刻印


 それは誰が見ても明らかな復讐だった。



   1.


 いつもの教室。
 同じサイズの椅子と机が整然と並んだ、2年6組の教室。
 後ろのスペースに、横たわるクラスメイト。人数は、ひとり、ふたりさんにん…ろくにん。
 そのなかのひとりは、窓際の床にに座り込んで外を眺めるように。
 忘れ物を取りに来た。何で今日に限って、忘れ物なんてしてしまったのだろう。どうして今日に限って、取りに戻ろうなんて思ってしまったんだろう。
 開け放たれた扉に添えるように置いた手が、震えるのを抑えられない。
 床から湧き上がる臭い。錆びた鉄棒の臭いに似ている。夕焼けに赤く染まる教室の床には、明らかに夕焼けのひかりではない赤が広がっていて。
 躰の奥から、湧き上がってくる。キモチワルイ、何か。喉から胃にかけて。まっすぐ焼け爛れていくよう。
 座っていたひとりが、不意に振り返った。そんな気なんてないのに、狙いすましたように目が合ってしまう。
 わらって、立ち上がる。スカートのすそに沿うように、液体が滴って。彼女の顔も、飛び散った赤色が。
 彼女はこちらをその虚ろな眸でとらえると。
 目を細めて、わらった。
「―――っ」
 叫んだ。そんな気がしたけど、そのまま暗転に、それは定かではない。



 石川佳代は、クラスメイト5人から、酷いいじめにあっていた。
 彼女にとって不運だったのは、担任が事なかれ主義だったことと、いじめていた5人のうち、3人が男子だったことだ。
 給食が食べられない状態になっているなんて、当たり前のこと。彼女の上履きは卑猥ならくがきで埋め尽くされ、毎朝必ず女子トイレの便器のなかから発見された。制服の下は痣だらけになるほどに袋叩きにあい、レイプやそれに準じた行為も日常的に行われていた。そして彼女はいつしか、3人のなかの誰かの子供を妊娠した。親にも誰にもいえず、堕胎するだけのお金もなく。彼女は数日前から酷い悪阻に悩まされていた。
 クラスメイトの誰も、彼女をたすけようとはしなかった。彼女に話しかけようものなら、次は自分だ。暗黙の了解。クラスの誰もが、彼女など存在しないかのように振舞った。
 5人は、彼女の机にダビデの星を、男子が技術の授業で使うカッターで彫った。そして、彼女の左手の甲にも。あんたは疎外されるべき存在なんだよ。そう言うかのように。
 妊娠が発覚してから、彼女は抵抗しなくなかった。つまらないと、しきりに5人は言っていた。でも、無抵抗の相手が耐え切れずに泣くのを見るのはとても気分がいい、と。

 あの日も、彼女はそれまでと変わらない様子で。
 5人も変わらず、彼女をありとあらゆる方法で傷つけた。
 それが日常だった。あの教室のなかは、明らかに一部が癌化していて。それは見ない振りをするその他のクラスメイトたちにも徐々に広がっていた。もう摘出なんか出来ない。手遅れ。どんな名医だって、さじを投げるほどに。



