編者:麻生幾。新潮文庫。作品一覧へ
99年『戦慄 昭和・平成裏面史の攻防』刊行、02年大幅加筆・改訂、再編集して文庫化。
余りにも過酷な任務であるにもかかわらず、決して公に称賛されることがない、 真なるプロフェッショナルへ捧ぐ。
新聞、テレビで報じられた事実は、事件の真相の十パーセントにも及ばない、 全ての記録は〈文書=ドシエ〉に封じ込められている。最も重要で、 かつ最も秘められた真実が。 日本人を驚愕させてきた数々の事件の裏にずっと隠されてきた文書や証言をもとに、 10大事件の全貌と真相に迫った本。以下、タイトル。1.三菱銀行事件犯人「梅川昭美」VS大阪府警捜査第1課
人質たちは言った。「人を殺して一年半で出てくるような 日本の法律を直ちに改めるべきです!」 多くの血で記録されたこの事件の教訓は、 今もって何ら生かされてはいない、、、(-_-メ2.幻のオウムVS自衛隊治安出動
3.〈あさま山荘銃撃攻防〉未公開資料の全貌
、、、合掌(- -)。4.ホテルニュージャパン大火災 埋れたままの消防隊六百七十七名全記録5.特捜部VS田中総理 知られざる密室の攻防
6.ペルー日本大使公邸事件 存在しなかった「国家の決断」
短く要約された、ごく一部の情報しか外務省は官邸にさえよこさない。 だから、橋本は、外務省に出掛けたのである。二十一世紀を迎えようと していた時でさえ、日本のナショナルクライシスに対応するシステムは、 開発途上国並みだった。(T_T)7.金丸逮捕劇の知られざる真実
8.下山事件50年目の解決
9.ベレンコ亡命で第3次世界大戦への悪夢
防衛庁からの指示は〈必要な対処をせよ〉曖昧なたったひと言だけだった。 さらにトップからはこう命令された。〈武器使用の判断については現地部隊の判断に任せる〉 すべての責任は、命懸けの戦いを控えた現地部隊に押しつけられた。(T◇T)10.北朝鮮「侵入船」を迎え撃った緊迫の8時間〈ベレンコ供述〉
取調官「亡命の理由、率直に聞かせてもらえないか?」
ベレンコ「軍では全く昇格しなかったし、同期の連中が昇格してゆくのに、 自分がいかにホサれていたか」
取「それだけか?」
ベ「それに妻にも我慢ならなかった・・・」 、、、これは笑うところなのか?(~_~;
〈重要事態対応会議〉
・・・
「海上自衛隊が出る場合、いったい何ができるのか」
「護衛艦はどんな武器を使って、何をやるのか」
「もし護衛艦が警告しても、敵が停まらなければどうする?」
「それはもう、撃つしかないのでは・・・」
「武器は何が使える?」
「その前に威嚇射撃が必要だ・・・」
「威嚇射撃をするような武器、たとえば機関砲などは、『みょうこう』にも 『はるな』にもありません。」
機関砲の仲間≠ナ、20ミリCIWSが二隻の護衛艦にあることを幹部の一人が口にした。
「CIWSは射撃がコンピュータ化しており、マニュアル(手動)では動かせません。 威嚇射撃で狙ったら、一分間三千発の火力で工作船は粉々に・・・」
・・・激論に答えはなかった。、、、こうして不審船は無事逃げ果せたのであった(T_T)。