REPORT

「ラスチャン」

98.10.12-15(テレビ朝日)諸星和己

●1998.10.12 深夜

今夜は「らすちゃん」放映開始ですね。

ラスチャン ヒロミと大竹まことが説教 世間の人達からのクレームに対しゲストが言い訳する番組』
今日のお題は「お前まだアイドルだと思ってねーか」。
「お前ラストチャンスだよ」「こいつ馬鹿なんだ」(byヒロミ)
(ヒ)「蹴るし髪の毛引っ張るし、ろくなもんじゃねえ。ファン大事にしろよ、おまえ」(諸)「うざったいんだもん、だって」
というようにヒロミだから許される数々の暴言。友達ならではの暖かい言葉の暴力だ。ヒロミの暴言を余裕ぶっこきながらひらりひらりかわし、かんらかんらと笑って答える諸星様が頼もしい。
(ヒ)「ファンにいろいろ世話になってんだろ?」(諸)「札束とか時計とか」(大竹)「すごい時代だったね」普段毒舌の大竹まことらしからぬお言葉だ。さすがの諸星様を前にすると、大竹まことも形無しってわけだな。参ったか、このやろう(失礼)。見ていてファンとしては暴走したくなる余勢を諸星様から感じる。
ゆかいな諸星語録も紹介。「前世はチャウチャウ。」チャウチャウってところに時代を感じる。今だったらこの種類は出てこないだろ。
そして最後は、(ヒ)「お前はまだアイドルねらってるな」思わずうなずく諸星。(諸)「元の自分に戻るのは難しいですね」(ヒ)「今日はこのくらいにしといてやる」内海さんの言い草のようだ。
結局ラストチャンスといいながら、世間の人の苦言を見事にひっくりかえして「アイドルかーくん」健在なりと示してくれたわけだな。うむうむ。それになにより、光GENJIの数々の輝かしい記録の一端を改めて紹介してくれた功績も大きい。あのレコード業界冬枯れの時代に、シングル売り上げ記録を樹立したアイドルナンバー1の光GENJIのすごさを思い知ったか、深夜族の諸君。紹介はされなかったが記録の最後にコンサート回数が書かれていたことがうれしい。いい番組じゃん。心配して損した。
先週の梅宮アンナだって、結局肯定されちゃっていたし、この番組って結局いい番組なんじゃない?ゲストにとって。


●1998.10.13 深夜

今夜のお題は、「お前、芸能界に友達いるのか?」
いかに諸ちゃんが「甘え上手」か。そんなこたあわかってるんだけど、改めてヒロミや、そしてエレベータの中という短時間のうちに篭絡されたという大竹まことの口からその様を聞くと、照れるなあ(お前が照れてどうする[笑])。「うまいこと人の中に土足ではいってくる」とは、まさに嫉妬交じりの口調だな>ヒロミ(不敵微笑)。
ワールドカップ落選で騒がれているカズといっしょに野球観戦の妙技(いやあ、メディアに映るという技よ)を暴かれ(いやあ、諸ちゃんが写ってたような気がして落ち着かなかった、あの日のスポーツニュースだったんだけど、ほんとだったと分かって落ち着いた。他にもこういうのあったなあ、取材されるタレントの後ろを横切っていく諸ちゃんの姿を一瞬だけ見た映像・・・)、私物の携帯電話で登録してあるタレントを調べられ、今、一番旬の藤原紀香が最初に出てきて、本気で羨ましがられる諸ちゃんが、なんか自慢!!って感じ(不敵大笑)。
やられたらやりかえすのが、男の友情。ヒロミは、この後矢継ぎばやの攻撃に出る。オレンジ共済(ちと、古い話題だが)との関連をチクチクと突き、あげくの果てに「大沢くんとは連絡とってんの?」「山本くんとは?」とは、ヒロミも(私の)痛いところ突いてくれるなあ。「とってないっすね」と答えた諸ちゃんの答えは、一般受けする図式を一瞬の内に見抜いてついた、諸星超一流の嘘に違いない(若干妄想モード)。
いじめたあげく、持ち上げるのがこの番組ではあるけれど、具体的な話はたけしさんとご飯をよく食べてるという話だけで、結局、ジムが芸能人の溜まり場なのに大竹まことはあぶれているという話題にすり替わってしまい、なぜかヒロミが「こいつは芸能人に友達いないです」と締めくくったが、かなり解せない結論だ。
始まる前からこの話題は、諸ちゃんの一人勝ちだろうと思っていた割には、昨日が少し甘かったと反省(?)してヒロミも精一杯頑張ったというところだろうか。だって、諸ちゃんのテレビのお仕事見てると、和田アキ子、ビートたけし、タモリ、堺正章、とんねるず・・・といった、交友関係があぶり出しのように見えるんだもん(苦笑)。それに、ほんとの結論は、最初にヒロミが言ってたしっ。
昨日と同じ衣装でした。透かしが入った白いシャツ、ひざの破れた洗いざらしのジーンズ、クロムハーツのクロス。さわやかだねえ、相変わらず。(嬉しい!)一時のように、全身茶色、全身ゴルフウェア、全身サチベルという時代は過ぎたってことね(ウットリ)。


