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当たり前のこと 岩波書店出身のジャーナリストで雑誌「世界」の初代編集長だった吉野源三郎が著した「君たちはどう生きるか」という本にこんな言葉がある。「当たり前」という実に身近な事象について語った短い言葉であるが、読み返せば読み返すほどこの言葉の奥の深さに気付かされる。その言葉は、
「当たり前のことというのが曲者(くせもの)なんだよ。何処までも追っ掛けて考えて行くと、もう分かり切ったこと
だなんて、言っておれないようなことにぶつかるんだな」
この本は小学校の高学年か中学校の低学年の頃に父親に買って貰って読んだように記憶している。その当時は人生経験も少なく、「ごく当たり前のことばかりが書いてある本だな」という程度の認識しかなかった。しかし、人生経験を積み重ねるに従って、この言葉を思い出すことが多くなった。「当たり前」の大切さを再認識するようになったのである。
どんな場面においても「当たり前のこと」というのは殆ど思考を廻らさないために、「当たり前のこと」として見過ごしてしまう。しかし、よくよく考えてみると、大抵の場合、この「当たり前のこと」を疎かにしたところに原因があることが多い。「当たり前のこと」だから出来ているものと錯覚しているだけで、実はこの「当たり前のこと」が出来ていないのである。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ビジネス 「なせば成る なさねばならぬ何事も…」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 Enter From 検索 Update & Back-number index Previous 巻頭 ビジネス