いつものことですが、大変お待たせしました。ミシェイルFEの続きです。
これは以前に企画した、もしミシェイルが素直に追放されていたら、ひょっとしてマルスの代りに主人公を勤め上げられるくらいのストーリーになるのではないかという思いつきを元に、本当にそれをゲーム化してしまったらどんな話になるかを、会話集全体を捏造することによって確かめてみようという、壮大かつアホな企画です。これまでの経緯は、FE雑談特選のミシェイルFEをご覧ください。
なお、この企画に当たっては、かわき茶亭さまの会話集をベースとして利用しています。構成が似ているのはそのせいです。変える必要を感じなかった箇所は全くそのまま利用しています。ただし、漢字の使用ポリシーは僕のそれに従って書き直してありますし、改行なども普通のブラウジング環境で見づらくない程度に直してあります。元のゲームにあわせると、あまりに改行や空白が多すぎて不自然だからです。また、画面の上下指定、会話の一時停止場所などは、そこまで捏造する必要はないでしょうから削除しました。
〜〜これまでのあらすじ〜〜
暗黒竜メディウスとドルーア帝国の復活により、アカネイア大陸は戦乱の黒雲に覆われた。
竜達の力は圧倒的で、大陸のほぼ全土を席巻した。
そんな中、かつては一時降伏論を唱えたために国外追放の身となったマケドニアの王子ミシェイルは、隠れていた辺境の国タリスから兵を挙げる。
雌伏の時は終わったのだ。各地に点在する反ドルーアの勢力を結集し、人類最後の決戦を挑む決意がミシェイルにはあった。
そしてオレルアンの王弟ハーディン、アリティアの王子マルス、アカネイアの王女ニーナ、そして妹ミネルバと合流を果たし、勢力は着実に強化されていった。ついにアカネイアの王都パレスの奪回に成功し、さらに進路を西に向けた。
死闘につぐ死闘の果て、ついにアリティアの奪回に成功した同盟軍。
彼らは、グルニア攻略に先立って、進路をラーマン神殿へと向けた。
ここには、賢者ガトーがミシェイルに求めたオーブの内のいくつかがある。
ミシェイルは、世界のナゾに触れようとしていた。
15章・マムクートプリンセス
■ ワールドマップ上
大賢者ガトーが求めた光と星のオーブを得るため、
ミシェイル達はカシミアの
ラーマン神殿をめざした。
そして、カシミア海峡で彼らを阻止せんとする
グルニア黒騎士団と、壮絶な戦いをくりひろげた。
だが世界最強を誇ったグルニア黒騎士団も、
今ではかつての栄光はなく
もろくもついえさった。
そしてラーマン…。
いにしえの秘宝がねむるという
このナーガの神殿で、また一つの物語が始まる…。
※ ここでは紋章1部と同様に星と光と大地のオーブが入手可能なのですが、いきなり3つは多いかもしれませんね。カシミア大橋のマップを復活させない以上、前のアリティア戦で大地のオーブを出しておくべきだったかもしれません。残る一つ、命のオーブの出現箇所はもう考えてあります。…バレバレですかね?
■ オープニング1
[ミシェイル]
…ここがラーマン神殿か。
話に聞けば、ここには恐ろしい力をもった
女神がいて、略奪する者は全て焼き殺されるというが…。
となると少数の精鋭で突入し、聖域の侵害を最小にすべきだな。
行くぞ!
しかしくれぐれも、必要以上に聖域を刺激しないように!
※ 大地のオーブは宝箱には入っていません。ある条件を満たすと入手できるようにします。
■ オープニング2
[ガーネフ]
チキよ…
はるか昔に滅び去った
偉大なるナーガ族の王女よ。
この神聖なるラーマンの
神殿をおかそうとする者は
お前の力をもって
全て焼きつくすのだ。
ふふ…
バヌトゥからはぐれたそなたを
メディウスの手から救いだしてやった恩を
決して忘れるでないぞ。
※ …え?メディウス、よくチキを手放しましたね。問答無用で即刻殺してもよさげなものですが。何か理由があった?
■ チキ初戦時
[チキ]
…だ…だめ…
わたしに…
…ちかよらないで…
■ チキ撃破時
[チキ]
おじいちゃま…
■ 会話(バヌトゥ→チキ)
[バヌトゥ]
おお!!
チキよ、探しておったぞ。
ガーネフに術をかけられておるのじゃな…。
さあ、目をさますのじゃ…。
[チキ]
…うーん
あっ…!
おじいちゃま…どうして
…なにがあったの?
