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幕末から明治の波乱の中で西郷隆盛に心酔した仕事師、勝海舟は、「気合い」や「余裕」や「悟り」といった面から人間の持つ気宇を評する傾向が強いようである。そのような彼が波乱の時代の舵取り役たり得たのはやはり理屈よりも実践に力点を置いていたところにあるのだろうと思う。勝海舟の「氷川清話」を読むと随所に知行合一の思想が顕われており、勝海舟もやはり陽明学思想の持ち主と思われる。「氷川清話」にはなかなか含蓄のある言葉が並んでいる。
1.全体何事にもよらず気合ということが大切だ。この呼吸さえよく呑み込んでいれば、たとえ死生の間に出入りしても、
決して迷うことは無い。しかしこれは単に文字の学問では出来ない。王陽明のいわゆる事上練磨、すなわち、しばしば
万死一生の困難を経て始めて分かる。
2.明智左馬之助という男は実に偉い人間で、本能寺の変のとき、さすがの明智光秀も最初はいくらか遅疑逡巡するところ
があって、腹心の者二、三を集めて評議をした。すると、左馬之助は、『評議も何も無い。明日直ぐにやるがよい』と言
った。この一言で光秀も直ちに決心したのだが、時の英雄信長が光秀にやられたのも、ただこの決断の力だ。
3.本領を守ってどこまでもやり通すのが肝心だのに、本領はさておいて、とかく小刀細工をしようとするから常に失敗す
るのだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 食紀行 東京駅八重洲南口、おにぎり屋さん「米in」 世相雑感 <官から民へ> 耐震データの偽装 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 Enter From 検索 UpDate & Back Number Index Previous Home Gourmet Profile & 世相雑感