以久遠氏の Beauty,Business & Favorites VOL-03 <1999.01.15号> 祝 成人

人は過去の門を潜ることで老いる。過去の門の周辺には、懐古と諦めを甘い言葉で囁いて近づいて来る力を失った人達がいる。彼らは苦しみを隠蔽(いんぺい)し、楽しかった思い出とささやかな現在の愉楽だけを語りあう仲間を求める。彼らにとっての新しさと楽しさとは、新しい仲間を呼び込み仲間を殖やすことなのである。
万物は成長するとき、まるで自らの存在を誇示するかのように、色鮮やかに艶やかに光り輝く。反対にピークを過ぎ衰退に向かうとき、輝きを曇らせ色を失い、やがて消滅する。人間もまた然りである。
貴方がいつまでも若くありたいと願うなら、決して過去の門に足を踏み入れてはならない。過去の門を背にし、日々、未来の門の重い扉を押し開く努力をしなければならない。さもないと、若くして老いることになる。
未来の門の扉を開くには力が要る。継続と前向きのエネルギーが要る。継続の源は忍耐であり、信念であり、努力である。前向きの力の源は好奇心、興味、挑戦、自信である。己を目的の場所に持って行こうとするエネルギーである。
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