ザチアフルインサニティーズオブジャイルズジャイルズ&フリップ 解説へ
英詞へ
誠に申し訳ありませんが、力及ばず、和訳が中途半端な箇所があります。
訳詞中、◎の行は訳してはみたものの自信の無い箇所。

「北国の草原」
そよ風は木々を揺らして歌わせ
柳を吹き抜け心地よく
赤くはれぼったい目の太陽はあくびして
草原を目覚めさせ朝に変える
これでまた新たな一日は始まる

自然は巡りくるその恵みを与え
この田園地帯を四季で彩る
すっかり憂鬱も晴れる

そよ風は木々を揺らして歌わせ
柳を吹き抜け心地よく
小さな草地は高い柳に向けて
秋風のようにざわめき
なにもかもが夏のよう

小魚の川辺にとりついた冬は
柳の樹を震えさせ
唐突にあたりは春へ一変する

To Top

「新婚さん」
新婚さんは夫婦で浮かれているけど
人生をカタに博打を打っているのに気づいてないのかな
あいつら人生の深い穴底に飛びこんだんだぜ
1週間したらもう闇の底さ
もっともそれって僕がそう願ってるだけなんだけどね

とは言ってはみたけど一方では
新妻は結婚指輪を手にし
愛は全てに打ち勝ち
生活を分かち合い営ませてるんだよね

亭主は日がな自宅の扉の前で馬鹿男どもを警戒している
法律で禁じてる訳じゃないからそれも構わないけどね

とは言ってはみたけど一方では
新妻は結婚指輪を手にし
愛は全てに打ち勝ち
生活を分かち合い営ませてるんだよね

新婚さん達は夫婦で浮かれているけど
人生をカタに博打を打っているのに気づいてないのかな

To Top

「どこにもいる男」
彼は部屋を借りていて小さい店は順調だ
店にはやたらたっぷりの債権
恋女房は月曜には53歳
一人息子は海軍に入っている

しかしそれを誇る事はしない
特にそれを言い立てはしない
彼はどこにでもいる男
彼はどこにでもいる男

彼は部屋を借りていて小さい店は順調だ
店のまわりにはにぎやかな広告
彼は現在全てに満足しきってる
舗道ぎわの黄色い線以外にはね

彼にはなにも原因をつくらないので
争わなければならない様な事も皆無
だから幸運だし幸福なのだ
まあいいって事でもないけど
それで別に悪くもないけどね

彼は部屋を借りていて小さい店は順調だ
店の後ろには自家用車も止めてある
2千件もの保険加入客がいるし
じき年金も満期になる

しかしそれを誇る事はしない
特にそれを言い立てはしない
彼はどこにでもいる男
彼はどこにでもいる男

To Top

「コール・トゥモロー」
明日を願うのだ
明日を願うのだ
今日の日ではなく

牧師の娘ジュディーは
赤ん坊を生むのだろう
きっと人々が言ってるのが本当なら
彼女は身を持ち崩して
そして路ばたで倒れていた
それは僕が騙したのだ

日曜日、迷惑がった教区民たちは
ジュディーはここにいないと言ってる

牧師の娘ジュディーは
僕とはセンスが合わなかったのだろう
噂を聞き薄笑いも消えた
悪行を正すためには
かつての僕とは変わらねば
自分で自分が情けない

明日を願うのだ
今日の日ではなく

To Top

「ディギング・マイ・ローン」
ある日曜の早朝 ともかく僕には早い時間だ
ダブルベッドから滑り落ちたとき 何を見たと思う

夜が明けようかという時分に外に人影が
僕の知らない男が家の芝生を掘り返している

彼女の夫かはたまたコソ泥 僕は考え込んだ
奴はなぜノートに 車の番号を控えてるのか

僕が電話をかけ99まで回したとこで
「9はやめて!」と彼女は言った
彼女は半分ドイツ人の混血で
半分ベッドの外に出ていたけれど
どっちの半分が出てたかなんて言ってる場合じゃない

