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勝さんの京都ツアー報告(1〜5) |
| 写真はもうしばらくお待ち下さいね。 |
祇園から上七軒までは、時間の関係でタクシーを飛ばして、北野をどりを鑑賞。
平野神社から常宿近くの市役所前まで、15系統の市バスで帰還しました。
今回のツアーは、珍しく連泊という事もあって、盛り沢山で充実してました(^^)。
初日は、お昼前に常宿へ車を預けて、徒歩で祇園へ。
歌舞練場の庭のしだれ桜は少し花びらが残っている程度で、ちょっと残念でした。
都をどりは、飛びこみで入ったので立見席しかありませんでしたが、
1時間の立ちっぱなしが苦にならない程、夢中で鑑賞できました。
その後、北野天満宮に寄りましたが、噂の梅苑には入らず、お隣の平野神社へ。
平野神社の参道に立ち並ぶソメイヨシノは殆どが葉桜でしたが、八重桜はまさに見頃。
散り急ぐソメイヨシノにひとり遅れて咲く八重桜が心憎くあわれですね。
この時、「な〜んだ、市バスって、結構、簡単ぢゃん」
と思ったのが翌日の悲劇へとつながるのであった……(乞うご期待(^^;)
2日めは、曼殊院から南へ東福寺まで、名庭を求めて徘徊する予定です。
修学院駅でタクシーを降りて、まずは、鷺森神社を目指して参道を登ります。
そこから歩いて、曼殊院へと向かいますが、ヒーヒー言いながら歩いている私の横を、
で、曼殊院ですが、新緑以前に庭としての造りが最高ですね。
曼殊院までは、鴨東線、叡電を利用して修学院駅まで行きたかったのですが、
常宿に配慮してタクシーで走りました。
当日は曇り空で、そぞろ歩きにはもって来いの日和なのですが、
光が薄いと新緑の輝きが半減するので良し悪しですね。
ここは、紅葉の名所ですが、紅葉の名所であるという事は新緑の名所でもある訳です。
参道に立ち並ぶ新緑のもみじはメチャ綺麗で、
見上げれば薄明かりに透けた新緑色がますます引き立ちます。
実はここには、(花びらが)緑色の桜が1本だけあるのです。丁度見頃で大満足(^^)。
タクシーに乗った修学旅行の中学生達が通り過ぎていきます。しかも、チャーター。
修学旅行でタクシーをチャーターだと? な、生意気なぁ〜〜〜っ!
最近では修学旅行のスタイルも変わったんですねぇ……
私の見た事のある枯山水庭園の中でもベスト5に入る素晴らしさです。
見る者にあれこれと想像させる派手さの無い上品な演出は、まさに見事の一言。
京都ならではの雅系庭園の傑作と言えるのではないでしょうか。
この手の素養の無い私は、タクシーの運ちゃんが修学旅行生に見所をウンチクしているのを盗み聞きながら、
「ほほう、成〜る程」と感心するのでした。
ここは八窓茶室が有名なのですが、見る事ができませんでした。とても残念。
曼殊院から少しあるいて、円光寺へ向かいますが、途中の道は細い生活道路ですから、
円光時は、近場の詩仙堂の陰に隠れてしまい人の気配がありませんが、
円光寺から詩仙堂へは徒歩数分です。
詩仙堂の道路に面した小さな門をくぐると、ちょっとしたエントランスがります。
詩仙堂から金福寺へ歩きます。
次の目的地は銀閣寺ですが、少し距離があるので、バスで移動する事にしました。
道に迷ってしまい、かなり遠回りになってしまいました。
曼殊院から円光時に向かうには、直接、円光寺を目指すのではなく、
詩仙堂を目指して、途中の円光寺を見つける方がわかりやすいかもしれません。
心静かに新緑を楽しみたい場合には好都合なところです。
事実、円光寺には私一人しかいませんでした。
円光時の庭は、縁側に腰掛けて全てが一望できるタイプで、割合に木々の密度が高いようです。
ですから、新緑や紅葉などの色が強く出る時期には、圧倒される程の存在感があります。
ちなみに、ここの池は洛北で一番古い池なのだそうです。
詩仙堂の入口はちょっとわかりづらいのです。
ですから、注意散漫な私は前を通りすぎてしまって、その上の神社に入ってしまい、
一乗寺下り松の古株とやらを見学してしまいました。
このエントランスには小粋な演出が数々あって感心してしまいます。
一風変わった建物から眺める庭は広大で、庭に下りて散策してみると、
鹿威しの風雅な音が心地よく響いていました。
詩仙堂は、曼殊院の雅系とは違った、侘び寂び系の名庭ですね。
残念ながら、メジャーな観光スポットと化していますから、場の慌しい時間軸が惜しまれるところです。
金福寺は、芭蕉庵で知られ、その昔、松尾芭蕉など俳人が好んで通う様になり、
句会も開かれていたそうです。
また、『女の生涯』の村山たか女が、晩年、尼として過ごした場所としても有名です。
ですから、たか女の位牌などが展示されていますが、
実は、たか女の墓は、前出の円光寺にあるのが興味深いところです。
ちなみに庭は、皐月の頃が良いかもしれません。
白川通をほんの数キロ南下するだけですから、
簡単に考えていたのですが、ここで油断したのが大きな間違いでした。
5系統のバスに乗ればよい事は事前に調査済みだったので、
深く考えず、行先の横に「5」と表示されたバスに乗り込みます。
あれ? このバス、整理券を取るの???
