このページでは、携帯電話の基地局からの電波の強さを中心に、解説を行います。
1. 英国・携帯電話基地局周辺にある学校での電波強度実測
2. 英国・携帯電話中継塔周辺にある100の学校の電波曝露強度実測結果に対する反響
3. 英国NRPBの報告書にみる無線塔からの電磁界強度
4. カナダ・トロント市提唱: 携帯電話中継塔からの電磁波暴露規定
5. オーストリア・ザルツブルグ市提唱: 携帯電話中継塔からの電磁波暴露規定
追記:ザルツブルグ訪問の記(電磁波)
6. パリ市の携帯電話基地局からの電波曝露規制
7. 携帯電話の中継塔(電波塔)から発信される電波の強さの推定
8. 携帯電話基地局(中継塔)周辺の電波の強さの実例
9. 日経バイト誌2002年9月号の記事から
10.盛岡市条例にみる携帯のアンテナ鉄塔規制
11.ある携帯電話基地局の疑問―1 京王線読売ランド駅前
12.ある携帯電話基地局の疑問―2 京王線調布駅前
13.まだある確認すべき?基地局 稲城市内
14.まだある確認すべき?基地局 川崎市溝口
15.携帯電話基地局は大電力の集中局か小電力の分散型か?
16.総務省のパンフレットに疑問
17.東京都練馬区のあるマンション屋上の携帯電話反対運動の状況
18.基地局の無線発信電力の大きさが肝要
19.携帯電話基地局のアンテナからの電波の強さの推定法
20.フランス国立応用科学院の調査研究「Santiniの携帯電話基地局と愁訴の関係
21.イタリアでの携帯電話基地局の電磁界強度測定
22.イタリアでの携帯電話基地局の電磁界強度測定−2
22A.イタリアでの携帯電話基地局の電磁界強度測定−3
23.WHOの携帯電話基地局の電磁波に関する見解
24.携帯電話の基地局に関するニューヨーク州議会の動き
25.イギリスのWycombeでの携帯電話基地局からの電波の24時間モニタ
26.佐賀県有田町で携帯電話の基地局建設反対運動受け、トラブル防止へ条例制定
27.エジプトでの携帯電話基地局からの電磁波と人の行動に関する研究
28. また見つけた確認すべき?基地局 稲城市内 川崎街道沿いのマンション
29.疑問のある条例: 福岡県篠栗町
30.疑問のある条例: 岩手県盛岡市
31. また見つけた確認すべき?基地局 港区六本木ヒルズ近傍
32. 東京 JR市ヶ谷駅周辺で見つけた確認すべき?基地局
32A: 東京 JR高田馬場駅周辺で見つけた確認すべき?基地局
33.ドイツでの基地局に関する疫学 2004年
34. 東京 地下鉄東西線東陽町駅付近で見つけた確認すべき?基地局
35.
秋田市駅前付近で見つけた確認すべき?基地局
35A. 東京 地下鉄有楽町線辰巳駅付近で見つけた確認すべき?基地局
35B.
東京 地下鉄銀座線外苑前駅付近で見つけた確認すべき?基地局
35C
東京 有楽町前駅で見つけた確認すべき?基地局
35D
東京 一ツ橋の学士会館の屋上に見つけた確認すべき?基地局
35E 東京 JR中央線荻窪駅周辺で見つけた確認すべき?基地局
35F
東京 小田急代々木上原駅上り線プラットホームで見つけた確認すべき?基地局
35G
東京 九段下周辺で見つけた確認すべき?基地局
36.携帯電話基地局からの電波の強さの実測 総務省2007年4月27日報告から
37.フランスで携帯電話基地局の制限に関する議員立法の動き
38.携帯電話の通信方式による電波観測時の違い
39.携帯電話基地局からの電波の強さの測定法
40.ドイツの首相への公開書簡
1.英国の携帯電話基地局周辺にある学校での電波強度実測
以下のWEBで詳細が公開されている。
************ ************ **********
http://www.radio.gov.uk/
Mobile Phone Base Station Audit – Results
At the beginning of the audit, it was agreed that the RA would complete 100
surveys at schools by the end of 2001. The 100th survey was completed on 21
December.
The audit started in December 2000 and was completed in December 2001.
The results from the surveys are published on the RA website. The audit
recorded levels typically many thousands of times below the ICNIRP guidelines,
with the lowest recorded level 1/825,764 and the highest value of 1/279 of the
guidelines.
