検査をする病院は会社から行くよりも、家から行った方が近かったので直行させてもらったのですが、いつも9時半から仕事なのに今日は8時半から健康診断。家を出るのが8時過ぎということは、前の会社に通っていた頃よりも遅いくらいの時間なのですが、人間ってのは楽な方には順応しやすい生物で、ましてや今週26歳になった身には1時間の早起きは至難のワザでした。
6時半にかけた目覚ましで目は覚めたものの起き上がれず、7時過ぎまでねばってやっとフトンとお別れすることができ、戸や壁にゴンゴンぶつかりながらシャワーして、ヨーグルトだけ食べて出かけました。
通りに出ると、世間は通学の時間帯。自転車に乗った爽やかな高校生たちが傍を通り過ぎていきます。ああ、もし私が先生だったりしたら、生徒に混じって自転車こぎながら「おはよう!」なんて挨拶交わして、しかもその中に先生に憧れてる男子がいたりして、ドキドキさせちゃったりするのかもしれないわ〜なんて、まだトリップ状態でひたすら坂道を下っていきました。楽チン。
病院に着くと、検査用の寝間着みたいなのに着替えるように言われて、普通の服で検査を受けている人が多い中、あんまり嬉しくない注目の的になったのでした。社長曰く、「うちは検診Aに申し込んであるから、すみからすみまで全部診てもらえるけど、普通社員にここまでせえへんで。」ということだったので、この寝間着は「検診A」の代償なのかもしれず、文句は言えないのでした。
検査は尿検査から始まり、視力→身長・体重→血圧→聴力→心電図→血液検査→レントゲン→内科検診と進んでいきました。去年別の会社にいるときに受けた検診は心電図がなかったので、やっぱり検診Aはスゴイということになりそうです。
この前免許更新に行ったときは、裸眼では視力が足りなくてメガネをかけなくてはなりませんでしたが、もともとメガネの習慣が無いので今日は持っていくのさえ忘れていました。おまけに「わからなかったら何も押さないで下さい」と書いてあったのに気がつかず、窓を覗きながら当てずっぽうでボタンを押し続け、かなり機械を混乱させた結果、1.2と1.0という驚くべき結果を得たのでした。一緒に始めた隣の人はとっくに次の検査に進んでいました。
血圧は寝起きのせいもあって上が93、下が60でした。寝起きじゃなくても上が100を越えることはあんまりないので、もともと血圧は低めなんです。でもなんか低血圧なのが気に入っていて、係りの人に「低いですねえ」と言われて実に満足でした。
血を採ってもらいに行ったところでは、さらに私を喜ばせてくれる出来事がありました。看護婦さんがそれまでの検査の結果を見ながらまた、「ほかは異常ないけど、血圧だけちょっと低いわねえ」と言ってくれたのです。「いつもそうなの?」と聞かれても、お年寄りじゃあるまいし、そうしょっちゅう血圧を測ってしかも覚えているわけがありません。でもまあ「そうなんです」と応えると、「あら。でも、めまいがするとか立ちくらみがするとかじゃなければ大丈夫よ」とさらに一言。私は注射器に血が溜まっていくのを見ながら嬉々として、「よくめまいとか立ちくらみがするんです!」と力強く応えました。看護婦さんは「そう・・・。」と言って、「めまいがする」「立ちくらみがする」「肩が凝る」「疲れやすい」「体がだるい」という項目の「まったくそうである」にしっかり丸をしている私の問診表に目を落としたのでした。
検査も終盤に差しかかったレントゲン撮影では思わぬ落とし穴がありました。台に上がって腕を固定されてじっとしていると、係の男の人が「じゃあ撮ります。息吸って下さ〜い。ハイそうですね〜。じゃ、息止めま〜す!」とにこやかに言うではありませんか!!幸い息を止めたのは私だったので、命に別状はありませんでしたが、検査を受けに来たのがお年寄りだったらほんとに息を止められていたかもしれません。彼はそのことに全く気がついていないらしく、私の検査が終わったあとも次から次へと「息止めま〜す!」と宣言していました。
そんな和やかな雰囲気の中健康診断は終わり、あとは結果を待つのみです。果たして憧れの「再検査」なるか?!朝から刺激的な一日でした。