何か変だな、と思ったら、いきなり北大路通を右折してしまうではありませんかぁっっっ!
ひぃ〜〜〜っ、予想外の展開でドパニックに陥ってしまいます。
う〜ん、これは困った、確実に銀閣寺から遠ざかっている……
白川通をほんの数キロ南下するつもりで乗ったバスが、
途方に暮れていると、後続のバスが停まり人が降りてきます。
とりあえず、そのバス停へ向かい、丁度やってきたバスの行き先を見た時に奇跡が起こりました。
無事に銀閣寺道へ到着し参道を進みますが、途中、白沙村壮を見つけたので入ってみました。
白沙村壮を出て銀閣寺へと進みますが、あまりの人の多さに嫌気がさして、銀閣寺をキャンセル。
法然院へ到着し、立派な参道を登って門をくぐります。
名庭をめぐって、私もだんだん目が肥えてきたかな……(^^;
北大路通へ右折してしまい、ちょっと焦ってしまいます。
下手にバスを降りると、さらに事態が悪化しそうなので、
なるべく大きそうな通りと交差するところで降りる事にしました。
既にバス賃の220円を握り締めていたので160円区間で降車する気にはなれず、
220円区間になってから人の流れに押される様に降りた場所が東大路通の始点、高野です。
バスを降りて、バス柱の経路図を凝視しますが、
行く先に銀閣寺なんて表記がある訳ありません。
そこで、ふと気づきました。
おや、人の流れが東大路通へ向かっている、その先に何かあるのかな???
やや、あれはバス停ではありませんかぁ!
皆さん、そのバス停に向かっているぞ、ひょっとして、ここは乗り換えポイントなのか?
なんとそこには「銀閣寺道」と書いてあるではありませんかぁーーーっ!
