっているのかは不明ですが)、ものすごい緊張しています。」これだけのことを話すのに、ほんとに言葉に苦労しながらだったのですが、とうとう裕也さんを振り返り「今日は何を言ってもだめだぁ〜」と甘えたようにつぶやいていました。そんな樹生に、ステージトークでドツボにはまって困った挙げ句、晃に助けを求めるあっくんがダブって見えたのは私だけ・・なんでしょうか。 さすがに遠くて見えなかったですが、きっとぼうだの汗が顔中に流れていたことでしょう。
この映画で大沢さんの見せ場は?と聞かれて、「ガンアクションと死に様・・頭ドカーン!」「・・・・・?」(会場中、しばし沈黙。)我々としてはあのシーンのことか?と映画を思い出していたのと、いきなり樹生が両手を頭にして「ドッカーン!」と手振りをしたので、少々ギョっとしたというのが沈黙の理由だったですが、この無言の時間が余計に樹生を焦らせてしまったようで、「なぜ反応がないんだ?」と困惑している様子でした。自分のしゃべりで客席が困惑するのを見て余計に混乱していくという悪循環にはまった樹生の姿が、私にはまたしてもあっくんに重なってしまいました。光GENJIというグループの中にいるとお兄さんとして君臨することができていた樹生が、こういう圧倒的な個性の持ち主たちと同じ舞台に立つと立場が変わって、末っ子になってしまうんだなということが、いきなり分かってとても感慨深いものがありました。こんな樹生って、どこへいっても共演者やスタッフにかわいがられるだろうな・・なんて思って見ていました。
他の番組や新聞記事などと記憶が混乱していてはっきりしないのですが、撮影中は竹中さんたちと話をしなかったんだということも樹生が話したように思います。
次の質問は無口な殺し屋の役ですが、役作りはどんな風に?と聞かれて、「(こんな裕也さんなので)撮影中はびびって話ができなかったので、それがそのまんま役作りになったって感じです。」
裕也さんについては、裕也さんのライブを見に行ったことがあるんですけど、ライブでは「ロック」って感じなんだけど、いっしょに飲みに行ったら「ヘビメタ」だった。という分かりづらい説明をしてくれました。ヘビメタって人の形容に使う言葉だったのか・・・と思ったけど、やっぱり私にはよくわかんなかったです。結局どんな人だと思っているのでしょう(笑)。
最後が監督。とってもまじめに映画について語っていました。やっぱり監督の言葉が一番その映画についての真実の意図、理想の姿をわかりやすく伝えてくれる言葉だなと思いました。竹中さんが言ったように、きうちさんは女優が苦手、というか今までちゃんと描いてこなかったので、この作品では人間を描くことを一生懸命やったこと。この顔ぶれで映画を作ったので、この映画は出ている俳優さんそのものが見所であること。「カルロス3」を作るためにも、ぜひ友達にも勧めて多くの人に映画を見てもらいたいことなどなど。
最後に竹中さんがもう一度、映画を楽しんで見てくださいと語り、きうち監督の作品にまた出たいということ、そして共演者についてもまた共演したいことを述べたのですが、樹生についてはなぜか「大沢くんにもまた後ろからクッ!をやりたいし」という謎のメッセージを述べていました。竹中さん、いったい「後ろからクッ!」って何?友人にこの話をしたところ、「ああ、わかります。樹生ちゃんてそういう感じですよ」って納得してたんですけど、私はまだわからないのですぅ(悲)。「ひざかっくん」のことでしょうか?(笑)「ものすごい顔ぶれで、撮影現場でもものすごく緊張していた樹生ちゃんを見て、もっとリラックスさせてあげて共演したいってことなんじゃないですか?」と説明してもらって、ようやく納得できたんですけど、そういうことなんでしょうか?>竹中さん。だとしたら、ぜひぜひ今度は、竹中さんの相棒としていっしょにハードな映画を作ってみせてください。そのためにも私はもう何回か映画を見に行きますとも!
こうして舞台挨拶は終わりましたが、最後に出演者にひとりひとり花束が贈呈された後、5人が舞台中央に集まっての記念撮影タイムがありました。プロカメラマンたちがわっとかけよったため、このとき案外客席からは5人の姿が見えなくなってしまったりもしました。カメラ小僧たちがやおら立ち上がって自席から撮影し始めたせいでもありますが(おいおい^^;)。
そして花束を手に手を振りながら樹生は袖に引っ込んでいきました。
最後に私からの映画ヒット祈願。
暴力的だったり、血が流れたり、アクションシーンが多かったりとある点では女性にはなかなか勧めにくい映画のような気もしますが、キョンキョンも言っていたように、女性が見ても共感できる、理解できる部分のある面白い映画だと思います。最近漫画を原作とする邦画(実写)が流行しています。「共犯者」は正確には漫画原作の映画ではありませんが、監督が漫画家ということなので漫画の作りにどこか通じるところのある映画だと思います。特に映像の切り取り方が、漫画の構図、漫画のコマ割を感じさせるところを持っているように感じました。ということで、そういう観点で邦画を楽しんでいる若い世代に支持してもらえそうな予感があります。これだけ数多くのマスコミで取り上げてもらう邦画は数が少ないと思います。CMも流していて東映としても力を入れているわけですし、マスコミも期待している「共犯者」のヒットを私も心から願っています。 ただできれば、大沢樹生もくわえて竹中・小泉VS内田・大沢という図式でこの映画を売り出していただきたかったなぁというのが樹生ファンとしての正直な感想であったりもします。まあ、映画を実際に見てみると竹中・小泉VS内田という図式にした意図も分かるのですが・・。この辺のことは改めて映画の感想としてまとめてみたいと思います。
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