正義の雷鳴
著者:キース・ダグラス。
訳者:栗山洋児。光人社NF文庫。
原題:『CARRIER(Book T)(91)』98年訳出
「CBG」(Carrier Battle Group:空母戦闘群)とは原書が書かれた当時の言葉で、
今はもう使わなくなっちゃった呼称なんですね。
ちなみに現在は「CSG」(Carrier Strike Group:空母打撃群)と呼ばれており、
一隻の空母と複数の護衛艦艇(ミサイル巡洋艦、ミサイル駆逐艦、駆逐艦、フリゲート)、
攻撃原子力潜水艦で編成されます。
「第1話」は北朝鮮との悶着なんだが、「ソ連」のミサイル巡洋艦が出てきてたりして
ちょっとノスタルジックな内容なことを除けば、
F−14、F/A−18とミグとの空中戦あり、特殊部隊(SEAL)活動あり、
海兵隊の強襲上陸作戦あり、で、この手の小説としてはなかなか出来のいい作品だと思います。
シリーズものなので続刊(すでに何冊か入手済)が楽しみなんですが、
第1巻から5百ページ超というかなりヘビーな空母作品群でもある(汗)。(07.5.27)
怒りの咆哮
原題:『CARRIER:Viper Strike(Book U)(91)』98年訳出
シリーズ第2巻は北朝鮮の戦闘からわずか4ヵ月後のヴェトナム沖でまたまた戦闘に巻き込まれる
呪われたジェファーソン空母戦闘群(笑)。
今度の相手はタイへ侵攻するビルマ(ミャンマー)とそれを影から後押しする中共どもという地味な設定で、
登場する兵器も旧式ミグとミグコピーの中国製戦闘機と攻撃機だけでいまいち楽しくない。
空母戦闘群といいながらフネ同士の戦闘シーンが一切なしだからこれまた物足りない。
ほんとうにF−14戦闘機隊「だけ」の活躍「しか」描かれてない航空アクション巨編第二弾でした。
(07.7.8)
ハルマゲドン・モード
原題:『CARRIER:Armageddon Mode(Book V)(92)』98年訳出
シリーズ第3弾はヴェトナム沖の戦闘から2ヵ月後のインド洋で不幸なジェフ空母戦闘群は三度目の戦禍を被る(笑)。
印パ核戦争を阻止しようとして、インドから航空機4百機以上による飽和攻撃を受けるという設定なのだが、
今回はロシアの空母機動部隊も味方につけており、インドも空母を繰り出してきて、
F−14トムキャット、A−6イントルーダー、Mig29ファルクラム、シーハリアー、
SEPECATジャガー、Su25フロッグフット、Su27フランカー、Yak38フォージャーはじめ
多種多彩な航空機がずらり登場して組んずほぐれつの大乱闘。
護衛艦隊も総出でさらにロス級攻撃原潜も活躍してのプチ海戦もあり、
前回のケチっぷりが嘘のような大盤振る舞いなり(爆)。
やっぱり仮にも空母戦闘群をテーマにするならこれくらいやってくれなきゃね(^o^)/、なんだけど、
CBGの配備期間中、つまりたった九ヶ月の間にアルファ・ストライクが3度ってありえんだろ普通〜。
(07.7.8)
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