国民の油断 歴史教科書が危ない!
著者:西尾幹二、
藤岡信勝。PHP文庫。
96年、PHP研究所より刊行、00年大幅加筆(60ページ)、文庫化。
10ヶ月くらい前、とある雑誌がきっかけで歴史教科書問題に
関心をもつようになった。
同時にTVや新聞の偏向報道とかにも興味を抱くようになったのだが、
それはおいといて、最近の教科書はどうしようもなく酷い。
どれくらい酷いかはだいたいわかってきた。
では何故ここまで酷くなってしまったのだろうか、
いったい打開策はないのか、そういう観点で読んでみたい1冊である。
この本は西尾氏と藤岡氏が交代に歴史教科書の問題点を6章に渡って列挙して
対談形式にその偏向の実態と問題点を探り進め、最後の1章に
その原因を明らかにしたものである。
さらに今回の文庫化にあたり、第八章を追加(60ページ)して
現在(00年3月末)の状況を書き足しており、
さらに資料年表(23ページ)も増補されている。
それによると、ここ1、2年の間に教科書改善運動がようやく
実を結び始めた模様であるらしい。
「教科書を良くする千葉県議員連盟」が発足したり、
東京都知事殿も都議会で教科書採択問題を取り上げたそうだ。
年表を追ってみて面白いのは、ここ15年くらいの間に
発言を理由に罷免、辞任に追い込まれた大臣の多いこと。
そのきっかけは思えば18年前の国賊官房長官の談話ではなかろうか。
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