ホームページをネット上に掲載してから、時々思い掛けないことが起こる。見ず知らずの人からメールが入って来る。それも、若い人なら兎も角、結構、年配の人からのメールなのである。先日、親切なメールを頂いた。実は、Vol-09号の巻頭に「好きなことをして暮らすべきなり」という海音和尚の言葉を載せているが、この海音和尚が、どこの生まれで、どういう人なのかさっぱり分からないで困っていたところに、見ず知らずの人から、
「海音和尚は佐賀の天祐寺11世の禅坊主です。天祐寺は、竜造寺高房、つまり隆信の孫を改葬した寺です。『すいた
こと、、、』が葉隠の中にあることは知っていましたが、海音和尚の著書か何かにもありましたでしょうか?」
というメールである。直ぐに感謝の返事を出したが、しかも、葉隠武士道の国、佐賀県出身の人であった。いずれの日にか、会うことになるような気がする。また、こんなこともあった。Vol-18で「白髪素麺」のことを書いたら、
「食べてみたいのでどこの素麺を買ったらいいでしょうか?」
というメールを頂いた。そこで、私の家で食べている「猿渡製麺所」を紹介したが、「三年もの」は常連客が多くなかなか買えないらしいので、果たして買えただろうか?と心配している。こんなこともあった。VOL-19のを「訪問前の一本の電話」を読んだ高校を卒業したばかりの若い女性から、
「営業マンのために、テレフォンでアポイントをとる仕事をしいますが、どうしても、電話でのアポで悩んでいました。
今日はじめて、以久遠氏のホームページを拝見して、前にアルバイトをしてた頃の上司が言ってるようなことを言っ
てるな、と思ってちょっとおもしろかったのですが、これがすべての営業の基本だなって思い、パソコン相手に一人
で納得しました」
というメールも貰った。また、こんなこともあった。偶々、「hawaii 」という言葉で検索していたら「ほんとうにほんとのハワイ」というページに辿り着いた。カメハメハ大王一世の末孫の女性が、ハワイアン(ハワイ人)の文化と歴史を後世に正しく伝承しようという趣旨で作られたページらしい。ハワイの歴史と文化に触れた素晴らしい内容のホームページである。読後感想を彼女にメールしたら、一時間ばかりして丁重な返事が返って来た。ハワイ好きの人やハワイのことを研究している人なら一読の価値があるページである。
読者の方から教えられたり、逆に読者の方の励ましになったり、読者の方のお手伝いをしたり、……。メールを頂くたび、「以久遠氏の…」のホームページがささやかながらも読者の方々のお役に立っていることが分かって喜んでいるが、ホームページを出していなければ決して得られない喜びである。