彼女は振り向いて
顔を赤らめてた

「あれは私の夫よ」と彼女が囁くのを聞いて
僕は冷汗をかき出した
別に独身女と寝たかったって訳じゃなかったので
その点はまだ良かったんだけどね

夜が明けようかという時分に外に人影が
僕の知らない男が家の芝生を掘り返している

To Top

「リトル・チルドレン」
少年の純真
いまだ知らぬ愛の味
しかしその愛の行方を
見知る時は
生きよ愛せよ さればまた学べる筈

幼女の純真
もつれ解かれぬままの人生
しかしその愛の行方を
見知る時は
生きよ愛せよ さればまた学べる筈

遊びでしか知らぬ愛の味
飽く事なき人生の味を
子供達は学び楽しむことだろう

この世のどこで彼らは真実と
心の平和とを見つけるのだろう
南部州の丘以外の一体どこで
彼らは自由を知り
あるいは愛と慈善とを感じるのだろうか
南部州の丘でなくどこで

遊びでしか知らぬ愛の味
飽く事なき人生の味を
子供達は学び楽しむことだろう

To Top

「クラスター」
君はその渋面で現実に対し疑念を抱き
見極めようと努めてるが
混乱の車輪はけがれなき甘美の陰にこそ多く潜んでいる
しかしそれはけがれなき甘美というより
そう、ぴかぴかの色

