久しぶりに谷川岳の稜線を歩いてみたいし・・・・、どうせ行くなら
未経験の吾策新道(ごさくしんどう)を歩いてみたい。
というわけで、1日で谷川岳と万太郎山(まんたろうやま)を歩き、土樽駅から土合駅に
戻る計画を立てた。問題は、土樽駅発のJR水上行きは15:21と18:11しかないこと。
明るいうちに戻りたいので目標は15:21発にした。
逆算して万太郎山着は12:00がタイム・リミットである。
ここ数日谷川岳は天気が悪かったが、天気予報を見て12日(月)に決行。
狙い通り寒気が去り絶好の日和となった。
土合駅前に駐車し、4時半にヘッデンを付けて歩き出す。
私の他に3人が西黒尾根へ取り付いた。
クサリ場を3つこなすとラクダの背(1,516m)に到着。
森林限界を越え、目の前には谷川岳と西黒尾根の全貌が広がる。
ラクダの背から谷川岳
厳剛新道(がんごうしんどう)の分岐を過ぎ、岩稜をガシガシ登る。
どうも他人が居ると意識して頑張り過ぎるのが私の悪い癖。
後に同じく万太郎狙い単独男性がぴたり付いている。
8:05 谷川岳トマの耳(1,963m)に到着。
天神平経由の観光客はまだいないので二人だけの頂上。
谷川岳トマの耳、左はオキの耳
頂上は1分ほどで失礼し、肩の小屋へ移動。
稜線の肩の小屋、私の好きな風景。左中奥の平らな山は吾妻耶山1,341m
肩の小屋には泊まり客一人が残っていたが、私と同時期に出発して行った。
小屋の人に聞くと刈り払いされているという。ありがたい。
これから向かう万太郎山方面の稜線を観察する。
チシマ笹に覆われたこの稜線を歩くのが私は大好きだ。
今の時期、標高1,500m辺りの紅葉が綺麗だが、
稜線沿いは、正直たいしたことはない。
万太郎山の後に重なるように仙ノ倉山
オジカ沢ノ頭直前のやせた岩稜を這い上がると
赤谷川(あかやがわ)の源頭が目の前に広がる。
山スキーで万太郎山へ行くときは、ここから赤谷川源頭へ
滑り込み、適当なところから万太郎山へ登り返すそうだ。
それに相応しい尾根があるある。
休みも取らず記録だけ付けて急ぐ。
オジカ沢ノ頭から赤谷川源頭域、万太郎山と右へ万太郎尾根(吾策新道)
ここから大障子(おおしょうじ)の避難小屋が見える。
オジカ避難小屋のところで二人組みとすれ違う。大障子避難小屋泊まりらしい。
更に二人とすれ違う。小障子ノ頭(こしょうじのかしら)を過ぎていったん下ると、
更に近く大障子の避難小屋が見えてきた。
大障子避難小屋と水場への道(左下)、背景は万太郎山(中央)
9:46 大障子の避難小屋に到着。誰もいなかった。
1時間くらいの余裕ができたので、手前の分岐から7分程の水場へ下ってみた。
2年前来た時より水が豊富だった。C型チャンネルの樋から大量の水がほとばしっている。
小屋へ戻り、カップ麺とお稲荷さんの昼食をゆっくり摂る。
後ろにいた単独の方2名は、私が水場へ行っている間に
追い越していったようだ。
吾策新道分岐から谷川岳連峰。
11:40 万太郎山(1,954m)着。
目標は12:00だったのでon timeだ。即、下山開始。
万太郎尾根全貌(井戸沢ノ頭も大ベタテノ頭も陰で見えない。それぐらい急降下する。)
吾策新道の紅葉
さて、吾策新道だが、はっきり言って2度と来たく無い部類の道だ。
危険な登山道の崩壊ヶ所、チシマザサの根元を踏み歩くような
片斜面の、道とは言えない道、滑りやすい急斜面などが続くので、
緊張が標高1,500mの大ベタテノ頭まで続く。
吾策新道の紅葉
14:06 土樽側の登山口に飛び出る。
滑りやすい道と泥濘路が続いたので、ほっとした。
2回滑ってしりもちを付いた。
土樽側の登山口
登山口の先に砂利の駐車スペースがあったが、
ここから土樽側300mくらいのところで通行規制(立ち入り禁止)
されている。通行規制のロープの脇に『大ベタテノ頭の先危険につき・・・・・』の
張り紙が剥がされ丸められて遺棄されていたので、
どうやら関係者は入山者を制限したいようだ。
その規制ロープの手前にも十分駐車スペースはあるので、
危険承知の登山者はどうぞ・・・。それほど危険というわけでは
ありませんが、私自身は2度と下る気も、
登る気もありません・・・・ハイ(〃´o`)=3 フゥ
登山口から土樽駅までの標準タイムは50分だが、
私の場合、親切な方に途中から車に乗せていただいたので、
私のタイムは参考になりません。
まぁ、久しぶりに谷川岳の稜線を歩き、楽しかったのですが、
時間に制限があることで、肉体的にはつらかった。
あちらこちらから集まってきて、最終的に30人ほどの登山者が15:21発に乗った。
長いトンネルを抜けて土合駅に着くと、ホームには上り列車を待つ
大勢の方がいて、この時初めて紅葉の3連休を実感した。
(完)
谷川岳、避難小屋等の情報は、
こちらの他のレポをご覧ください。