[バヌトゥ]
おお、気がついたか。
よかった、だいじょうぶかの。
[チキ]
うん…わたし、なにか…
こわい……
ずっと、こわいゆめをみていたみたい……。
[バヌトゥ]
すまなかったのう…
おまえを、こんな目にあわせてしまって…。
だが、もう大丈夫じゃ。
これからは、
わしがずっとそばにおるからの。
[チキ]
うん。やくそくよ、おじいちゃま。
もう、ひとりぼっちは
ぜったい、いやだからね…。
※ ガーネフの術をあっさりやぶるバヌトゥって、実はすごい…?
※ チキのセリフは、あえて全部ひらがなで書いてみました。
■ 制圧後
(星と光のオーブを入手した上でチキを説得し、チキ、バヌトゥにくわえてチェイニーも仲間にいて生存しているとき)
[ガトー]
ミシェイルよ、首尾良くオーブを手に入れたようじゃな。
[ミシェイル]
ガトーか。
魔道とは便利なものだな。遠く離れていても、話すことができる。
ところでガトーよ、この軍にも優秀な魔道士は何人かいるが、
あなたのようなマネができるものはいない。
修行が足りないせいなのか?
[ガトー]
ミシェイル…
[ミシェイル]
ガトー。
そろそろ、話してくれないか。
なんとなく推測はついているのだが、
なんとなくでは、何をすればいいのかが、はっきりわからないのだ。
[ガトー]
しかしの…
[チェイニー]
ガトー。
ミシェイルになら、いいんじゃないか。
あんたが話さないなら、俺が話すぜ。
[ガトー]
チェイニー…。
わかった。
そうじゃの。もう隠していることはできぬな。
ミシェイルよ、我らは…
[ミシェイル]
マムクート、だな。
チキやバヌトゥと同じく。
今の話からするとチェイニーもか?
[チェイニー]
ああ、そうだよ。
初めから気付いていたんだろう?
なのに黙っていてくれたから、俺もやりやすかったけどね。
[ミシェイル]
しかしガトー、なぜ竜は我ら人間を脅かすのだ。
…たしかに、我らも竜を恐れる気持ちはある。
マムクートを迫害した歴史があることも知っている。
だが…それだけなのか。
お互いに存亡をかけて争わなければならない理由が、
何かあるんじゃないのか。
[ガトー]
わしら竜族は、そなたら人間より、ずっと長い寿命を持っておる。
およそ五千年ほどか。
そのかわり、子が生まれることはずっと少ない…。
だが、ある時以来、その少ない子が、ほとんどまったく生まれなくなった。
また同時に、知能を失い、暴れ出す竜が増えてきた。
それを避けるためには、竜としての本性を竜石に封印し、人間の姿になるしかなかった。
これがマムクートなのだ…。
[ミシェイル]
だが、それを良しとしなかった竜も多かったのだな?
[ガトー]
うむ。
多くの竜は、それを屈辱と感じた。
かつて竜は、今の人間よりずっと高度の文明を誇っていた。
ずっと高度の魔道ももっていた。
竜に比べれば、人間は、弱くてちっぽけな存在でしかなかった。
自分たちが力を失ったのは、人間のせいだと考える者もでた。
それは全く、ただの思いこみなのだが。
[ミシェイル]
なるほどな…。
屈辱に耐えながらも人間の姿になったマムクートを、
人間たちは、あろうことか迫害した。
それで竜の怒りが爆発した。
[チェイニー]
ああ、そうだよ。
メディウスも、本当は穏健派だったんだ。
地竜の一族は、マムクートになることを良しとしない連中だったんだが、
メディウスは、ひとりマムクートになる道を選んだ。
メディウスは地竜でも特別強力な竜だ。その影響力は大きかった。
人間たちがメディウスを放っておきさえすれば、
戦争になんかならなかったかもしれない。
だが、人間は傲慢だった。
メディウスはしばらく耐えていたが、ついに人間に対して怒り狂った。
[ミシェイル]
チェイニー、その口ぶりだと、君もか。
[チェイニー]
ああ。
身勝手すぎるよ、人間は。
まあ、俺は人間を滅ぼそうとまでは思わなかった。
ただ見ていただけさ。
でも、竜と人間の力の差は、さっきガトーが言ったとおりだ。
人間が勝てるわけはないよな。
俺は、自業自得だと思ったね。
自分で滅ぼそうとまでは思わなかったが、滅んでも当然だとは思ったんだ。
[ガトー]
だが、我ら神竜族の王、ナーガは人間を守るために戦った。
わしも、カダインに魔道学院をひらき、
人間たちに魔道を教えた…。
そして激しい戦いに勝利した。
ナーガは傷ついていたが、
力を振り絞って、5つのオーブをつくり、
地竜を地下深くに封印した。これがおよそ1000年前の話じゃ。
ナーガは、人間たちを見守るようにわしらに言い残し、
生まれたばかりの娘、チキを残して死んでいった。
[ミシェイル]
なに、このチキが…?
