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FE if…

 

何事でもそうですが、前提条件が間違っていると、その先の構想が全てご破算になって、場合によってはギャグになります。

というわけで、FEで、ある前提がもし崩れていたらというのを考えてみます。

今回は「アルヴィスが実はシギュンの息子ではない」とします。つまり、もしアルヴィスにロプトの血が流れていなかったらどうなるかを考えてみましょう(この意味で、「シギュンの息子だけれど、ロプトの血はなぜか消えた」でも同じです)。ただし、『聖戦』本来のストーリーにこの設定をこっそり追加(っていうか書きかえ)するだけとします。要はアルヴィスもマンフロイも、アルヴィスはロプトの血を引いていると信じているし、実はそうではないことを知る人間は誰もいないということです。

聖戦前半のストーリーは、まったく何の変更も受けません。シグルドはアルヴィスの陰謀にかかってバーハラで死亡します。セリス達がティルナノグに逃げるところまでも同じです。そして、アルヴィスとディアドラの間に、ユリウスとユリアが生まれます。ここまで一緒。
変わりだすのは、マンフロイがロプトウスの聖書をユリウスに手渡したときからです。
それによってロプトウスが降臨するはずだったユリウスに何の反応もなかったか、まぁ、半分(ディアドラの分)だけはロプトの血を引いているので多少の反応はあるのかもしれませんが、とにかく、それはマンフロイが期待したものではありません。
マンフロイは焦ります。ここで彼は二つの可能性を考えるでしょう。

1.まだ時期が来ていないためにロプトウスが降りない
2.ロプトウスが降りるのはユリアの方である

とりあえず試してみるのは2の可能性の方でしょう。なんとかユリアを連れ出し、ロプトウスの聖書をもたせてみます。…しかし、結果はもちろんユリウスと同じです。
マンフロイは、ここでさらに考えるでしょう。あり得る可能性はやはり二つ。

1.時期が来ないとロプトウスが降りない(まだ時期尚早)
2.どちらにもロプトウスが宿っていない

2は、何せ両親がファラ(大)とヘイム(大)の血を引いています。可能性として、ユリウスがファラ(大)、ユリアがヘイム(大)となり、ロプト(大)がまだ生まれていないという場合があります。…まぁ、アルヴィスにロプト(小)がない以上、実際そうなっているでしょうが。
さて、マンフロイとしては、単にまだ時期が来ていないだけだということに一縷の望みを託しつつ、アルヴィスにさらに子供をつくるように勧めます。
しかし、とはいえアルヴィスも、ディアドラの記憶が戻っていることにうすうす感づいているので、仲がぎくしゃくしています(…ていうか、アルヴィスとディアドラの夫婦仲はどうだったのだろうというのは、大変興味深い考察対象なのですが)。
完全に手詰まりとなったマンフロイ。仕方がないので成り行きを見守りますが、ユリウスがファラフレイムの継承者、ユリアがナーガの継承者であることが確定してしまいます。
アルヴィスは、やや失意のうちにありましたが、それでも政治はまともに行い、ユリウスもやがてアルヴィスの片腕となりうる俊英として成長していきます。そうしているうちに、ディアドラとのわだかまりも少しずつ解けていきました。
こうなるとマンフロイはもう手の出しようがありません。あげくに、アルヴィスからは疎んじられるようになり、踏んだり蹴ったりです。とはいえ、地盤を固められたアルヴィスには手出しできないので、ついに、この世代でのロプトウス復活を諦め、次の世代に期待することにします。ロプトウスさえ復活すれば、挽回の目はあるのです。
さて、ロプトウスの聖書を渡したときの感触から、ユリアとユリウスにはそれぞれロプトの血が微弱ながら混じっていることには気がついています。
てことはこの二人をくっつければ…?
いやいや、この二人は既に超有名人です。そうそう簡単にことは運びません。
そこでマンフロイはまた考え直しました。…そういえば、まだもう一人、シギュンの孫はいるのではなかったか?
そう、アルヴィスに善政をしかれてしまっては、反乱する意味がほとんどないセリスです。
このことに思い至ったマンフロイは、二つの案を考えました。

1.過激案
アルヴィスを見限ってセリスの後見となり、セリスに無理矢理反逆戦争を起こさせる。セリス鬼畜王シナリオ。

…実際のところ難しいでしょうね。
そもそも帝国側がしっかりしてますし、善政が10年以上も続いたのなら、「帝国に逆らうもの=平和を乱すもの」という図式が成立して、セリス達は全く協力を得られない可能性もあります。帝国支配に反感が強いであろうイザークまではどうにかなるかもしれませんが、その先に攻め上ることは難しいのではないでしょうか。
また、全てを知ってるはずのレヴィンもいますし、シャナンに至ってはマンフロイを目の敵にしてます。
あまり現実的な案ではありません。
もしそんなことが可能ならばですが、レヴィンを殺してその肉体をマンフロイが乗っ取る(つまり、姿はレヴィンだけど中身はマンフロイ)ことができるのなら、まぁどうにかなるかもしれません。
…個人的な意見を言わせてもらうなら、セリス鬼畜王シナリオ(ラスボスがユリアで、力ずくで無理矢理…)はエロゲーのネタになるとは思います。

2.穏健案
セリスを誘拐して記憶を消し、ユリアの前に放り込む。アルヴィス×ディアドラの再現を狙う。

これは簡単です。一度やったことを、もう一度やるだけです。…まぁ…「これが成功する=シャナンの面目丸つぶれ」なので、シャナンのファンの方は承服しがたいかもしれませんが。
あと、うまいことユリアとセリスが惚れあうのかという問題もはありますが、それはアルヴィスとディアドラの時もそうでした(…ていうか、どうやったんでしょう?それこそ媚薬でもつかったんでしょうか?それともアルヴィスの好みを見切っていたのでしょうか?あるいは単に偶然に任せていたのでしょうか?)。
実際のところ、セリスとユリアはいきなり「愛してしまったようじゃ」から始まりますし、実現性の高い案です。

というわけで結論。

「もしアルヴィスがシギュンの息子でなかったならば、マンフロイは『ユリア×セリスらぶらぶ大作戦』を決行する」


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