 友人のひとりと帰途についていた木嶋香枝は、校門をでたところで、教室に眼鏡を忘れたことに気がついた。中学2年に進級してから、徐々に下がってきていた視力に白旗を揚げて、ずっと拒み続けていた眼鏡を、授業中だけかけるようになっていた。普段かけないときは、眼鏡ケースに入れて机のなかに放っておくことが多かった。そのせいで、今まで何度か忘れたことはあったけれど、取りに戻ったことはなかった。それが、あの日取りに戻ろうと思ったのは、友人と軽く口論をしてしまい、一緒に居るのが気まずくなったからかもしれないし、もしかしたら、ことばにできない何かがあったのかもしれない。
「先帰ってて」
 香枝は友人に言うと、特に急ぐでもなく、校舎に戻った。
 香枝の所属する2年6組は、4階建ての校舎の、3階にある。脱靴で上履きに履き替え、まだクラスの何人かが帰っていないのだということを知った。なんとなしに名前をたどって、あの5人と、石川佳代だということがわかった。
 まだやってるのか、と眉を寄せるけれど。おそらく教室にはいないだろうとタカをくくって。香枝は上履きのかかとに指を入れて、履く。
 教室に上がる階段は、廊下の窓から入る西日で、オレンジ色。
 3階分の階段を上って、端にある6組の教室まで歩く。他のクラスで、居残っている生徒は誰もいなかった。きっと6組もからっぽだろうけれど。
 香枝の机は窓際のイチバン後ろにある。だから、閉まっていた教室前の扉からは、中をのぞいただけだった。誰もいる気配はなかった。やっぱり、5人と石川佳代は校内の何処かにいるのだろう。出来れば、そういう現場には遭遇したくない。誰もが思うこと。回避できるものは回避しなければ、それはただの間抜けだとわらわれるだけだ。
 教室の後ろの扉は開いていた。誰かが開けっ放しで帰ったんだろう。そうとしか思わなかった。
 扉に近づいて、手をかけて。
 そこで、香枝のなかのなにかが停止した。
 夕焼けに赤く染まる教室。いつもどおりの時間が過ぎ去ったあと、放課後の。
「……」
 声は、出なかった。
 床に横たわる幾人かのクラスメイト。ひとり、ふたりさんにん…ろくにん。そのうちのひとりは、窓際に近い床に座り込んで。窓の外を眺めるように。ふたつに結った髪。後姿は生きているのかどうかも疑わしいほど、微動だにしない。  床から、鼻を突く臭いが湧き上がってくる。
 錆びた鉄棒の臭いに似ている。教室の床には、ゆうやけのひかりとは明らかに違う赤色が広がっていて。
 これは、何?
 どういうこと?
 香枝の思考のすべてが、こたえをはじき出そうと動くのに、肝心のこたえをだすことを躊躇う。
 次第に躰を包み込む臭いに、躰の奥から何かが湧き上がってくる。喉から胃にかけて、焼け爛れてしまうような。熱さと、痛み。不快感。
 座っていた、彼女が。
 不意に振り返った。
 石川佳代だった。
 彼女の顔にもまた、床に広がるものと同じ赤色が飛び散っていて。
 立ち上がる。スカートのすそに滴る、液体。
 彼女は虚ろな眸で香枝をとらえると。
 目を細めて、わらった。
 今までに見たことがないほどに、穏やかで。どうしようもないほどにばらばらに壊れた表情。
「―――っ」
 叫んだような気がしたが、次の瞬間に、香枝は意識を失い。香枝にとって、叫んだかどうかは定かではなかった。



 トイレにいって、他の4人より、遅れて教室に入った。その途端、森紀之はとんでもない悪夢を見ているような感覚に襲われた。
 教室の後ろのスペースに、横たわる4人。声をかけることも出来ず、いちばん近くに倒れていた和久田ひとみを抱き起こす。その首が、大きな口をあけて垂れ下がった。もう溢れるものはすべて出てしまった口は、グロテスクな様相を、森紀之の前に披露した。彼は声にならない叫びを上げると。和久田ひとみを頬り投げた。ごとり、音がして、かつて和久田ひとみだったものは、赤く濡れる床に転がった。
 森紀之には、状況が理解できなかった。
 今日もいつもと同じように、石川佳代をレイプする計画を立てていた。計画とはいっても、すべてはその日の4人の朝の気分によって決定されていたが。
 抵抗しない石川佳代を囲んで。急にもよおした森紀之に、他の4人はわらっていた。さっさと済ませてこいよ。
 わらっていたはずなのに。
 どうしてこんなことになっている?
 和久田ひとみの奥に、横たわる3人。確認しなくても、彼らがもう死んでいることは明らかだった。
 なんだ? どうして? こんなのおかしい。俺たちが何をしたって―――そこで、森紀之の思考はぶつりと切れた。
 扉の後ろに隠れていた石川佳代が、渾身の力をこめて、彼の延髄から喉にかけて斜めに包丁をつきたてたから。
 筋収縮で、抜くのに倍以上の力が必要だった。それでも何とか引き抜くと、傷口から音をたてて血があふれ出した。スカートから足や上履きに散ったけれど、他の誰かの血に混じって。すぐにわからなくなった。びくびくけいれんする森紀之が動かなくなるのをしばらく待ってから、石川佳代は、彼の左手に、包丁でダビデの星を彫った。他の4人にも同じく、左手の甲に、ダビデの星を刻んだ。
 彼らが石川佳代にした、疎外されるべき者の印。ユダヤ人にこの印をつけるように強制し、迫害し、大量殺戮したドイツ人が、惨憺たる戦後を過ごしたように。
 そして石川佳代にもまた、惨憺たる日々が待っているのだろう。
 窓際によって、座る。背後には、今まで自分をいじめてきた4人が、ダビデの星を刻まれて、死体になって横たわっている。こんなに思い通りに行くなんて思わなかった。人間ってあっけないんだな。
 見上げる空は、ゆうやけ。躰中にべたつく血液とは、違う。美しい朱色。血液の赤は酸化して黒ずみ、見るも無残な醜い色へと変化する。
「綺麗だな、」
 ぽつりと、それだけいう。誰にも聞こえないような声で。こんなに穏やかな気持ちで夕焼けを見るなんてことは、しばらくなかった。
 5人を殺して。最後は。
 石川佳代は、ゆっくりと己の下腹部をさすった。ごめんね。きみは何も悪くないのにね。ごめんね。さすりながら、視線は斜め上、流れる雲をぼんやりと眺めて。
 涙なんて流れない。
 怖いとも、思わない。
 ただ、いつもと違う放課後。





   2.


