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かませ犬

 

『バキ』でとても顕著ですが、マンガでは、あるキャラの強さを表現するために、他のキャラをコテンパンに伸してしまうという手法が使われることがよくあります。
『バキ』の例で言うなら、愚地克美がその代表でしょう。いわく「神心会の最終兵器」。いわく「空手を完成させた男」。5歳の時に、同じ5歳という象と互角の綱引きをするほど幼い頃から才能を発揮し、ビール瓶を手刀で切るどころか、裏拳で瓶の腹をそぎ落とすという離れ業をかまし、かつて刃牙を苦しめた巨猿「夜叉猿」の息子(父より強い)を片手で転がした上にあっさりしとめ、その正拳は音速を超え…と、まさに桁外れの、主人公である刃牙の超強力なライバルキャラとして描かれてきました。烈海王と戦うまでは。
烈海王戦は、惨敗というか何というか、今までの描写は何だったのかってくらいにあっさり負けてます。これほど手間をかけたかませ犬は、なかなか見ないと思います。
まぁ、烈海王というキャラも、中国4千年の歴史の中でも天才と称される拳士で、黒曜石の巨岩を素手で削って真球にするわ、水の上を走るわ、思いっきり息を吐くことで相手の目つぶしになるわ、マッハ突きにあっさりカウンターをあわせるわ、超豪華な薬膳料理をつくれるわと、無茶苦茶にも程があるキャラなんですが。実際、克美すらかませ犬にしてしまった烈海王の強さは圧倒的で、刃牙が勝利するには「巨凶・範馬の血」というワケわからないものを目覚めさせるしかありませんでした。
なお、克美は烈海王戦以来、順調にヘタレ街道を歩んでいますが、烈海王の方は刃牙に負けたあとも作中最強キャラ候補(ただし、範馬の血縁をのぞく)の一人であることは間違いないほど強力なキャラとして描かれています。

という枕を置いて、今日はFE世界における「かませ犬」を考えてみましょう。
…しかし、いきなりですが、あんまりいないですよね。
聖戦の1章で展開されたハイライン軍vsクロスナイツが数少ない例でしょうか。あれはエルトシャンやクロスナイツの実力を見せる演出として有効だったと思います。
あとは…ミデェールを一撃で倒したガンドルフもいますけど、アレを見て「なんじゃこのガンドルフってヤツは!むっちゃ強いやんけ!」と思ったプレイヤーは少ないんじゃないかと思います。
というわけで、「もっとかませ犬を有効利用しようぜ」という意図の元、聖戦にこんな追加イベントはどうかというのを考えてみました。

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