[ガトー]
うむ。
そして、しばらくは平穏だったのだが…。
およそ600年ほど前、ラーマン神殿に安置されていたオーブが何者かに盗まれた。
神殿には強力な魔法がかけてあり、竜族は、ナーガと同じ
神竜族しか入れない。
神竜族の生き残りはわしとチェイニーとチキしかいないから、
これは人間の仕業に違いなかった。
[ミシェイル]
それでは人間は、自分たちの敵をわざわざ呼び覚ましてしまったことになるのか。
[ガトー]
その通りじゃ。
その盗賊の名はアドラといった。
オーブを売り払った金で軍をやとい、
同時にラーマン神殿から奪った3つの武器を使って戦争をした。
こうしてできたのが、アカネイア王国じゃ。
[ミシェイル]
な、なんだと!?
アカネイアの建国王は、実は盗賊だったのか!?
[チェイニー]
ははは、傑作だろ。
俺は笑ったよ。
人間ってのは、なんて愚かなんだろうと思ってね。
そして同時に、怒りもした。
チキは眠らなければならなくなったからな。
[ミシェイル]
それは…封印が失われたからか。
[ガトー]
そうじゃ。
我らはともかく、チキはまだ幼い。
成長しきっていない竜は、ナーガの封印無しには、
竜石の封印だけでは足りぬ。
いずれは知能を失い、ただ暴れ回るだけの凶暴な獣になる…。
だからわしは、チキを眠らせることにしたのじゃ…。
[バヌトゥ]
じゃが、わしはチキを見守るうちに、その運命が不憫でしょうがなかった。
わずかな時間なりとも外を見せてやろうと思ったのじゃ…。
それがガーネフに狙われるとは思わなんだ…。
[チキ]
おじいちゃま…。
でも、わたし、うれしかった。
ねむるのは、いや。ひとりぼっちは、いやだもの。
[チェイニー]
だからさ、5つのオーブと、その台座である封印の盾は、俺も取り戻したいと思ったんだ。
そしてようやく見つけたのが、星と光の二つ。ここにあったやつだ。
あともう一つ、これは最近偶然見つけた。帝国兵がもっていたから、くすねてやった。
ははは、人間の世界で身につけた技術も、たまには役に立つもんだ。
[ガトー]
おお、それは大地のオーブ!
闇はガーネフがもっていることは間違いないから、これで残りは一つか。
[ミシェイル]
命のオーブだな。
ガトーよ、やっと俺のなすべきことがわかった。
残りの一つ、命のオーブを見つけ、星と光のオーブからつくったスターライトで
ガーネフを打ち倒し、闇のオーブを取り戻す。
ところで、封印の盾というのは?
[ガトー]
今そなたがもっているのがそうじゃ。
ファイアーエムブレムとも呼ばれているようじゃが。
[ミシェイル]
何?これが?
では…。
[チェイニー]
そうさ。いまミシェイルは、封印の盾と、オーブのうち3つまでをその手にしているんだ。
それはそっくり、世界の運命でもある。
封印が失われて600年…。そろそろ効果が切れるからな。
かつてナーガが封印した地竜が、数百、数千という数でよみがえる。
そうなったら、もうどうにもならない。
今度こそ、人間は終わりだな。
[ガトー]
さらに、ガーネフは地竜の復活に万全を期そうとしておる。
バラバラになっているとはいえ、オーブは、それがあるだけで多少の封印の効果を持っている。
それは竜の力をいくらかは弱める。
だからメディウスの復活も完全ではなく、竜の祭壇から動くことはできない。
しかしガーネフは、4人の高貴なシスターを生け贄に捧げることで、それさえも打ち消す儀式を用意しておる。
[ミシェイル]
高貴なシスターだと!?
ガトー、それはまさか!!
[ガトー]
そうじゃ。
一人はマリア、そなたの妹じゃ。
そして、アリティア王女エリスとグルニアの王女ユミナもガーネフの手にある。
[ミシェイル]
残りは一人。
もしやガーネフの狙いは、ニーナ王女か!