 気がついたら病院のベッドに寝かされていた。
 ここはどこだろう、少しだけ思ったけれど、起き上がって香枝はすぐに此処が病院なのだと理解した。
 鼻の奥には、まだあの禍々しい臭いがこびり付いている。鼻をこすっても、余計臭いが強くなっただけ。
 上体を起こそうとしたら、ふらりと眩暈がした。肘で躰を支えて、少し時間をかけて起き上がる。
 左腕には点滴が繋がれていて。
 病院。
 自分の居る場所を再認識して。
 そして徐々に。思考は。
 記憶の途切れたところまで、遡っていく。

 赤い教室。
 横たわる5人のクラスメイト。
 振り返った石川佳代。
 わらった表情。
 ばらばらに壊れた表情。
 突然の停電のように、ぶつり、途切れた意識。

「…あ、」
 かすかに洩れた、かすれた声は。
 その音量とは別に。
 恐怖を蘇らせる。
 スプラッタやホラーとは違う。作り物ではない。目の前に広がっていたのは、単純な現実。リアル。
 偽モノなんて、何処にも存在しない。

「目が醒めたようですね」

 反射的に、声の方を見る。
 白衣を着た医師と看護師、彼らと並んで立っているのは、スーツを着崩した中年の男性。ちょうど、香枝の父親と同じくらいの。
 医師がベッドサイドの椅子に腰掛けて、香枝に簡単に、今の調子を聞いた。何処か痛いところや、不快なところはないか。医師の問いに、途切れ途切れこたえながら、香枝はその後ろの存在が気になって仕方なかった。
「先生、いいですか」
 中年男性が、一通り香枝に質問を終えた医師に問う。医師は渋い顔で頷くと、中年男性に椅子を譲った。
「どうもすいませんね」まったくそんな感情など見せずに、中年男性は言う。「えーっと、木嶋香枝…さん、?」
 香枝が頷くと、中年男性は胸ポケットから、よくテレビで見るような素振りそのまま、黒い革手帳を提示した。「あたしは県警の宇喜田といいます。よろしく」警部、そう肩書きされた警察手帳をぼんやり眺める香枝に、宇喜田は出すときと同じようにスムーズな動作で手帳をしまった。「今回の、石川佳代さんのことなんだけどね。非常につらいものを見たと思うんだけども、そのことについていくつか訊きたいことがあるんだが…いいかね?」
 疑問系であるその文章は、しかしながら拒否の有無はなく。香枝は視線を逸らしながらも、かすかに頷くことで同意を示すしかなかった。



 生きている。  目を開けた自分が最初に思ったのは、そんなちゃちな感想。
 いきている。
 仰向けに寝かされたベッド。横を見ると、硬い布が髪に擦れて耳に障った。
 露出した左腕には、点滴が打たれて。今まであえて見ないようにしていた痣が、捲り上げられた袖からいくつものぞいていた。
 見ないようにしていたのに。
 もう、見たくなかったのに。
 体側に沿うようにまっすぐ伸びていた右腕を、そっと掛け布団の中に入れて、下腹部をさする。大きなガーゼが、そこを覆い隠していた。
 生きている。
 もう、終わりだと思ったのに。
 もう、生きていたくなかったのに。
 赤い教室で赤い液体にまみれて。
 もう、そこで何もかもを終わらせるつもりだったのに。

 生きている。
 生きて。

 サージカルテープで簡単に止められた点滴を、何も考えずに引きちぎった。それは思ったように痛くて、針が刺さっていた穴からは血があふれ出したけれど。そんなもの、今まで感じてきた痛みの何分の一にもならない。どれほどの痛みをもってしても、あの期間の、あの痛みを越えることなんかできない。

「あああああぁああぁぁあぁあああっ」

 唯一越えられるのが、
 この、
 生きているという、残酷な痛み。

 上体を起こして。下腹部からじわりとおそらく血が滲む温かさがあったけれど。そんなものは無視した。
 どうして生きている?
 どうして。
 死にたかった。あいつらを殺して。自分も死にたかった。
 だから死ねるように、何度も下腹部を刺して。そこに宿った命も宿してしまった自分自身も。
 死ねばよかった。
 点滴針の穴から流れる血液が、腕を伝ってシーツに染みを作った。
 起き上がって、目に入った。左手の甲。ダビデの星。疎外されるべき存在だと、刻みつけられた印。お前なんか人間じゃない。そういうかのように。わらいながらあいつらはこの印をカッターで深く深く刻み付けた。
 唯一、見えるところに。
 つけた傷。
 ダビデの星。

 何度も繰り返し犯されたこと。
 何度も繰り返し殴り蹴られたこと。
 反抗すら赦されなかった。
 いつからか反抗することをやめた。
 それでも、あいつらは何も辞めてはくれなかった。