************* ************* ************
この報告は、携帯電話の電波の健康影響を調査するために、携帯電話の基地局が周辺にある学校における電波の強さを実測した結果である。2000年12月に開始し、100箇所の実測を2001年12月までに完了した。
その結果はICNIRPの電磁界曝露ガイドライン(一般公衆向け)の指針値に対して、少ないところでは825,764分の1、最大で279分の1であった。
この調査はスペクトラム分析で、各周波数の電波の強さを測定している。 わかりにくいので解説を行います。
ここでは800MHzの単一周波数であると仮定すれば、ICNIRPの指針値では、電力密度は0.4mW/cm2である。279分の1の電力であるから、1.4μW/cm2となる。 この電力を電界強度に換算すれば2.3V/mとなる。 この電界強度の値を通常のテレビ塔などから発信されている電波の強さと比較し見れば、携帯電話の基地局からの電波の強さがわかる。
上の報告の英国内での反響です。
イギリス政府の青少年大臣は「安心させる」と喜んでいる。 電磁波反対運動を行っている人に言わせると、 「何の役にも立たない。 低い強度の電磁界に長期にわたって曝露した場合のことがはっきりしていないから」と、厳しい論評となっている。
***************** *********************
イギリスの首相官邸ニュースとでもいえる「10 Downing street Newsroom」のWEBにあった内容
http://www.number-10.gov.uk/news.asp?NewsId=3724
Phone mast emissions well below
international levels [4
March 2002]
Emissions from mobile phone masts are many hundreds of times below
international exposure guidelines, according to results issued today. There has
been public concern that the masts may have a harmful effect on health.
A study carried out last year measured the electromagnetic emissions from 100
mobile phone base stations on or near schools around the
Results show the level of emissions ranged from several hundred to many
thousands of times below exposure guidelines set by the International
Commission on Non-Ionizing Radiation Protection, which offers independent
advice.
Ivan Lewis, Minister for Young People, said:
"Base stations on or near schools can be a
cause of real concern for parents and schools; the audit results are an
important step in reassuring 〔安心させる〕 the public that base stations do
operate within the relevant international guidelines."
****************************
イギリスでは携帯電話の中継塔(電波塔)からの電磁波(電波)曝露による健康影響を気にする声があり、政府は100の学校で、それらの電波強度の実測を行った。 結果はICNIRP国際ガイドラインの値の数百分の1から数千分の1と低かった。
これに対して、イギリスの青少年担当大臣は「学校の近郊に建つ電波塔に対して不安をもつ両親に対して、安心させてくれる」と。
***********************
イギリス BBC放送のWEBにあったニュース
http://news.bbc.co.uk/hi/english/education/newsid_1853000/1853866.stm
Monday, 4 March, 2002, 17:58 GMT
School phone mast
emissions 'low'
A campaigner against a phone mast next to a
school in Essex, Danny McLaughlin, said: "This audit has nothing to do
with the main reason why many people are opposed to sitting of masts near
schools: We still do not know what effect such low-level RF radiation may have
on the long-term health of children."
******************************
首相官邸のニュースと同じないようであるが、携帯電話中継塔建設反対派は、低い電磁界に長期に曝露した時の子供への影響がないことが確認されていないのであるから、この実測結果は何の役にも立たない」と厳しい論調。
3、英国NRPBの報告書にみる無線塔からの電磁界強度
作成:2003−1−4
文書:NRPB-W23
タイトル:Radiofrequency
Electromagnetic Fields in the Cookridge Area of Leeds
著者:K Fuller, A
D Gulson, P M Judd, A J Lowe and J Shaw
発行:2002年8月
概要
英国のLeedにある無線塔からの電波の強度を実測で調査を行い、人の健康に影響するレベルか否かに関して、NRPBとICNIRPの規定値に照らし合わせて判定を行った。
Leedには近接して3つの無線塔がある。これらに近接して学校もある。合計8箇所で計測が行われた。
電波の周波数は多岐にわたるので、個々の周波数毎にガイドライン値に対する割合を算出し、総和を求めた。
結果は、ICNIRPの一般公衆に対する指針値に対して、最大でも0.14%程度であり、
Hazardous(障害、危険)レベルとはいえないことが判った。
携帯電話の電波が最も強い暴露源であったのは、8箇所の測定点の中で2箇所であった。
8箇所の測定地点の中では、3つの無線塔から離れているため、3つの無線塔からの電波ではなく、通常のテレビジョンやラジオ放送の電波が主要な暴露源となっていたケースもある。
以上 詳細はNRPBのWEBで公開しているこの報告書をダウンロードして、読んでください。
イギリスでは、こうした測定を行ない、データを公開しているのはよいことです。

引用: NRPB-23文書から
補足:8箇所の測定点の中で、無線塔に近接している学校での測定例を、転記しました。
携帯電話の基地局からの電波と、その他の無線電波をまるで囲んであります。
また電波の強さは電力密度で表記されているので、参考までに電界強度のレベルを右に手書きで追加してあります。
これらから、この測定点では携帯電話基地局からの電波の強さは0.2V/m程度とさほど強くはないといえます。
この例では携帯電話基地局からの電波の電力密度は100マイクロW/m2程度であり、換算すれば0.01マイクロW/cm2となり、カナダのトロント市の提唱やオーストリアのザルツブルグ市の提唱規定を満足することになります。
携帯電話等の安全規定はカナダ連邦政府が決定し、安全基準としてはSafety Code 6が規定されている。
カナダのトロント市では、予防原則として、トロント市としては権限外であるが、以下の様に連邦政府が規定する電磁波暴露基準(電力密度規定)の100分の1にすることを、提唱しています。
報告書:
City of Toronto
Community and Neighbourhood Services、Toronto Public Health、Health Promotion and
Environmental Protection Office
HEALTH CONCERNS OF RADIO FREQUENCY FIELDS NEAR BASE TELEPHONE
TRANSMISSION TOWERS
筆者: Dr.