●1998.10.14 深夜

お題は「女性を物として扱ってねーか?」
(ヒロミ)「好きな女のタイプは?」(諸)「しまってるの」おいおい、そう来たか。昔は「病気っぽいの」とか言ってなかったっけ? つまらなくなったヒロミはさっそく武器を取り出す。芸能界の女性関係の噂というフリップだ。ヒロミは「知ってるぜ」って感じなんで、さすがの諸ちゃんも焦る。諸ちゃんは、「おじき」と呼んで味方にしようとするが、大竹も好奇心には勝てない。
噂というのが、具体的な名前じゃなくて、異常な状況下の数々。「滑走路で」という説は否定せず、動作付きで説明し、ローラースケートネタは、否定した上で笑いへ持っていこうとする。が、ヒロミに「下品だな」と一刀両断される。「おじき」大竹が「下品な上にサービス精神が旺盛すぎる。そこまでしゃべれっていってないよ」とつぶやく。そうなんだよ、諸ちゃん、あなたのサービス精神についてはよーく分かってるつもりだ。盛り上げるためなら多少の嘘もつく人なんだって。最初はほんとのことでも、だんだんエスカレートしていくうちに、真実と嘘の境を簡単に越えてしまうストーリーテラーだってこと。知ってるんだけど、下ネタはやめようよ。
そして、元々下品な(失礼。でもほんとだよ。あっくん、助けてぇ。諸ちゃんを叱ってくれぇ。コンサートMCでなら、「内輪ネタ」として多少の下品さもオーノーポーズで回避できるわたしの心臓も、真実の諸ちゃんのアーティストとしての姿を知らない一般大衆の目に、テレビ電波を通してこの下品さが伝わるのかと思うと、イメージダウンを心配せずにはいられない。)諸ちゃんは、暴走。 今回は詳しくレポートする気にもなれない。明日のスポーツ新聞の見出しは決まったね(嘘)。「諸星、タイタニックを超えた」タイトルはともかく、○スポ記者たち、働き出すんじゃないでしょうね(心底心配)。
最後にはさすがに司会者二人もフリップで殴り付けて止めてくれた。そしてコマーシャル明けに「ほんとは下ネタ、好きじゃないんですよ、あんまり」なんて言いつくろってはみたものの、もう間に合わないよ、諸ちゃん(ため息)。
「そういうキャラで売ってきたくないんですよね」って言ってたけど、ファンだってそう思ってんだ!!「歌で勝負」っていうのが合い言葉だって、心の底から信じてるわ。信じるものを救ってください(お願い、神様)。


●1998.10.15 深夜

今夜の「ラスチャン」お題は「お前これからどうしたいんだ!!」
すばらしかったので、今日はきっちり起こすことにします(まじめモードバリバリっ)。ヒロミ「デビューのきっかけは?」
諸星 「家出ですね」
ヒロミ「お前もう少しまともな話しようと思ったのに、それもまともじゃねえ」
大竹 「なんで家出なの、どうして家出したの?」心配そう。
諸星 「13ぐらいですかね」
大竹 「13て、中学生か?それじゃぁお前小卒じゃねえか」すごい驚いてる。
諸星 「小卒ですね」
大竹 「こいつすげー。田中角栄といっしょだぜ」
世間の声「いったい何がやりたいんか、よくわからないってとこありますね」
 同 「とりあえず将来ローラースケートの先生とかやった方がいいんじゃありません?それ頑張ってください」
諸星 「おまえら自分達のこと考えろっていうの、ねえ」
ヒロミ「世の中的にはそういうことをね。お前はどうなるんだこれから。将来どうするんだ。ね。」
大竹 「時代を築いたからな。それからどうするんだっての、あるわな」
ヒロミ「こいつは芸能界でディナーショウだとかね、海外に行くツアーとかでね、金集めちゃってるからね。」
大竹 「儲かってんだ」
ヒロミ「かーくんグッズとかあるんだろ」皮肉っぽい感じ。
諸星 「持ってきてないですけど、こういう奴(ペンダント)とか、こういう奴とか(指輪)ね。シルバー。」
ヒロミ「バリバリあるじゃん。もう少し、センスのいいもん作ろう。一辺俺に相談してみ。」
諸星 「いいじゃん。シルバー流行ってんだもん」甘えた口調。
ヒロミ「お前はセンスがねえな。お前なんかセンス磨かないとな。どっかずれてんだこいつ。」半ばやけくそ。
大竹 「どこが悪いの?」マジに聞いてる。別にそんなに悪くないって>ヒロミ。
ヒロミ「随分(大竹さん)好きになっちゃってるな、諸星を」
ヒロミ「一応諸星の活動ってこと(フリップ)最近の」ライブやディナーショウなど、おれたちおなじみのお仕事の数々がずらりと並ぶフリップの説明が続く。とヒロミは、フリップに載っていないアイテムを思い出した。
ヒロミ「お前いんちきな商売やってんな」と海外にツアーする話をこねくり回す。
ヒロミ「若いうちにがーっといっちゃうと、この後ほんとどうすんの?どうしたいの?なんかあるわけ?自分で。それはあるわな。」
諸星 「ま、好きに生きたいなと思ってますけど。一番やりたいのはやっぱり歌をやりたいですね」まじめな顔できっぱり。
ヒロミ「バンドやりたいの?」
諸星 「バンドってあれはないですけど。歌で世の中の人にメッセージを伝えていきたいなと。」ここもまじめ。
ヒロミ「お前バカ、お前のメッセージなんて聞きたくねえよ」怒ってんじゃなくて、すねてる感じ。
諸星 「とりあえず、いいじゃないですか(笑)」
ヒロミ「作詞とかもしてんの、作曲も。」まじめに尋ねる。
諸星 「やってます。もちろん。作詞作曲。自分の歌でっていうのにはこだわらないですけど、できればその方が自分らしさが出るかなと。今までが、アイドルっていわれて自分じゃない感じがどっか出てるじゃないですか。こんどは自分をこう出していきたい。」ここでCM。