 わらったかお。
 わらったこえ。
 罵倒。
 嘲笑。
 世界を闇で侵食していくどうしようもないことばと力の暴力。

 ベッドから転がるように降りて。気を失うほどに躰中が痛かったけれど。
 飛びついた硝子窓。嵌められた格子。両手で引っつかんで。取れるわけないとわかっているのに。
「ああぁぁぁぁあああぁぁああぁああぁっ」
 口からあふれ出すのは、叫びとも嗚咽ともとれない、声のような音の群れ。

「何してるんだっ」
 男の声。
 振り返ると、白衣を着た何人かが。
 いくつもの眸が、自分を捕らえる。声が聞こえる。わらいごえ。嘲り、莫迦にして。
 わらうこえ。

「…ぃや、やぁ…いやぁあああぁああっ」

 ベッドサイドにあったものを、手当たり次第白衣の集団に投げつけた。でもすぐに投げるものもなくなってしまって。
 自分を押さえつけるいくつもの腕。掌。重み。

 辞めてといったのに。
 誰も辞めてくれなかった。
 わらってわらってわらって。
 楽しそうに愉しそうに。

 気が狂えばいい。何度も思った。でもそのたびに、狂えない自分を憎んだ。あいつらを憎むのと同等に。
 つかまれた二の腕にちくりとした痛みを感じると、ゆっくりとダルイ眠さが全身を襲って。
「やめ…」

 自分の何がいけないのかわからなかった。
 どうしていじめられるのかわからなかった。
 毎日が苦痛で。
 毎日が地獄よりも酷い。
 逃れられるのなら、地獄でも何処でも良かった。
 今より酷いところなんかない。
 今より傷つくところなんかない。

 そしてやっと。
 やっと、逃れられると思ったのに。





   3.


 1週間が経った。
 香枝は3日で退院を赦された。それでも、毎週の通院を言い渡されたけれど。夜は眠れなかったし、食欲もなかった。
 鼻の奥には、まだあの臭いがこびりついたまま。
 学校は3日後から再開されるという。2年6組の教室も、噂によると以前と同じように使われるそうだ。
 ニュースをみれば、必ずといっていいほどあの事件を扱っていた。
 石川佳代は、”少女A”として、”復讐者”として、世の中に定着しつつあった。
 当然クラスメイトの間では、既に石川佳代のことは有名になっていて。だけど、誰も彼女のことを責めたりしなかったし、5人のことには、極力触れなかった。マスコミがクラスメイトを捕まえてインタビューしようとしたが、誰もマイクの前で口を開かなかった。
 誰もが共犯だったから。
 石川佳代が起こした事件。
 それは明らかな復讐であり、そこに至るまでの経緯を、クラスメイト全員が知っていた。知っていながら、誰もが見て見ぬふりをした。その結末が、これ。
 石川佳代が5人に刻まれたダビデの星。石川佳代が5人に刻んだダビデの星。それと同じものを、クラスメイト全員が記憶に刻まれている。
 疎外されるべき人間の印。刻んだ人間も、やがて破滅へと導かれる印。
 誰にも刻まれるべきではない印。
 だけど、刻まれてしまった印。
 石川佳代にはじまった刻印は、5人へと広がり。いつの間にかクラスメイト全員が背負うべき傷となっていた。
 医療少年院に送られたという石川佳代。彼女の状態は、いっさい報道されていない。ただ、いじめの実態と、担任の処分と学校長の挨拶と。
 世間だけが着々と事を済まし、事件を過去へ追いやろうとする。

 誰も、口にはしなかったけれど。

 クラスメイトの誰もが。
 怯えていた。
 石川佳代の犯行、それは、誰が見ても明らかな復讐だったから。
 見て見ぬふりをしていた自分たちにも、やがて裁きは下るのではないかと。どうして何もしてくれなかったの? どうしてたすけてくれなかったの? 石川佳代のか細い声が、聞こえるような気がした。



 事件から10日が経った日、学校が再会された。2年6組の教室にも、以前と同じように40人弱のクラスメイトが揃った。誰も事件のことには触れなかった。5人とひとりの机の上には、気持ちばかりの花が供えられていたけれど、それすらも誰も気づかないふりをして。
 傍観すら。
 しなかった。
 否、出来なかったのか。
 触れることが、イコール罪に繋がるような気がして。
 担任も何も言わなかった。
 10日前と同じような朝礼が行われ、10日前と同じように時間が過ぎた。
 教室のいたるところに空いた席のことなど、誰もみないで。

 そこにはいつもの、何処にでもある教室の風景。
 だけど全員のなかには。
 5人とひとりに刻まれたのと同じ印が。
 今もゆっくりと血を滲ませて。確かに存在していた。


(2005/03.01 7203文字)