Sheela V. Basrur、 Medical Officer of Health
発行:November
1999
詳細はWEBで公開されている上記情報を入手してください。 PDFファイルで公開されています。
(以前にダウンロードしたので、URLを覚えていません。)
この提案によれば、携帯電話の中継塔からの電磁界暴露は
900MHzでは 電力密度 6マイクロW/cm2 電界強度 4.7 V/m
1500MHzでは 電力密度 10マイクロW/cm2 電界強度 6.1 V/m となります。
この程度の電界強度は、従来のTV放送塔等の近傍では観測された値ではないでしょうか。
携帯電話の中継塔からの電界を、その程度に規制しようとしているのかも知れません。
5.オーストリア・ザルツブルグ市携帯電話中継塔からの電磁波暴露規定
WEBにあった内容の概要を紹介。
この規定は調査した範囲ではもっとも低いレベルに規制しようとしている規定である。
************** ****************
PRELIMINARY STANDARD FOR PULSED EMF IN
SALZBURG
G.
Public Health Department
P.O. BOX 527, A-5010 Salzburg, Austria
In 1998 we proposed a preliminary standard for pulsed EMF (GSM) emitted by
mobile phone base stations.
1998年携帯電話の中継塔からの電磁波曝露に関する規定を提案した。
The standard is based on the findings of a supression of the REM-phase seen in
EEG under a pulsed EMF (f=900 MHz, pulse frequency 217 Hz, pulse width 580 µs,
average power density 0,05 mW/cm²) [Mann, Röschke
1996].
この規定は1996年のMannによる研究、0.05mW/cm2の900MHz電波が心電図に影響を与えるという研究を根拠とした。
We used an uncertainty factor of 500 to close the gap of knowledge - a method
that is widely used in toxicology and even used by WHO
to extrapolate the standard for thermal effects of EMF from workplaces to the
public. The gap of knowledge is due to the unknown dose-effect-curve and
unknown long term effects especially in possible vulnerable subgroups.
この研究に対して、WHO等が発ガン物質の規定を決める時に用いるような、500倍の安全率を導入した。長期にわたる影響などまだわかっていないことがあるので、この様な安全率を導入した。
The preliminary exposure standard expressed by the power density (S) is 1 mW/m² (0,1 µW/cm²). This standard should be seen
as a preventive strategy and not as a known cut-off for health effects. The
standard is only used for risk assessment for pulsed EMF in the vicinity of
mobile phone base stations.
0.05mW/cm2の500分の1の電力密度、すなわち0.1μW/cm2を携帯電話中継塔から発信される電磁波(電波)の曝露限度とする。
************ ***************
この規定、最大0.1μW/cm2は、電界強度に換算すると、最大の電波の強さは0.6V/m(2006-12-15修正)となる。
この規定に関して、ザルツブルグに問い合わせたところ、
Our proposed preliminary value is published in german - it is not by law, but
it is a reccommendation on a voluntary basis.
この規定は法的な規定ではなく、自主的に行ってもらう推奨値である、との回答が来ました。
また、この規定はザルツブルグ市近郊にあるテレビ等やラジオ放送塔等から発信される電波に比べて弱すぎる、すなわち、0.6V/m (2006-12-15 修正) より強い電波がテレビ塔など発信されて、携帯電話の中継塔からの電波をこのように規制しても意味がないのでないかと、質問をしてみた。
回答は
Extensive
measurements showed power densities from radio and television transmitters
in Salzburg in the range from 0,001
to 0,1 mW/m². The transmitters are sited on the top of a mountain on
the edge of the city of Salzburg.