(って、さっきから絶叫ばっかり(^^;)
この幸運は、きっと私の日頃の行いが良いからに違いないとしみじみ思いながら、
バスに乗り込んだのでした。
(冷静に考えるに、日頃の行いが良いんなら、ハナから迷ってないって……(^^;)
回遊式庭園は見事ですが、何故か哀愁が漂っている庭です。
何が足りないという訳でも無いのでしょうが、京都の庭園としては雰囲気が寂しいんですね。
実はこの庭園、大正時代の造園で、1200年の歴史を持つ京都からすれば、
かなり新しいと言わざるを得ません。
それがそんな印象をあたえる原因なのでしょうか。
哲学の道に沿って、法然院へ向かいます。
道沿いのソメイヨシノは既に葉桜で、ポツリポツリと立つ八重桜が寂しく感じます。
哲学の道はソメイヨシノの頃以外には、あまり魅力を感じませんね。
私には意味不明ですが、怪しげな長方形の砂山に怪しげな模様が描いてありました。
法然院は、立派な参道からすれば小規模な庭園で、
縁側に腰掛けて庭を眺められる訳で無し、回遊して草木にふれれる訳でも無く、
本堂へ歩いているうちに行き止まって、来た道をおり返すと、
何時の間にか寺から出ているという楽しめない寺院でした。
私の印象としては、特に見事な庭、という訳でもない様です。
改装中で釘を打つ無粋な音が響く法然院を後に、
永観堂は広大で見事な寺院です。
そこから、また暫く歩いて、南禅寺へ到着しました。
南禅寺の境内へ向かいたいところですが、そろそろタイム・アップです。
さて、帰りは東西線を利用して蹴上駅から三条京阪駅へ向かう予定だったのですが、
ところが乗ったバスは、平安神宮前を経由して、三条通へ入るではありませんか。
ここで感想! 「市バスで洛中を巡るのはバクチと一緒やね(^^;」
再び哲学の道を下りながら、永観堂へと向かいます。
法然院から永観堂へは少し距離があり、ここら辺にくると、
運動不足な私の足は既に音をあげています。
歩き始めて、かれこれ4時間、もう、一歩も歩くのがイヤって感じですが、
哲学の道をタクシーが流している訳ありませんから、根性で歩くしかありません。
ひたすら歩いて、永観堂へ到着しました。
参道沿いの木々は、実に手入れが行き届いています。
とはいえ、今思うに、庭園の印象があまり残っていないのは不思議な事です。
参道下の庭も見応えがありますが、庭園というよりは、
むしろ手入れの行き届いた溜池といった感じでしょうか。
自然の物にあまり人手をかけすぎると無機質な物になってしまう様ですね。
日本三大門のひとつでもある巨大な三門(山門)が見事です。
どうやら、三門の2階部分へ上がれる様なので、上がってみる事にしました。
ひ〜〜〜っ、自分が高所恐怖症なのを忘れていた……(^^;
とはいえ、「絶景かな絶景かな」と石川五右衛門でなくても言ってしまいます。
三門の上から見る参道の新緑もまた素晴らしく良いものでした。
後ろ髪を引かれる思いで、私の「鴨東名庭ツアー」は終了したのでした。
本当は、東福寺まで巡る予定だったのですが、
達成できなかったノルマは、また後日にでもトライしてみるつもりです。
生粋の方向音痴な私は二条通へ出てしまい、とうとう蹴上駅を見つける事が出来ませんでした。
仕方なく、たまたまあったバスの停留所で経路図を見てみると、
京都駅行きのバスが停まる様です。
もう歩くのも嫌なので、とりあえず乗る事にしました。
いざとなったら、京都駅構内を観光して、そこからタクシーで宿まで帰ればいいやと、既に投げやりです。
おぉ、ラッキー! ひょっとしたらこのバス、三条京阪に停まるんぢゃないか?
思わず、運転席後ろの停留所案内図をチェックしますが、込み合っていて確認できません。
バス停へ停まるたびに、次の停留所名をチェックして、
そこに三条京阪の文字を見つけた時は、思わずガッツポーズ!
よっしゃぁーーーっ! また奇跡が起こったぜよ!
幸運に恵まれて、三条京阪で下車。
5時間も歩き続けて棒になった足を引きずりながら、やっとの思いで常宿へと辿り着いたのでした。
今回のツアーでは、はじめてバスを利用してみました。
今回のツアーで巡った庭園ですが、実は、半分以上が、
とはいえ、そんな武家社会の時代にありながらも、
さぁ、皆して京都へ行くのぢゃ。
思い通りに目的地に着かず散々な結果でしたが、
こうしたトラブルも旅の醍醐味、不測の事態に陥っても、ガッハッハ!
と笑い飛ばして、突然訪れた不遇を楽しむぐらいの遊び心が必要ですね。
江戸時代以降に造られたものであるという事は、あまり知られていません。
「京都=平安時代」という公式がプレプリントされている単純な私は、
何だか騙された様な気持ちになってしまいます(^^;。
これほどまでの雅な庭園を設計できるあたりは、
さすが平安から続いてきた重い文化を感じざるにはいられません。
今でこそ、天皇陛下は東京の皇居へお住まいですが、
平安京が築かれてから明治の始めまでは、ずっと京都御所におられたのです。
その宮廷文化は、どんなに時代が変わって平成に至っても、強く京都に根付いているのです。
そして、鴨東の名庭を巡って雅の心を学び、私と同じ苦しみ(足の痛み)を味わうのぢゃ(^^;。