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「展覧会の絵」NEW!
「プロムナード」
「こびと」
「プロムナード(歩廊)」
幼い頃一人ぼっちの夜にうなされた
責め苦の夢から抜け出させてくれ
果てしない年月を消し去り
幼い頃の涙を石の如く乾かしてくれ
幻想と混乱の種からは
暗い花が茂った
今も愁いの皺には
暗闇が根付いたままだ
私の人生の行方は導かれ
定められてしまった
地図上に引かれた線で
生まれてこの方歩んだ道程で
「セージ(賢人)」
私は旅のほこりを運んできた
それは払い落す事の出来ぬもの
それは深く私の中で息づき
私は日々それを呼吸としている
あなたと私は昨日の答
過去の大地がこの身となった
時の流れに浸食され
今この姿となったのだ
この息吹と肉体とを切り離してくれ
私達の流れと時とを一つに混ぜてくれ
輝かしくも無限の時の中
私達の存在理由は歌の中に失われていく
「古い城」
「ブルーズ・ヴァリエイション」
「プロムナード」
「バーバ・ヤーガの小屋」
「バーバ・ヤーガの呪い」
2つの顔 闇に護られ
でかい声 意味なさぬ声
見えるのは 笑いあう目
作り笑いの嘘で 互いにおだてあう
死から甦った 化け物達に語る
承知の宿命 定められた破滅
石の家から ぞろぞろ散り散り
あばずれゴロツキ 骨を起こす
「バーバ・ヤーガの小屋」
「キエフの大門」
来るがいい 愛の火葬のそのなかから
生命の炎の中に生まれ
生命の炎で生まれて
来るがいい 愛の火葬のなかから
燃えあがるなか 誰もが願っている
生きようとして
痛みは増すべきなのだ
新しい生命のため
掻き立てろ 塩辛い流れを
暗く隠された
化石の太陽の地層を
それは キエフの大門からやって来る
死する定めの流れに乗り
生命の流れに乗って
それは 大門からやって来る
燃えあがるなか 私たちの願いが
生きようとして
この人生に終わりはない
死に始まりもない
死こそ 生そのものなのだ!
消極的な発売のされ方だった「展覧会の絵」だが、ライブならではの熱気と圧倒的演奏力にファンは魅了された。歌詞はすべてレイク作、生と死をモチーフにした連作。例によって歌詞は公にされていない。国内版ライナーはぞんざいな聞き取りで、対訳は輪をかけて意味不明。何せ「にこにこした夜!」だもんな。
歌詞は歌詞検索サイトで確かめて欲しいが、ライブ版で早口で絶叫したりしていると、ネイティブの人ですら聞き取れないらしく、各サイトでも異同があった。
具体的に見ていく。「プロムナード」の2連の最後は、The dark still is sown説を採った。darkがdoubt=疑惑というのはありえない。また、The
dance still is sungとの説もあったが、ダンスが歌われる場面ではない。
次の「賢人」のyesterday’s answerはashとの説もあるが、身体が形作られたとの内容からanswerと判断。尚、息吹と肉体を切り離してくれというのは、死なせてくれとの意味で、我々の流れと時とを混ぜてくれというのは、個人を滅却し皆と一つにしてくれという意味だな。
特に「バーバ・ヤーガの呪い」は早口でまくし立てるので、歌詞に異説が多い。互いに食い合い血を流すなんて意味の歌詞を正とする説もある。私は「展覧会の絵」が生と死を主題にしている事から、ここは化け物が蘇生する方の歌詞を採用した(ここを見よ)。石の家から出るというのは、墓石の下から出るという事。蘇生した化け物が蜘蛛の子を散らすように湧き出るのはジャケットの絵を見るべし。
最終行はWhores and hustlersだと思う。当初Hour of horsesを前提に考えたが意味不明(真っ昼間の正午とも思えない)、Whores
and hustlersだとしても売春婦とハスラーでは意味が通じないかと思っていたが、辞書を再確認しこれは化け物を指す卑称であろうと推察した。ということで、「あばずれゴロツキ」に訂正。12.2.11
Pick the boneというのは掘り起こすとか拾い上げるとか、励起するイメージを伴う。骨は真髄とか精神とかの意味も帯びている。Phoneならぬboneをpick
upして増幅する感じ、生気を込めるのを想像させる。
「キエフの大門」の1,4行目末尾も、spireかpyreの二説有るが、詞のテーマからするとpyreが正解。生への希望が死によって実現し、死と永遠の生とが一体であるとのテーマに対しては、人によって思うところが様々だろうので、この場で言及は避ける。しかし、永遠に関連して最後に一言・・・、もっと、ずっと、音楽と!(Much more music!)。
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