不肖・宮嶋 史上最低の作戦
著者:宮嶋茂樹。文春文庫。
95年刊行、01年文庫化。
名前の上に「不肖」という単語がつけられても、
まるで冠詞と見紛うほどに違和感の無い人物である(笑)。
でも、私もネジがあと1本弛んでたら、こんな性格になったかもしれない(爆)。
ただ、性格と行動力とは別もので、この人の行動力は破格のものがあると思う。
本書は不肖・宮嶋氏の93年から95年にかけて、
「マルコポーロ」、「週刊文春」、「セキュリタリアン」に掲載された記事を収録したもので、
その内容は幅広い、とは一般的にはとても言い難いが、マニア的に観れば十分に広い(笑)。
どのくらい散らばっているかは、以下に目次を羅列すれば理解してもらえると思う。
史上最低の作戦 ノルマンディーに上陸しました!
敵中縦断八十里 北朝鮮に潜入せり!
モザンビークPKOに突撃!
CIA秘密訓練センターに潜入せり!「今ここにいるバカ」
エリツィンに会う
ギャルを尻目に雪上行軍す
「名誉レンジャー隊員」を拝命す
バルジ大作戦に参戦す
地獄の「八甲田山死の彷徨」
硫黄島の英霊と酒を酌み交わす
九州のタケオを完全行軍す
「沈黙の艦隊」に完敗セリ
故郷復興に挺身す
「再占領」下ノ硫黄島ニ飛ブ
富士山麓にオウム鳴く!
凄いのは、これら全てが実際の体験記なのである。
資料を調べたりなどのアタマはほとんど使ってないが、
そのかわりカラダを十二分に使って得られた生情報を述べているのである。
文章そのものは脚色というかほとんど漫才に近いのでそういう部分は真に受けてはいけないが、
肝心なことは彼がその場所に居た、ということ。
居なければ知ることができなかったことが、文章の隙間にちらほら垣間見れるのである。
そういう部分にこそ本書の真価が隠されていると私は思う。
でも単なる娯楽本としても十分に楽しめましたが(^_^;。
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