極めて意図的に塗布された色
しかしそれで汚点を隠せやしないのだ
ふりしきる雨を止めることも叶わず
隠れ蓑にもなりゃしないだろう

困難、苦難の続く様を見つめる視線には
隠れ蓑は無意味だ
だが代わりに非難に直面もしよう

現実の痛みを実感し味わうそのためには
それは君と私の払うべき代償
それ以外どんな音響も目を開くことはできないし
映像も暗闇と暗黒に
実在を与えることはない

しかし過酷な1日であろうとも
安逸に居座るなかれ
今に覗いた亀裂は塗り塞がれ
そして滴が乾く迄は
またしてもそのぴかぴかが塗料をごまかして
そして言葉無き世界へ

そしてまたしても君は地獄の焦熱を味わう事になる

To Top

「木曜日の朝」
木曜日の朝 別の夢の終り
昨日が遠ざかる
曖昧な記憶を残し
昨日は遠ざかる

木曜日の朝 太陽は早起き
木曜日の朝 木々は歌い
木曜日の朝が来る

木曜日の朝 7日間が過ぎた
今日もまた同じ なにもかもが
夜明けの窓も 常に新鮮
今日もまた同じ なにもかもが

木曜日の朝 時間の感覚がなくなる
常緑の17歳
毎日が同じに韻を踏みたがるかのよう
常緑の17歳

木曜日の朝 太陽は早起き
木曜日の朝 木々は歌い
木曜日の朝が来る

木曜日の朝 別の夢の終り
常緑の17歳
曖昧な記憶を残し
昨日は遠ざかる

To Top

「ハウ・ドゥ・ゼイ・ノウ」
立ち止まって僕らはどこへ向かってるか聞いてごらん
人は口々に俺についてこいと言う
みんな一体どんな認識をしてるのかな

君らが1人について行ってつまずいて転んだら
先頭は何をしてるんだって声があがる
みんな一体どんな認識をしてるのかな
みんな一体どんな認識をしてるのかな

今や君は実感し始めている
先頭はしんがりにはなりえない
そんなにいそがないでくれよ
ほこりがその目を霞ませてるよ
ほこりがその目を霞ませてるから

ちょっと間を取ってしばらく座ってみてごらん
尚も楽隊は行進し続けている
みんな一体どんな認識をしてるのかな
みんな一体どんな認識をしてるのかな

今や君は実感し始めている
先頭はしんがりにはなりえない
そんなにいそがないでくれよ
ほこりがその目を霞ませてるよ
ほこりがその目を霞ませてるから

立ち止まって僕らはどこへ向かってるか聞いてごらん
人は口々に俺についてこいと言う
みんな一体どんな認識をしてるのかな

君らが1人について行ってきつまずいて転んだら
先頭は何をしてるんだって声があがる
みんな一体どんな認識をしてるのかな
みんな一体どんな認識をしてるのかな

To Top

「象の歌」
とてもとてもお見事と観衆の中の男が言ったのは
象が跳んで輪をくぐり抜けた時
象は立ち上がってお辞儀をしながら
誰が頼んだんだよと叫んだ
あんたはこんな芸を毎日見てないから
これが楽しいんだと思うよ
どうなんだいと象が言った
あんたは人で
そのなかでも太ってる人だけど

とてもとてもお見事と観衆の中の男が言ったのは
黄金の声を持つ女が現れた時
彼女は確かに黄金だったけど錆びてしまってた
あごひげが生えているってのは情けない
◎どうしてそんな事を口にするんだ
◎慎みたまえ
◎と、彼はそうしてるんだけど
僕としてはその声が相当にいけてると思ったし
そしてそのあごひげは山羊にこそ相当だと思う

とてもとてもお見事と観衆のさっきと同じ男が言った
太っているからと言って彼は象じゃなかった
彼はそう言われているだけの男
そして僕が両の目で見たのは
通路を鵞鳥歩きしているピーナツ娘
◎彼女の革鞄は最前列の方へ向いてる 
◎何かいかがでしょうかと
◎彼女が男に言ったら
◎4ペニーのピーナツと、6ペニーの釣りだ

とてもとてもお見事と群衆の中の男が言ったのは
男の歯がピーナツ臭いのを皆が嗅いだ時
あなたもいかが? はい頂きますとは答えたが
僕達には皆好みの味というものがある
さてそこで、しかるべく後半が始まった
手に汗握らせてくれと大きい声がしたけど
私はつま先だろうと暖かだぞと
羊皮の手袋の男が応じた
ああ、僕達は芸人達に熱くなってるだけなのに

To Top

「陽は輝いても」
たとえ空には 陽は輝いても
私の心は 雨降りなのさ
どうか戻って きてほしい
お願いするよ 一からやり直そう
あなた故に 花は咲かず
あなた故に 雲は月を隠す
その日早かれと 待ち詫びてるよ
この梅雨空に 陽の差すその日を

たとえ空には 陽は輝いても
私の心は 雨降りなのさ
どうか戻って きてほしい
お願いするよ 一からやり直そう
聞きたいのは あなたの声
私一人と 語る優しき声
荒海より激しい この胸の内を
この切なさを あなたに聞かせたい

たとえ空には 陽は輝いても
私の心は 雨降りなのさ
どうか戻って きてほしい
お願いするよ 一からやり直そう

To Top

「組曲第1番」

「エリュダイト・アイズ」
あなたは自分の意見のようにしゃべるけれど
あなたは何もそこに見ずに
ベッドの上の死骸を見ながらしゃべっているようなもの
その目に映っているのは死んだような思考

一方私は、なんていい日なんでしょうねって
それ以外言わない男も知っている
なんていい日でしょうねって言ってもいいですか
他に言うことがないもんでって

真の心の平安とは
あらゆるものへ注がれる眼差し
自分の心の中で見るもの
意識的に目で見るようなものでない

英知の眼差しのおかげで私はいつも泣かずに耐えられる
私は しょっぱい涙となって流れる雨にも耐られる
私は心のうちに平安を抱くから

真の心の平安とは
あらゆるものへ注がれる眼差し
自分の心の中で見るもの
意識的に目で見るようなものでない

曲の合間に挟み込まれ全体の枠組みとなる「ロドニー・トーディ物語」(LPのA面にあたる)、「ジャスト・ジョージ」(B面にあたる)は別扱いにしています。興味がある人はこちらのページを開けてみて下さい。

Last Update 2004.4.18 by K.T.

To Top