「シレジア海軍」という言葉は、僕の創作ではたまに出てきます。ちょっとは「そんなものホントにあるのかよ」という反応が来ることを期待してたんですが、全く何の反応もなかったですね。あっさり受け入れられたんでしょうか?
他ではあまり見ない言葉なので、この発想の経緯を一応説明しておこうかな、と。まず発想の根幹は、オーガヒルの「海賊」でした。
「海賊」ってからには船は持っているでしょう。いくら何でも。船をもってない海賊だなんて聞いたことありませんし、もし万が一そうだとしたら即刻「海賊」の名を引っ込めるべきです。さて、ではこの「海賊」は一体何を襲っていたんでしょうか?
船を持って襲うのは、当然お宝を積んだ船ですよね。まぁ、ブリギッドの時代は襲撃をしてるようには思えませんでしたが、基本的に「お宝を積んだ船」と縁があるのが海賊というものです。くどいようですが、それと縁がない海賊は海賊とは言わせません。じゃあ、お宝積んだ船って、一体どこのものよ?というのが次にくる疑問です。
これは、オーガヒルの位置から言って、一番のねらい目はアグストリアかシレジアでしょう。
もちろん、オーガヒルはあくまでも根城であって、遠征することもあるでしょうが、近場の船が一番縁があるのは間違いないでしょう。ここで、アグストリアとシレジアの地理を見てみます。
アグストリアは、中央の開拓村を除けば、街道がきちんと整備されていました。
また、ノディオンには大陸でも有数の騎士団「クロスナイツ」がいます。
ていうことは、陸路はかなり安全そうです。少なくともイムカ王の時代は。
それは、海路はあまり重視されないことを意味するんじゃないでしょうか。それに対してシレジアは、そもそも陸路は冬は閉ざされそうです。しかも中央にはどでかい山脈が走っています。海路の重要性は大だと考えられます。
空路?
たしかにそれもありますが、ペガサスで重たい物資を運搬できるとは思えません。
それに、シレジアのマップをよーく思い出してみてください。
村って、ほとんど海岸線に沿って存在してましたよ。
4つの城も、海からそれなりに近い位置にありました。
これで海路を使ってないっていったらウソでしょう。
ということは、物資を積んだ船がシレジア近海を航行するということであり、海賊のねらい目となります。
つまり、海路を使うなら、海賊対策を十分に行う必要があります。
なら、編成されるんじゃないですか、海軍が。では、どういう編成になるのでしょうか。
シレジアといえば、すぐに連想されるのは天馬騎士、そして風使いの魔道士です。
…つかえるんじゃないですか、海の上でもそのまま、強力な戦力として。
あの世界の船の動力は、手こぎか、風でしょう。なら、風を自由に起こせる魔道士は、船の機動性を、他と比べて飛躍的に向上させられるはずです。
空を飛べることの優位性は、どんな戦いにおいても変わるものではありません。オーガヒルの海賊は、ただ為す術もなく制空権を握られ、上空からの手槍攻撃に悩まされることでしょう。
それらのことから、軍船の編成としては、風を駆って走り回る小型船、天馬騎士を多数運搬できる空母的な大型船、さらに、相手の船の突撃をくい止められる重装の船(これには接近戦用の兵士を乗せる)によるものが適切でしょう。これをやられると、多分、シレジア以外の海軍は、あったとしてもシレジア海軍に全く歯が立たなさそうに思えます。ヴェルトマーの炎魔道士を多数動員して、船そのものを燃やすように攻撃すれば何とかなるかもしれませんが。
まぁしかし、オーガヒルの海賊くらいじゃ手も足も出ないでしょう。じゃあなぜ壊滅させなかったのかと言えば、ブリギッド及びその先代が平和的だったのと、そもそもオーガヒルが地図上ではアグストリア領になる(はず)ので、中立国であるシレジアは拠点攻撃にまでは及べなかったということではないでしょうか。さて、少し話が変わりますが、シレジア人というと、女性は天馬騎士、男性は風使いの魔道士というイメージが強いのではないかと思います。どっちかというと、男性はややひ弱に見えました。しかし、ここで、シレジア人男性には新たに「海の男」という選択肢があらわれたのです。そもそもシレジアのイメージは北欧です。ならば、シレジア人男性とは、バイキングのイメージです。グレートブリテン島を攻撃し、アイスランド、さらにはグリーンランドにまで活動範囲を広げた、荒々しく力強いバイキング。それこそがシレジア人男性です!!
…そこまで冒険心旺盛とは思えませんがね…。まぁしかし、これでシレジア人男性に多少なりとも力強さのイメージが付加されたことでしょう。
一度、角つき兜と円盾と曲剣を装備したマッチョレヴィン(セティでも可。フュリー、フィーは不可)を見てみたいような気もします。
…ホントにレヴィンか、それ。