[ガトー]
そう考えて間違いなかろう。
ミシェイル、ゆめ、油断するでないぞ。
ニーナ王女を守ることが、ひいては、おまえの妹を守ることにもつながるのだ。
4人そろうまで、ガーネフは決してマリアを殺したりしないはずなのだから。
[ミシェイル]
わかった。
ガトー、チェイニー、よく話してくれた。
ありがとう。
[チェイニー]
はは、これだけ大事を聞いておいて、
よく平然としていられるもんだ。
お前を見込んで間違いなかったよ。
…おっと、勘違いするなよ、
俺はまだ人間は好きじゃないんだ。
だがあんたはまだまともそうだし、
チキがかわいそうだから、少しだけ手を貸してやるんだ。
[ミシェイル]
ああ、俺は使命を果たす。同時に人としての償いをする。
それがマケドニアの…竜に最も近い国の王子のつとめだ!
チキ、心配はいらない。
俺は、君が安心して生きていられる世界を取り戻してみせる。
[チキ]
…ホント!?
もう、眠らなくてもいいの?
[ミシェイル]
ああ、約束だ。
[チキ]
ありがとう!
ミシェイルのおにいちゃん、すき(はーと)
[ガトー]
たのむぞミシェイル。
全てはそなたの手にかかっている。
※ こういう長い会話は好きじゃないんですが、ここを逃すと語れない内容ばかりなので、一気にやってしまいました。
※ チキについては氷竜神殿が舞台じゃないとイマイチ悲愴感がでないですね。「おにいちゃん、すき」はお約束。
※ ニーナはもちろん後でさらわれます。ミシェイル一世一代の大不覚。
※ この会話が発生した場合、グッドエンドフラグ1が立ちます。
※ さらに17章でガトーの村に行ってスターライトを入手すると、グッドエンドフラグ2が立ち、グッドエンドシナリオへと移行します。19章は2部の終章1、20章は終章2に変化します。また、18章はガーネフを倒して闇のオーブを取り戻さないとクリアできないように変更されます。その時、もしスターライトを使える魔道士か司祭が全滅してたら、そこでハマリですね。ガトーを参戦させるという救済措置も考えられますが、そこまでは必要ないでしょう。
※ ちなみに命のオーブは、強制的に入手させられます。
(星と光のオーブの入手に失敗したか、バヌトゥ、チキ、チェイニーのいずれかがいないとき)
[ガトー]
ミシェイルよ、わしのいるところは
お前もよく知っているマケドニア城の北の村、
そう、もうすぐじゃ。
星と光のオーブを手にいれたなら、
そなたが手に持ってたずねてまいられよ。
スターライトがなければ、
ガーネフからファルシオンを
とり戻すことはできぬ。
ガーネフは幻の都テーベに逃げ込んだが、
そなたの妹マリアも、おそらくそこにいるはずじゃ。
はやく行って、マリアを救いだしてやるがよい。
※ 手抜きシナリオ開始。
※ なお、今後票が入って19章以降に進むときは、上に書いてあるグッドエンドシナリオだけ書くことにします。面倒なので。
お待たせしました。
ようやく書き上がりました。
まあ、見て頂ければわかるとおり、今回書きまくったのは制圧後のグッドシナリオだけです。
紋章だと、2部の12章〜14章で語られる内容を一気にやってしまったので、かなり長いです。
今回時間がかかったのは、今後どうやって進めるかにかなり迷ったからです。
最終的に、シナリオが分岐するという案を採用しました。
なお、上でも書いたとおり、分岐シナリオの両方を書くのではなく、グッドエンドに進む方だけを書きます。19章以降としていますが、18章も変えるかもしれません。
あと、まだ出てない2部登場キャラですが、ユベロは16章のグルニア戦、マリーシアは17章のマケドニア戦で登場する予定です。
…こんな終盤にでてこられてもしょうがないような気がしますが…。
次はいよいよ対カミユ戦です。70票到達時に進めることにします。
14章終了時に仲間になっている可能性のあるキャラ:
ミシェイル、カチュア、マチス、ロジャー、ウォレン、シーダ、オグマ、バーツ、サジ、マジ、カシム、ジュリアン、レナ、ナバール、ハーディン、ウルフ、ロシェ、ザガロ、ビラク、マルス、マリク、ウェンデル、リカード、ジェイガン、カイン、アベル、ドーガ、ゴードン、バヌトゥ、シーザ、ラディ、ミネルバ、リンダ、ジョルジュ、サムトー、ミディア、ボア、トーマス、トムス、ミシェラン、アストリア、パオラ、エルレーン、アランかサムソン、チェイニー、シーマ
この章の頭で追加:なし
この章で追加:チキ