ザルツブルグ市の場合は、テレビ塔は町のはずれにある山の頂上に立っており、市街には大きな電波強度にはなっていない。 それらの電波強度は0,001 から 0,1 mW/m²
(0.0001μW/cm2から 0.01μW/cm2と十分に低かった。 という回答でした。
もし、テレビ塔が東京の様にザルツブルグ市内にあった場合には、この提案は大幅に変更になっていた可能性があります。
******** *********
追記1:ザルツブルグの規定に関する追記 2007−1−22
電磁波研会報・第17号 2002.7.21発行 に掲載されたザルツブルグの携帯電話基地アンテナからの電波強度の実態を引用しながら、以下に実態をまとめた。
>マイクロウェ-ブ・ニュ-ス2002年5〜6月号より
>ザルツブルグ基準値の議論活発化
>オーストリア・ザルツブルグ周辺の実測測定調査を巡って
>
>オ−ストリアの環境都市ザルツブルグはモ−ツアルト生誕地としても知られる町だが、高周波基準値「0.1μワット/cm2」でも知られている。
>このザルツブルグ基準値はいわば紳士協定で法的強制力をもつものではない。
>このたび、オ−ストリア調査センタ−・ザイベルスドルフ(ARCS)とスイス通信局(BAKOM)がザルツブルグの携帯中継基地局周辺の
>高周波無線電波の曝露量を計測した。
>その結果、13地点でザルツブルグ基準値をオーバした。
>
>だから「ザルツブルグの規定は現実的でない」という意見
>
>測定調査を依頼したスイス政府は「ザルツブルグ基準をオーバしていることで、
>ザルツブルグの基準値は都市エリアのアンテナ周辺に住む人には適合しない値だ」とした。
>オ−ストリア通信業界を代表するMMF(携帯メ−カ会議)も「ザルツブルグ基準は政治的PRではあっても、
>現実的でないことを示した」と声明を出した。
>
>測定プロトコルの違いに過ぎないという主張
>
>ザルツブルグ公衆衛生局のゲルト・オベルフェルト(Gert Oberfeld)は今回の測定調査は役立たないものだ、と反論した。
>オベルフェルトは「ザルツブルグ基準は法的強制力を持つものでなく、今回測定調査したアンテナの多くはザルツブルグ基準に
>応じようとしていない携帯会社のアンテナであった」と説明した。
>
>今回の測定調査実施チ−ムの責任者ジョ−ジ・ノイバウア−は「測定はスイス通信局(BAKOM)が取り決めた
>測定プロトコル(実施手順)に拠ったものだ」と説明した。
>このプロトコルではすべてのアンテナは最大出力で作動するとして測定するやり方である。
>
>ところが、ザルツブルグ基準は「通常の出力でアンテナは作動しているとの条件で設定されている。
>今回の測定チ−ム責任者ノイバウア−は2年前、「高周波無線電波量はザルツブルグにおいて、大抵(すべてということではないが)
>基準値を下回っている」と報告していた。
>
>実際、彼は「プロトコルの違いの下で直接比較しても意味がない」と私達の問に答えている。
以下はbemsjのコメント:
オーストリアのザルツブルグ州は、州の衛生局の指針として、携帯電話基地局から発信される電波による住民の曝露強度は、0.1μW/cm2(電界強度に換算すれば0.6V/m)にすることを推奨していた。
2002年にはこの曝露限度を0.001μW/cm2(電界強度に換算すれば0.06V/m)に引き下げている。
以上の報告は、2002年の報告で、実測してみたら0.1μW/cm2を超えていた場所が多かったということである。
これは
1)紳士協定であるザルツブルグ基準を無視して、携帯電話通信社がアンテナから電波を出している、可能性もある。
2)ザルツブルグ基準の測定条件が、基地局アンテナからフルパワーで発信している場合ではなく、通常の電力を発信している時の電波曝露量である、ということがわかった。
当該のサービスエリア内にどの程度の人数のユーザが携帯電話を使用し、サービスエリアの中のアンテナの近くにユーザ多くいたのか、サービスエリアのフリンジに近い場所に多くのユーザがいるのかによって、極端に基地局からの電波発信量が異なる。
従って、ザルツブルグ基準の測定手順は実質的に再現性のない、ある意味では基準を制定しても測定・評価するプロトコルがあいまいで、実質的に意味のないことをやっているといえる。
厳しい規定を提案するのはやぶさかではないが、これではザルツブルグの規定はザル規定である。
追記2: ザルツブルグの規定に関する追記 2007−5−1
上記マイクロウェーブニュースに紹介されえいるスイスのBAKOMの報告書全文を入手した。ほとんどが英語、一部ドイツ語という300ページを超える報告書である。
この報告書にあった測定結果を以下の表に示す。 13箇所の測定で、8箇所がオーバし、最悪は規定値の40倍となっている。
|
測定番号 |
測定地点・住所 |
最大電力密度 (mW/m²) |
最大電界強度 (V/m) |
|
1 |
Liefering |
0.356 |
0.366 |
|
2 |
Grazer Bundesstrasse |
2.092 |
0.888 |
|
3 |
Gaisberg |
0.0036 |
0.0368 |
|
4 |
Vogelweiderstrasse |
2.654 |
1.00 |
|
5 |
Ernst - Greinstrasse |
2.368 |