韓国軍北侵

著者:デイル・ブラウン 。訳:伏見威蕃。上・下巻。二見文庫。

原題「BATTLE BORN」(99)。01年訳出
これは「台湾侵攻」からの続き物であり、また「影の爆撃機」へと繋がる作品で、 さらにいえば、パトリック・マクラナハンを主人公とした、けっこう息の長いシリーズなんだそうな。 ところで肝心の小説の中身のほうは、南朝鮮(~_~;が北韓に攻め入るという、普通逆だろう(w、といった設定。 今回の主役ハードウェア(兵器)の二代目「メガフォートレス」はB−1を改造したEB−1Cで、 やっぱり巡航ミサイルのほかにAMRAAMを積んでいて、爆撃機のくせに戦闘機をものともしない スーパー兵器(トンデモの類?)。
マクラナハン・シリーズを読んだのは「影の…」、「台湾…」に続いてこの作品が3作目なんだが、 古くはハヤカワ書房の「オールドドッグ出撃せよ」(未入手)から、間に何作か入って、 「台湾」→「韓国」→「影」となるみたいで、さらには後にも続くらしい。 その辺の繋がりは全貌が明らかになったら、いずれまた詳しく触れたいと思いますが、 ところでこの著者ってば空母戦闘群(今風にいえば空母打撃群)を軽視して戦略爆撃機を重宝する傾向があり、 さらにいうとB−52、B−1だけでなくF−111もお気に入りらしい。 どうもこれは海軍よりも空軍が、戦闘機よりも爆撃機(または戦闘爆撃機)が好きみたいだね(笑)。 まあ著者は空軍の退役大尉らしいから当然と言えば当然か。
それとこの平行世界では、日本はアメリカ海軍艦艇に母港を提供せず、 防衛費を安くあげるためにロシアからミグ29を購入しているんだよね。 米国の元軍人がそういう設定で近未来小説を描くというのはちょっと興味深い話だ・・・。

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