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以久遠氏 の Beauty,Business & Favorites 巻頭 - <111号>VOL. '0803 / 2008.03.01号
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JUSTICE
ブログ「ヤブ睨み社会語辞典FROM以久遠氏」にも書いたが、
ロス市警の警部の「JUSTICE」という言葉を聞いたとき
驚きのような新鮮さに加えて
司法に関わる者の強烈なプライドと溢れ出るような自信を
見せ付けられたようなショックを受けた。
アメリカでは
「JUSTICE」という言葉は日常語として
生活の中に融け込んでいる。
日本語では「正義」である。
しかし、わが国では
日常生活の中では「正義」という言葉を口にする人もなく
ついぞ耳にしたことがない。
日本人にとって
正義(JUSTICE)という言葉は文語であって
口語ではないのだろう。
では、口語で「正義」を表現すれば
どう言うのだろうか?
と思いつつ、つらつら考えてみたが、
現代では、
「正しい」という言葉の外に
当てはまる言葉はないようである。
しかし、耳にしたとき
「正しい」と「正義」という言葉には
大きな乖離感がある。
武家時代や武士意識の残っていた明治時代においては
道徳観の中に「恥を知る」心や「譫(たわ)け」として
個人の意識や日常生活の中に正義が生きていたように思う。
物事の価値を
契約観や相対観で見る世の中になった頃から
日本人は「JUSTICE」を忘れてしまったのではないだろうか。
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