∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 以久遠氏 Beauty,Business & Favorites   巻頭   <101> VOL. '07-05 / 2007.05.01 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

忙中、閑あり    

 「忙中、閑あり」。忙しい、忙しい、と慌てふためいている中にも、冷静に見直せば必ず閑が存在しているものだ、という意味で、閑というものは自らが見つけ出すもの、というアグレッシブな行動を示唆する中国の言葉である。物には全て表と裏があるように、全ての現象にも両極に在るあり得ないようなものが同時に存在している。ところが「忙中喪我」の状態に陥り、「一方に溺れ他方を見失って、チャンスを逃す」という凡人の愚を冒すことは多い。

 従って、「忙中、我在り」。如何に忙しくても自分を見失わない「備え」をするところに自分を活かす手立てがある。その為には、常に現象の中に居ながらも現象に呑み込まれず、逆に現象を一段上から眺めるだけの余裕と自分を見失わない冷静さを喪わない鍛錬が大切である。「備える」ために同じような言葉を紹介しよう。

忙中に閑あり。 暗中に明あり。 闇中に光あり。 喧中に寂あり。 嫌中に好あり。 寒中に温あり。 動中に静あり。 苦中に楽あり。 死中に活あり。 恕中に愛あり。 疑中に真あり。 信中に偽あり 信中に詐あり

 常に学び、常に鍛錬することが不断の備えを身に付けて呉れる。鍛錬については論語の「六言六蔽(りくげんりくへい)という言葉が参考になる。その意味は、「六つの徳(仁・知・信・直・勇・剛)も学問を怠れば、六つの弊害(愚・蕩・賊・絞・乱・狂)をもたらす」となる。リスクマネージメントの基礎であり、精神衛生の面からも大事なことである。

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