冷蔵庫のハナシ



これは学生時代、私と同じく一人暮らしをしていた友達の、そのまた友達の話です。

1年生のとき、長い夏休みを実家で過ごすことにした彼女は、

休みの間に何かあっては大変と、部屋中のコンセントというコンセントを抜き、

ブレーカーを全部上げて家を出たそうです。

休みが終りに近づき、部屋に戻ってきた彼女は愕然としました。

その締め切った高温多湿の部屋の中で、

電源を切られて放置された冷蔵庫の中身を見てしまったのです。

冷蔵庫にはまだ使い切っていなかった野菜が残っていました。

玉ねぎからはネギが生え、にんじんからも葉が伸び、

どちらも本体はクタクタになっていたそうです。

また冷凍庫には、作り置きしておいたハンバーグが4個入っていたそうです。

どれも立派にカタチを保ってはいましたが、 その悪臭にはとても耐えられなかったといいます。



◆  ◆  ◆  ◆



学校が始まると、彼女は教室でこの惨状について熱く語っていました。

「玉ねぎがねっ!にんじんがねっ!ハンバーグがねっ!」

そんな彼女の話を聞いて、私の友達は思わず言ったそうです。

「よかったぁ。私も冷蔵庫の電源抜いて帰っちゃったけど、

冷蔵庫に入れといたのってケチャップとマヨネーズとバターだけだったもん。」

周りにいた女の子たちの反応は言うまでもありません。

そしてその話を聞きながら私は思いました。

そっか、冷蔵庫の中はキムコとジャムとバターだけだったから

私も電源抜いて帰ればよかった・・・。



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そうそう、話は変わってよくあるんですよ。知らないうちに賞味期限切れちゃうのって。

一人暮らしだと使い切らないうちに期限切れなんですよね。

とくに料理するつもりで揃えた調味料。

みりんとかお酢とか、この頃料理するようになったので(←フォロー)

それならあったあった、さあ使おう、って表示を見たら

「使用期限:製造日から1年」

製造日、製造日、っと・・・93年○月○日。ガビーン。

思い出すのは一人暮らしを始めたばかりのあの日。

母と一緒にスーパーに行って、あれもこれもと買い揃えたんだっけ。

よく使うからと大き目サイズを買ったお醤油。

・・・変なニオイがするよ。



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2度の引越しがあったにも関わらず、

見た目に傷みがわからないこういうモノって

ついついそのまま持って来てしまうんですよね。

この前も、なんとも思わず使っていた小麦粉の製造日が95年だったんです。

使ってしまった後だったのでちょっとドッキリしたんだけど、

でもこういうのって腐るもんじゃないよね、っと賞味期限を見たら

っていうかあったんです、賞味期限が。

「製造日から1年」・・・ガーン。

私だけならまだしも、それを人サマにも食べさせてしまいました。

でも今のところ元気そうにピンピンしてる(?)からいいや。

あ、これ読んだらバレちゃうな。まいっか(←悪魔)。



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今うちの台所から賞味期限の切れたものを排除したら

けっこうスッキリするんじゃないかと思えてきました。

調味料は別として、料理の本見てそのためだけに買ったものって、

やっぱりアレですね、また使うだろうなんて見栄張ってないで

使い切れなかったらある程度捨てる勇気も必要ですね。

となると、やっぱり冷蔵庫の中はスッキリがイチバンなんじゃないかと

思われるわけです。1週間経ってもなくならないものって

結局そのまま期限切れるまで(あるいは切れても)残ってると思うんですよね。

そういうわけでうちは冷蔵庫よりも冷凍庫の方が充実してます。



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