リザード 解説へ
英詞他情報 
「サーカス」
夜:彼女のダイヤモンドを鏤めた黒テンのドームは
光年の彼方より来る私の星屑を溶かし去った
夜は私をその胸に抱きしめ、私に炭素の黒をひろげ
時を超え、私の内なる縦糸を引き絞る
私に馬、曙光、墓地とを与え
私自身が彼女に他ならぬ事を教え示した
私を疑問の内に閉じこめたまま、東へ向かえと命じ
私の夜明けのために、天空を創り出してくれた・・・

私は泥足を洗い、裸の縞馬に従い
乗りつけたのはサーカス
色あざやかな檻を過ぎ、料金小屋に声掛ける
私の言葉がしるされた手袋に
私は押されてアリーナへと滑り出た
拡声装置のファンファーレ
言葉のマントを纏ったサーカス団長
大股に歩み出て、パレードに加われと私に命ずる・・・

道化師は叫ぶ「崇めよ、我はテレビなり
楽隊をゼンマイ仕掛で作動すテレビ
見よ、優美なるアザラシ達、サーカスポリスマン
ベアバック姿の魚喰うレディらを」
足自慢の怪力男、皿回しのステーツマン
離れ業のジャグリング
芸人達を静まらせるよう猛獣使いに命ずる
ミラーの回転が止まらぬように・・・

忘れ去られた象達は使い古しのチョークを無理に喰う
檻の床まで食べ尽くす
髪を無くした怪力男、料金小屋が崩れ去り
ライオン達が牙を研ぐ
手袋達は空しくリングを駆けずり、種馬達も逃げ惑う
上を下への大修羅場・・・
出口へ走る私に団長が叫んだ
「サーカスの醍醐味ここに極まれり!」

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「インドアゲームズ(室内遊戯)」
インドア花火に君の料理番らは大喜び
樹脂製ガーリックの鉢の葉を払う 
君を奴らはこそこそ笑う
その時君は裸に鎧の格好で
馬で応接間を駆け抜けてる
インドアゲームを楽しんで

一本糸の操り人形に君の太鼓持ちらは大喜び
奴らは君の腐った料理をべた褒めし
君の機嫌を取り繕う
その時君はソファでくつろいで
ブラとトーガの姿でふざけてる
インドアゲームを楽しんで

君の達者な独楽回しに君の7番目の奥方は大興奮 
彼女は自分の可愛い巾着60個を撫でて
君の命に再保険を掛ける   
その時君はサウナのなかですねている
ジグソーパズルの端っこが判らないからって
インドアゲームを楽しんで

昼下がりの都度 君はヒヒに歌を仕込む
パースペック製の紫の浮き羽根袋で泳いだり
土曜日が来ればジャンプチョッパー チェルシー旅団
ハイベンダートレンダー これみんな全部インドアゲームズ

玉の無い玉突きに君の子供らは悪戯を焚き付けられる
子供らはフライパンを滑り抜けて
君の炎をますます掻き立てる
それでも依然君とジョーンズは熱狂して行き
おれた骨−折れた梯子
ヘイホー・・・

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「ハッピーファミリー」
ハッピーファミリー片手で拍手 4人で出かけて帰りは0人
ブラザーユダは燃え尽き振られ あげくに媚薬を丸呑み袋
ルーファス、サイラス、ヨナまで唄う 「自分のカヌーをぶっ飛ばそうぜ」
動物園では指先立てて 膨れたホラを次々パンク

世界に鞭打ち時計を回し しまいにゃ在庫を抱えてオジャン
金色ロックの銀色ロールス シェイキングしてノックノックノック
ハッピーファミリーひらひらにやけ 公転するうち必ず自転
チーズケーキにマウストラップ グリップ・パイプ・タインも喚きだす
「俺達ゃリンチンチンなんかじゃない」

アンクルルーファス鼻高伸ばす サーカス衣装を脱ぎ捨てて
カズンサイラス顎髭伸ばす 怪しいフラスコ手繰り寄せ
ヘソ曲がりヨナは悪妻伸ばす  剪定ナイフをふるうユダ
ハッピーファミリー片手で拍手 4人で出かけて帰りは0人

ハッピーファミリーひ弱に喝采 めいめい自分の回転ドアへ
サイラス求めてルーファス端正 ヨナは皮肉屋ユダは大甘 
鏡と回せ士官の鑑 我らが負ければ床屋が勝利
ハッピーファミリー片手で拍手 4人で出かけて帰りは0人

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「レディオブザダンシングウォーター」    
髪に挿した草が拡がり 陽射しのなかでライオンのよう
休みなく動きまわり 貴女の舌は唇を湿してる
ワインを注ぐその目は 私を捉えて離さない  煌めいていた
貴女の顔に触れ 私の指はあてもなく行き惑う  分かっていた
私は貴女をこう呼んだ
レディオブザダンシングウォーター

風に散る枯葉は舞い落ち 貴女の熾してくれた焚火へと
ゆっくり灰と化していく かつての私の日々のように
貴女を今も感じている いつもの貴女のその目  煌めいていた
あの日々を思い出す 潮と大地と花に彩られた日々  流れ去った
さようなら私の
レディオブザダンシングウォーター

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「リザード(蜥蜴)」
「プリンスルーパートアウェイクス(ルーパート王子のめざめ)」

別れを告げる僧院長の鐘の音
彼の東屋 そして不吉の種の黒い虫
言葉のみの求愛は
エデンと同時に容れられた
さて今よりルーパート王子のガラスの涙は
サフランの安息日 両瞼に流血を与え
神聖な蝋の銘板を傷つける
それを餌に蜥蜴は育っていた

目を覚ませ 理性の不実なちかい
身に着けろ 吹雪の冬のまとい
橋を焼け 燃やせ船のもやい
刺し貫け 蜥蜴のそのおとがい

去れポローニアス さもなくば跪け
死神達は収穫の夜明けの日を定める
くすんだ悪魔の匙は全て
我らが収穫の下に錆び果てるであろう
さて今ルーパート王子の庭を熊達は
芝生に影を落とす雨の樹をよぎり徘徊し
蜥蜴の骨は土くれと化して−
ここから一羽の白鳥が生まれた

目を覚ませ 理性の不実なちかい
身に着けろ 吹雪の冬のまとい
橋を焼け 燃やせ船のもやい
刺し貫け 蜥蜴のそのおとがい

旅商人達の苔むした庭を抜け出ると
その周囲では置物になった蜥蜴が売られており
生気のない群衆の前には
虹の果てと黄金の幻が
さて今ルーパート王子の孔雀が運ぶのは
幾重もの壁、トランペットのように十重二十重の物語
燃え上がる仮面に囚われる予言者達
夢の絵巻が解き拡げられていく・・・

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「ボレロ−ザピーコックステール(ピーコック物語のボレロ)」


「ザバトルオブグラステアズ(戦場のガラスの涙)」
−夜明けの歌−
夜の闇は洞穴のようなマントで
川辺や牧草地の周囲を包みこむ
古びた月光は輻の無い車輪で物陰に隠れつつ
切れ切れの耕地に沿って忍び寄る
歩哨達は棘付きの木槍にもたれ
手に息を吐きかけ東方を凝視する

夢に焦がれ恐怖に身構える
彼らの上には夜明けの霧のショール
三つの丘に分かれて大軍勢は気が高ぶる
罵倒し悪態をつき一日の始まりを呪いあう
騎馬と剣鉄とが隊列を成し
着々ヤードを重ね前へと進軍する

−最後の戦い−

−ルーパート王子の嘆き−

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「ビッグトップ」

Back    Next Last Update 06.7.9 by K.T.