アラブ爆発 −なぜ湾岸危機なのか−

著者:佐々木良昭。ジャプラン出版。

90年刊行。
88年から90年にかけて「現代」、「正論」等のオピニオン雑誌に 発表された小論文をまとめてテーマ別に分類しており、 湾岸戦争勃発直前の頃の中東情勢を分析している本。
イラクのクウェート侵攻や、イラ・イラ戦争、 パレスチナ・イスラエル問題を当時の情勢で分析したものは 今読んでも新しい発見に繋がるものもある。 なんといっても日本の新聞・TVには 絶対出てこないような内容ばかりなのが楽しい。 もっとも日本の新聞が特別アラブに含むところがあるわけではなく、 中東問題などに興味を持つ日本人なんて そんなにいないから売れないためなんだろうけど(笑)。
西側、特に米国あたりの論調だとナセルやフセインなんて ろくな扱いをされませんが、アラブの目で見ると また違った人物像になるわけなんですね。 ああ、そういう意味では日本の新聞は米国寄りと言えるのか(苦笑)。

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