ヒロミ「とりあえず一週間、諸星と話してきましたけど。どうですか?諸星」
大竹 「初めて話したけど。オトナだなこいつは。若いうちからいろんなことわかちゃってるよね」諸星、一言も語らず、表情を崩さずにじっと聞いている。
ヒロミ「諸星はいろんなオトナの人といっしょにいるから、ほんとの芸能界の。芸能界ってところも見てるし。」
大竹 「俺なんかぜんぜん見てないとこ、たくさん見てる。」
ヒロミ「こいつは事務所独立したりして、芸能界事務所出るといろいろたいへんじゃないですか。そういうのとりあえず乗り越えつつやってるから。こいつも相談とかいうけど、こればっかはしょうがないから。俺らはしょうがねえからというしかいいようがないから。頑張れよというしかないから。俺が仕事やるときには、出ればいいじゃんてもんでさ。」すっかり大竹に訴えるモード。少々泣きが入ってる。
大竹 「俺は分からないけど、ある意味こいつの持ってる無謀なとこあるじゃない?それは例えばすぐ業界入っちゃってずっとやってきちゃったものの持つ、豪快なとこがあるわけだよ。他の奴がなんか処世術たくさん使ってやってきたところをこいつは持ってないわけだから、それは逆な意味でラディカルでいいと思うよ。逆にね。」本気で認めてくれたんだ>大竹さん。
諸星 「でも実力の世界になっていくと思うんで、そしたら、アニキもおじきも困ったら俺にいってください(笑)」ここまでまじめだったのに、照れたのか、冗談ふかしてしまう。
ヒロミ「どんなに困ってもお前には頼まねえよ」苦々しげながらも、苦笑。
大竹 「俺はもしかしたら相談するかもしれない」と落とす。お約束でしょう。
諸星 「ハハハハ」

最後はどうしても落とさずにはいられない3人だったけど、昨日願ったように「一番やりたいのは歌」って言ってくれたし、ヒロミはなんとかして大竹さんに諸星のことを分かってもらいたいらしく、彼の人知れぬ苦労を熱く語り、大竹も誉めまくる。諸ちゃんの最後の偉そうな発言を世間の人はまた悪く取るかもしれないけど、それでも構わない。諸ちゃんのことを分かってる人はいるんだって分かったから。1時間かそこら話をすれば、きっと誰でも諸ちゃんの良さを分かってくれるんだろうな。だって普段文句ばっかり言ってる印象の大竹まことも、分かってくれたみたいだし。分かってくれたというか、見直してくれた感じだし、感銘を受けてるような印象だった。
結局4夜で「起承転結」だったから、昨日はあんなに落としておいたわけですね。昨日の最後の予告では「なぜもっとバラエティに出ないのか?」って話をするつもりだったみたいに見えたヒロミも、世間では気軽に(最初の馬鹿男のように)そういうかもしれないけど、そうじゃないんだ、諸星のほんとにやりたいことを分かってやってくれよ。ってことだったのだな。ありがとう、ヒロミ。そして、大竹まこともいい人だった。いい番組だった。視聴率高いといいんだけど、この番組。「歌聞きたいな」って思ってくれた人がいるといいなあ。どっかのプロデューサーさん、「どんなに困難があっても、こいつに歌、歌わせてやりたい。CD出したい。」って思ってくれてないかしら(超絶願望)。


UPDATE 1998.10.16