2000年10月16日(月)河口湖某所で釣りをしていると河口湖
漁協の放流車がやってきました。それまで釣れていなかったので
ようやく釣れるゾ!という気持ちはもちろんでしたが、こんな光景
はなかなか見られないから、見学させてもらおう!と興味津々
に車に近づくのでした。左の写真は、ちょうど放流の準備をして
いるところです。支柱を何本か水の中に立てて、青い樋を何枚か
重ね合わせていきます。4t(くらい?)の車には、生け簀が載って
いて、生け簀の出口には袋状のものがついているようでした。一
人の職員が樋の先端(湖側)、もう1人が生け簀の出口の袋を押
えて準備完了です。「よ〜い、どん!」(と言ったかは不明ですが)で、袋が開き、一気 に樋を水が流れ出します。水の飛沫が上がり、そして黒い物体 が一緒に流れます。これがバスです。勢いよく流れていくので、 固体、固体を確認することはできませんが、よく言う河口湖のマ メとはちょっと違う気がしました。そうそう、河口湖漁協の放流情 報HPには、「養殖」って出ていましたね。でも、現地で職員の方 に伺ってみると「九州(確か大分)から持って来たさかな」という ことでした。今回は大きいのを入れたらしく、「今日のお客さんか
らは、(遊魚券の値段)5千円もらうようだなぁ!」と冗談をおっ
しゃってました。通常、何ヶ所かで放流します。トラックには、排出量を調節する装 置がついているようですが、今日はこの場所が最後のようでし た。水の方が先に湖に流れきってしまい、樋の中には、取り残さ れたバスがけっこういます。こういう場合は、職員の方々がこれ らを手で取って、水に放していました。 放流されたバスたちですが、狭いところから一気に広い場所に出 て、「何が起きたんだ!?」ってカンジで右往左往します。でも、
急に別環境におかれる訳じゃないですか。せまい生け簀の中で
は、仮死状態のものもいるそうだし…。右往左往の後は、沖の方
に泳いで行くもの、浅瀬のちょっとした石や岩につくものとさまざ
まですが、しばらくは水に慣れようとじっとするそうです。ペット
ショップで熱帯魚や金魚などの魚を買って来ても、水槽の中に
すぐに入れないで、袋のまま水に慣らすじゃないですか。それと
同じことだと思います。体力のある魚でも最低30分はかかるそ
うで、放流したからってそのそばから釣れるってことではないよ
うです。実際、この場でも釣れ始めたのは1時間後くらいでした。この写真は見にくいですが、浅瀬にじっと体力の回復を待つバスたちです。長旅で体力を消耗し たり、水になじめなかったりで…可哀相に死んでいくバスも少なくありません。浅瀬にも腹を 上にした沢山のバスがいました。後にこれらの魚は漁協の方々が回収しにきました。 放流自体は、準備から含めても30分から40分というところでしょうか。放流1時間後くらいから 徐々に体力を回復したバスが釣れ始めました。エサをまともに食べていないそうなので、体力さ え回復すれば、活発にエサを求め釣れるのだそうです。周囲の釣れ具合を見ていると、それでも 魚は決まった場所に固まっているようでした。 放流直後はバスが沢山釣れるということ、ちょっと理解できた気がしまいした。やがて、プレッ シャーや季節の変化など…いろいろな要因でバスたちも落ち着き先を変えたり、いても釣れなく なったりするようです。いずれにせよ、何かの縁で河口湖にやってきたバスたち、なるべくなら 上手く環境に慣れて長生きして欲しいし、時には、私達を楽しませ欲しいものです。 |
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