自作地図における実用ナビゲーション術
作成: 2008年05月21日
読み方: 「」は、ガーミンGPSあるいはカシミール3Dのメニュー項目を示す。
T.序
ガーミンGPS(MAP60csx: 英語版)に自作マップ(地図)を入れて使用しているが、山の中はもちろんのこと、それ以上に登山口への車でのアプローチで大変重宝している。(私の自作マップは、カーナビと違い林道が入っているのだ・・・自慢・・・。)
知らない土地を走るには、目標点よりも、どの角をどちらへ曲がるべきか容易にわかる方がありがたい。それには点(ウエイポイント)よりも断然、線(ルート)の方がベターなのだが、自作マップでは残念ながら「Route(ルート)」メニューの「Navigate(ナビゲーション)」機能は使えない。
MAP60CSxの「Route」メニュから、アップロードしてあるルートを選択して、
「Navigate」ボタンを押しても、エラーになるだけ。
自作地図だから当然か・・・
「Navigate」機能が使えなくても、MAP画面にルートを表示したまま現在位置(Position marker: 黒の▲マーク)が表示できれば、機能としては十分なのだが・・・
カシミールで作ったルートを、GPSへアップロードしてみた(ピンク色の線がルート)
ところが、「Route」メニューの「Map」機能では、地図にルートが表示されるものの、移動する現在位置に地図が追随しないのだ。つまり、「Map」で「ENTR」ボタンを押した時点で、地図が固定され動かないのだ。いずれ画面から現在位置(▲)マークが消えてしまう。「North Up」も「Track Up」も関係ない。結局、手動で地図を動かさなければならなくなるが、これでは運転中使えない。
他に、ルートの全ての区分点がウェイポイントとしてGPSに登録され、且つGPSのマップ画面に表示されるので、画面がわずらわしくなる、という問題もある。
そこで、カシミールを利用した実用的なナビゲーション術を探ってみた。
U.使用ツール
ツール
@ カシミール3D
A xImage.exe
検証には、GARMIN GPS60CSx(USA版)とWindows2000を使用。
V.目標
1)ルート(線)を表示したまま、現在位置(▲)を追えること。
2)ルート(線)は、カシミール3Dで作る。(一番効率的だから)
3)区分点を「Waypoints(ウェイポイント)」へ登録しない、MAP画面にも表示しない。
W.結果
色々試した結果、次の方法で満足した結果が得られている。
1)カシミールでルートを作成し、トラックへ変換する。
1)GPSへアップロードする。
2)GPSの「Tracks」メニューで、トラックを選択しルート(線)としてMAP(地図)へ表示させる。
これだけ、
X.手順と作業
カシミールでルートを作成する。
詳細は省くが、始点で右クリックして出てくるコンテキスト メニュー(下図)で「ルート(Route)作成(R)」を選択する。
作成されたルート
トラックへ変換する。
ルートをトラックへ変換するには、次の2つの方法がある。@、Aどちらかでトラックへ変換する。
@ 作成したルート上で右クリックし、現れるメニューで「ルートの操作(R)」「トラックへ変換(Z)」をクリックする。
A 「GPSデータエディタ」でルートを選択し、右クリックで「変換(V)」「トラックへ変換(Z)」を選択する(下の図)。
GPSへトラックとしてアップロードする。
アップロードする時、「保存ログ(SAVED TRACK)としてアップロードする。」をクリックする。
GPSの「Track」メニューでトラック(ルート)を選択(下左)し、GPSの「ENTR」ボタンを押すと設定画面(下右)になる。「Color」で線色を指定し、「Show On Map」にチェックする(下右)。「OK」を選択し「ENTR」ボタンを押す(下右)。
GPSの「PAGE」ボタンでMAP画面へ移動する。そうすると選択したトラック=ルート(この例では紫の線)と現在位置(▲)が表示されているはずだ(下図)。あとは、必要なズーム・サイズに変更し、ルート(ライン)を追うように移動するだけ。表示方法を、私は「Track up」にしているが、左上に「北」が常時表示されるので、至極直感的で分かりやすい。さぁ〜、Let’s goだ。
表示されているルートを消すには、GPSの「Track」設定画面で「Show On Map」のチェックを外す(下)。MAP画面へ戻れば、ルートが消えていることが確認できるはずだ。(完)
お役立ち情報: ナビゲーションを始める前に、トラック記録(Track Log)を「ON」にしておく。次からは実際のトラック・データをナビに使える。それから、かならず事前に「Setup」メニューの「Calibration」で電子コンパスの「キャリブレーション」をしておくこと。
このページの地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、
同院発行の数値地図25000(空間データ基盤)を使用したものである。
(承認番号 平19総使、第261号)
【免責事項】
この記事は個人的な備忘録です。筆者はこれを使用して生じたいかなる不具合、損害に対して暗黙の保証も含め、いかなる保証も 行ないません。
目次
HOME
TOP
©2006 Yamaさんのもっと山を、スキーを、感動を!
All rights is reserved. Sorry for Japanese only.