026/The World


 世界は何処まで行っても変わらない。
 僕は世界の果てまで行ったことはないけれど、それでも知っている。世界は何処まで行っても世界でしかない。それしかありえない。
 僕は知っている。
 世界はただの世界だ。
 それ以外の何モノでもありえない。
 暗闇のなかに、浮かび上がる液晶を覗き込んで。かちりとクリックすれば。そこにももうひとつ、世界が広がっている。すべては実体のないデータで。データが故に無法地帯。
 この世界でさえ、変革などありえない。
 すべては何かを基礎にして、基盤にして、成り立っている。
 基礎のないものなんてない、基盤のないものなんて危なっかしい。
 世界は通じている。
 何処もかしこもどこでもドアのように。あければホラ、そこは見知らぬ世界の一端。


(2004/06.17 312文字)



現在構想中の一部。
相変わらずこんな色合いで小説書こうとしてます。
思いっきりバカなやつとか書いたらすっきり面白いのかもしれないけど。
やっぱりこういうのにかたよっちゃうんだなー。



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