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最適という言葉がある。意味はそのまま「最も適している」ということであるが、英語を直訳しただけの言葉であるため日本語表記すると、分かったような分からないような意味の判然としない言葉である。
英語で「最適」を表現すると、「the most suitable」とか「ideal」とか「the fittest」とか「the optimum」という4通りの言い方になる。「the most suitable」は組み合わせなどの最適な状態を意味し、「ideal」は理想的な最適を意味する。また、「the fittest」はファッションなどにおける最適を意味し、「the optimum」は「最善」を意味する最適で、「最適条件=the optimum condition」というように使われる。
こうして見ると、日本語よりも英語の方が厳密に使い分けされているようである。英語の「ideal=理想」と「optimum=極致」には「真」にも等しい「絶対的」な意味合いを感じるが、日本語の「最適」という言い方自体には、そもそも「何かに比較して」という意味合いの方が強い。そのために「絶対」とか「完全」というニュアンスは全く伝わって来ない。
しかし、最近の新聞紙上で、時々「最適」という漢字を見かけるようになった。何がどう最適なのか、気になって調べてみたのだが、「最適」という言葉を使った記者はいずれの意味を意図して使っているのであろうか、とふと思ったりする。
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