涸沢の紅葉を見に行こうと、アプローチを思案していた。上高地から入るか、
それとも蝶ヶ岳を越えて行くか。ふと
EVA父さんへメールを入れてみる気になった。
そろそろ北アルプスに来るのでは、と思ったからだ。
案の定、大キレット偵察で常念岳から蝶ヶ岳へ回るという。しかもテン泊で。
結局、私が押しかける形で同行させていただくことにした。涸沢の紅葉は、どうでもよくなっていた。
25日(金)姨捨SAでおちあいそのまま車中泊。
【1日目】
三俣の駐車場を5時50分に出発。20分ほど歩いて分岐から登山開始。
いきなり九十九折れの急登。覚悟はしていたがテント泊装備が肩に食い込む。
途中左へ「迂回路」なる標識を、合点がいかぬまま見送る。
あたり一面はガスに包まれ視界はよくありませんが、色づき始めた
紅葉が癒してくれます。
先を行くEVA父さん
11:00 石室を通過し前常念岳(2,661.8m)に到着。
昭文社の「山と高原地図」にある小屋への巻き道は通行禁止になっている。
常念岳と小屋の分岐で、いったん常念岳の頂上を踏んでおくことにする。
12:42 常念岳頂上(2,857m)到着。
槍・穂高は雲に隠れているが、三俣蓮華岳、鷲羽岳、水晶岳の方向は晴れているようだ。
明日の好天を確信し、小屋へ向かう。
常念小屋と横通岳(2,767m)
キャンプ場から常念岳
早速テントを設営。
トイレ・チップ100円を含め600円、水は1リッター200円。
本日の夕食は、私が乾燥米の五目御飯、EVA父さんが
山菜おこわで、汁に温かいワンタンスープを用意した。
他にEVA父さん持参のさつま揚げ、ウインナー、漬物。ささやかだが十分な量である。
本日の夕食
食後は、雲の取れた槍・穂高を眺めたり、紅葉の写真を
撮って過ごす。
焼酎を飲んで寝るが、その夜は、思いのほか冷えなかった。
氷点下を覚悟したのに、朝方でも5℃くらいあって拍子抜けした。
【2日目】
おかゆを温め、梅干を入れて朝食とする。
再度、常念岳に登る。
槍・穂高を背景に記念写真
大キレット、横尾本谷左俣と右俣の位置関係がよくわかる。
槍沢から天狗原へ登り返して横尾本谷へ下るルートは非常に
興味あるが、アプローチが大変なので実行は困難かな。
左から前穂、奥穂、涸沢岳、北穂、大キレット、南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳
快調に下るEVA父さん。膝は完璧。雲の辺りが蝶ヶ岳。
岩稜の紅葉。その先に蝶槍と蝶ヶ岳が見えています。
振り返ると常念岳(左)と前常念岳(右)
いったん最低鞍部まで下って2,592mのピークに
登り返すと、蝶槍が見えた。本家にはかなわないが、それなりに立派だ。
蝶槍
2,462mの鞍部まで、又下って登り返すと、蝶槍が目の前にそびえていた。
一気にピークへ。
蝶槍
蝶槍からの眺め。横尾本谷と槍沢が真正面です。
蝶槍を過ぎると、アップダウンはほとんど無く、駆け足で蝶ヶ岳ヒュッテ、
そして裏手の蝶ヶ岳山頂へ向かいます。
蝶ヶ岳へ向かうEVA父さん
蝶ヶ岳ヒュッテ
ヒュッテで昼食にカレーライス(800円)を食べる。
12:30 下山開始
最初の目標は「まめうち平」で、昭文社の「山と高原地図」ではコースタイムが
1時間20分となっている。なのに、1時間40分になっても到着しません。
私らの足が遅いというわけではありません。ヒュッテから誰にも追い越されていませんから。
「まめうち平」の標識を見ると標高1,900mと書いてあります。それに対して
「山と高原地図」は、約2,000mのところにマークされています。
この地図、間違ってるんじゃない???
まめうち平
ここで休んでいるとサプライズが発生しました。下山してきた
男性を見て、EVA父さんが指差して絶句しています。
誰だろうと思っておりましたら、なんとこの男性、
かめふ〜さんでした。
はじめてお会いすることができましたが、EVA父さんの遭遇マジックは
すごいなぁ〜。
かめふ〜さんは、今朝登りだし、1日で常念岳、蝶ヶ岳と回って来られたそうで、
その話を聞いて、再度驚いたEVA父さんと私でした。お正月の偵察目的だそうです。
後は、3人で楽しく下山し、駐車場で別れました。
追記:
朝、遭遇した「迂回」看板ですが、かめふ〜さんの解説で氷解しました。
沢が増水した時の蝶ヶ岳への迂回ルートだということです。確かに説明版が
立っていました。家で見たら国土地理院の地形図にも載っていました。
EVA父さんの写真も使用させていただきました。