「スート・イン・C 」(組曲ハ長調)
何物かが緑に至るまで輝いていた
僕は夢の中へと歩んでいった
目撃したあの顔に 一体何が起きたっていうんだ
君は膝の上に子猫を乗せ
僕に頬笑みかけていた
君は太陽と一緒に去って行ってしまった
再会するさだめと分かっていた
ダイヤの樹の上の少女 僕は源流へと急いだ
君は僕の胸のタンバリンを鳴らす
僕が君のことを書いた7本の導火線が
雑誌の広告になった
僕らはサーフィンに海へと出かけ
日曜の常緑を愉しみあった
君は僕のバレリーナ
17歳の少女
君は自分の道を進んだのだ
僕がここにいるのに 残っているのに
君は自分の道を進んだのだ
僕がここにいるのに 残っているのに
僕は夢の中へと歩を進める
君と僕 僕らは天気に逆らわず
君と僕 僕らは虹に腰掛けている
ずっとずっといつまでも
一緒にいようね
お茶でも飲もうよ
愛する人のため僕がいれた僕のお茶
こっちへおいで 来ればわかるよ
こっちへおいで 来ればわかるよ
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「フライト・オブ・アイビス」(アイビス<トキ>の飛行)
君の瞳をのぞき込んでも
その目は何処かをみつめている
君へと辿り着きたいのに
何を言ったらいいのだろう
君を見ようとしてできない
言いたいことも全然言えない
愛、愛は何故
愛、始まった愛
愛、あるがままに
だけど君はただ
星や空の子供
だけど僕等は
高く舞う風の子供
風の歌のなか一人ぼっち、あがいた果てに
僕等はみつけるのさ
愛、愛は何故
愛、始まった愛
愛、あるがままに
君の瞳をのぞき込んで
そして見つめ返してもらう
僕等はひとつだったのだし
ひとつだったようにまたなれる
まもなく僕等は
愛以外なにものも無くなり
全ては愛、愛だけ・・・
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「イズ・シー・ウェイティング」
待っているのかい
ベッドのそば 君のそばには
灰皿が置いてあるのかい
読みもしない本を拡げて
君は待っているのかい
僕は知りたがってるのさ
君は知ってるよね
僕が帰ろうとしていること
コーヒーショップが閉まって
僕が戻ってくる途中だってこと
海の絵を描きながら
君は淋しかったのかい
朝 その絵を僕に見せたくて
そこで待っているんだろう
そして僕も君と見るんだろう
僕のよく知ったその場所には 僕も居るべきかい
君の顔を見る
君はキラキラ微笑みかけてくれる
眠っているのだろうか
ドアの音を聞いて君は半分目覚めて
日の出の時刻
待っているのかい
もう一度だけ僕と一緒に過ごすためだけ
よく知っている
君はそこにいる
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「トゥモローズ・ピープル」
(明日の住人−今日の子供)
一体誰が塀をよじ登り
花の匂いを嗅ごうとしてるんだい
きっと僕らの50%ラインに達するには
もっと時間がかかるんだろう
もしもみんなが行きたいと願いさえすりゃ
すぐのことだろうに
しかし何年かかることだろう
本質とは目には見えにくいものだ
誰でもが理解できる筈だし
それはみんながそうあるべきなんだ
僕を満たすために
一体いつ沈黙は語り始めるのだろう
今見えるものを見るために
一体誰がその目を開こうとするのだろう
そうやってあたりを見廻せば
真実が悟れるのに
トゥモローズ・ピープル
今遊んでいるこの子らは
トゥモローズ・ピープル
世界をその手にできるのだ
みんなを照らす太陽を待ち望む者にむけて
一体誰が道を示すのだろう
それが現れるのは一体何処なのだろう
もはや壁は古く崩れかかっている
だから将来を見よう
君と僕の時代がやってくる
トゥモローズ・ピープル
今遊んでいるこの子らは
トゥモローズ・ピープル
世界をその手にできるのだ
一体誰が塀をよじ登り
花の匂いを嗅ごうとしてるんだい
きっと僕らの50%ラインに達するには
もっと時間がかかるんだろう
もしもみんなが行きたいと願いさえすりゃ
すぐのことだろうに
しかし何年かかることだろう
本質とは目には見えにくいものだ
道を示すのは誰なのだろう
それが現れるのは何処なのだろう
全員を照らす太陽を待ち望む者にとって
もはや壁は古く崩れかかっている
だから将来を見よう
君と僕の時代がやってくる
トゥモローズ・ピープル
今遊んでいるこの子らは
トゥモローズ・ピープル
世界をその手にできるのだ
トゥモローズ・ピープル
世界をその手にできるのだ
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「バードマン」
昔むかし ワーナーストーンに
風変わりな事を思いついた男が一人
魚の仲間入りはまさかとしても
心底翔びたいと願っていた
ベッドに腰掛け頭をむしる
鳥のまねごとなんてムチャなのか
時は流れて ある夜更け
男はついにひらめいた
慎重なその手で計画遂行
妙な翼みたいな形態 物体
なんとも意味ありげな象形文字
パチパチ音たて数字を連ねるチョーク
さあ 今や作業開始
引き伸ばしたり引っ張ったり
何日も苦労続き
沢山のネジにクギも沢山
馬具の革ひも 虹色の羽毛
蝶番に留め金
こいつが男を浮き上がらせる
金色の玉座の傍らに立ち
彼はなし遂げた仕事を確かめる
いまだに頭を離れぬ願望に向かって
上気した顔の男は駆け出す
ゆっくりと上げ ゆっくりと下げ
すばやく上げて すばやく下げて
いっそう早く いっそう強く
やがて風切り音とともに
そろりと大地を離れる
風切り音をあげて
そっと大地を
飛び立った
・・・・・・
空の旅にも疲れ帰途につく
夕日をかすめて滑空し
ゆるやかに舞い降り
やがて大地へと
バードマンは
着地した
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解説
オリジナルメンバー5人のうち3人までが参加、ジャイルズ弟まで含めると4人、
ひょっとしたらこちらがもう一つの別のクリムゾンになっていたかも知れないのがM&G。
「組曲ハ長調」の作詞はマクドナルド。彼が当時つきあっていた17歳の女の子の事を歌ったもの。ターナムグリーンの駅頭で彼女に一目ぼれした彼は広告を打って女の子を捜し、再会する。そんなエピソードが下敷きになっている。とはいえ、全体にほのめかしが多く、いまいち判りにくい詞だ。
「アイビスの飛行」の作詞ははB.P.ファロン(音楽評論家=デビュー時のクリムゾンを賞賛)。曲はマクドナルド作で、後に「ケイデンス&カスケイド」に発展していくのだが、その際は作曲のクレジットは何故かフリップとなっている。
「イズ・シー・ウェイティング」もマクドナルド作。秀作。
「トゥモローズ・ピープル」はマイケル・ジャイルズ作詞。ライナーの伊藤訳で「そこで50ライン進むのにも」時間がかかるとなっている箇所は意味不明。文脈からすると、構成員の50%に達するにも、とするのが正しいだろう。また、皆に理解して欲しいと言っている箇所も、伊藤訳では次の行とセットにして「皆が僕を静寂で包んでくれることを願う」となっていて、これじゃ意味が通りにくい。
「バードマン」の詞ははP.シンフィールド。自作機で飛ぼうという男の話。物語の展開の一番の盛り上がりの部分、飛び立ち、空を舞うくだりを詞では説明せずに、曲調で表現している。これは組曲「リザード」にも通じる方法。
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