昨年の12月中旬、初めてホームページをオープンしてから早いもので一年になる。ホームページを出そうと思った切っ掛けはごく単純なことからであった。
Windows95 の爆発的な反響を見たとき、トレンドから見て、21世紀のビジネスはインターネットを抜きには考えられないという思いがした。そうなると、21世紀は、パソコンに抵抗感、否、パソコンに親しみを感じている人達が主導権を持った世の中になるということになってしまう。
これでは「世の中の流れに取り残されてしまう」という危機感を抱いた。そこで、先ずはメールを覚え、ホームページを開設すれば、「インターネット世界とは何ぞや?」が理解できるだろう、と考えた訳である。
文科系の人間は、往々にしてパソコン音痴が多い。大抵は食わず嫌いである。私も数年前までそうであった。文章作成機であるワープロには全く抵抗感はなかったが、「パソコン」というとプログラム作成という印象が強いのと、「パソコン」というカタカナの響きそのものが嫌いだった。
しかし、実際にパソコンを使うようになってみると、パソコンの利便性が身に沁みて分かるようになった。情報を探すことも、情報を保存することも、数字を分析するにも、これほど便利なものはない。今では、公私の膨大なデータが全てパソコンの中に保存されているという有様である。パソコンが壊れると、一瞬、時間が止まったような感じになり、頭の中は真っ白になって途方に暮れてしまう。こうして、パソコンの存在しない生活は成り立たなくなってしまった。
それでもやっぱり、所詮は「機械は機械」である。分かっていることだけが至便になっただけで、未だ分かっていない部分はやはり人間の頭脳に頼らなければならない。想像力や創造力という点においては、人間の頭脳に勝るものはないのである。いつの世にあっても、人間の頭脳と心が時代のリーダーでなければならない。かくなる思いから、昨年の暮れ、「人の心」をテーマにしたホームページを発信しよう、と思い立った。