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「共犯者」レポ 滅法ネタバレまだ映画を見てない人は、このページから即刻退去してください |
まずはあら探し(^^;) |
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変なところ、その1 変なところ、その2 私って、意地悪になるととことんあら探しに走るんだけど、この映画って、あまり粗がないのよね。いろいろ考えたんだけど、これっくらいしか思い付きませんでした。単純ゆえに、粗も少ない。
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「共犯者」は、実はコメディか? |
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血と暴力の映画とはいっても、全編緊張がみなぎってるわけじゃない。笑えるシーンも、そう多くはないにしてもちゃんとあるのだ。狙って作ってるでしょ?って感じ。 全部キョンキョンがらみなんだけどね、私が笑い転げそうになったのは。 裕也さんが初日の挨拶で「マジギレ」していた新聞の批評にもあったけど、確かに人物造形も漫画チックではあるのよね。現実離れしてるっていうのでしょうか。金髪のロングヘアにゴーグルサングラス。絵としては、かっこいいんだけど、実写でそこだけ見ると、笑っちゃってもしょうがないかも。映画の中で見る分には、流れというか雰囲気から逸脱してないから、笑わないで見てるけど。(映画の中でも、最初に二人を見た「若」だって、丁寧に接しているけど、「ギリヤーク兄弟ってお聞きしてたんですけど、日本人なんですね」っていう表情になんか、苦笑してる感じがしたのは、私の気のせい?)
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ヤンガー・ギリヤークサイド・ストーリー |
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樹生演じるヤンガー・ギリヤークのストーリーを簡単に書いておこう。 この映画におけるヤンガー・ギリヤークのストーリーは、滅法短い。正味25分だ。映画のちょうど中央部分だけが、ヤンガーの活躍する場だ。 ヤンガーは、山城会に雇われて外国から東京に飛行機でやってくる。まずはクライアントの説明を受けるため、事務所を訪問する。兄が一人で交渉の場に臨む。クライアントは、阿呆なことに兄弟の実力を疑い、テストを仕掛ける。ヤンガーは廊下で待つクライアントの部下に、鮮やかな手並みで仕込み銃の威力を見せ付け、一言もしゃべらなくとも威圧し、びびらせる。一方、兄は滑らかな舌と、圧倒的な殺傷能力を見せ付ける。
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色へのこだわり |
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きうち監督は、ものすごく色にこだわって映像を作ってる人だと思う。全編の差し色になっているのは、「赤」。ブラジルの夕日のような真っ赤な太陽の色。
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聡美の行動理由 |
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いっしょに見た友達が「聡美が普通の主婦だって思ってたから、夫の暴力を受けてるっていう設定は分かりづらかった・・」と言ってたので、徹底的に聡美がなぜカルロスの共犯者になったか・・というところを考えた。 私は、あまり暴力映画って好きじゃない。暴力で何かを解決しよう・・という発送そのものがあまり好きじゃないからかもしれない。そういう意味で、この映画は樹生が出演してなかったら見ていなかった映画に違いない。でも、今ではその点を外しても、この映画見て良かったと思ってる。こんな素敵なキョンキョンの芝居を見たから。ものすごいお釣をもらった気分だ。
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なぜ、主役は3人か? |
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事前の情報でどうしても納得できなかったのは、なぜ主役が3人なのか? しかし、映画を見てこの疑念はすっきり晴れた。 しかし、本当のことを言えば私は、プロの殺し屋であるギリヤークには、復讐の意味合いを持たせる必要性を感じない。カルロスの共犯者である聡美を動かすためには、仲間を殺されたという事実を作る必要はあるだろう。しかし、ヤンガーは殺さないで、最後の決闘を2対2でやればよかったのに。せめてキョンキョンと銃撃戦をして、カルロスに殺されるというような結末がよかった・・・と思わずにはいられない。樹生ファンの自分勝手でシナリオ無視の、せんない嘆きではあるが。
カルロスと聡美は、健二と晶夫を失ったことで、金の問題ではない闘いに挑む。そして、ギリヤークは弟を失ったことで、次なる闘いに挑む。 腹部を撃たれ命ギリギリのところで逃げ出したカルロスは、山城組長に電話する。8年前の事件によって、怒りに駆られたカルロスの恐ろしさが身に染みているので、組長たちは必死で金で彼をなだめようとする。挙げ句の果てには「部下の暴走だ」とギリヤークの一人相撲だとでっちあげる。 とうとう組への殴り込みか!と思うと、違うのだ。ここがこの映画のストーリーのすごいところなのだが、こうしてカルロスと話している組長たちを、ギリヤークは「話が違う」と一気に殺してしまうのだ。 更に言うならこの映画の最後の闘いは、カルロスの共犯者である聡美すら必要とはしない。銃については素人、しかも殺すということに関して素人の聡美は、ギリヤークがいうようにプロの相手にはなり得ない。聡美はあっけなく自由を奪われ、ギリヤークの息吹によって、音もなく殺される。
カルロスその他の登場人物に付いては、また別の機会に書きます。まだ語り足りないの(笑)。大事な見所、まだ書いてないので・・・樹生のカッコ良さは、まあ語らずとも想像できると思うんですけど(テヘ)。 |
1999.4.14 |