銀行 vs.証券 腐敗の構造と新展開

著者:生方幸夫。講談社文庫。

92年に出版された書下ろし文庫。
表向きは、金融自由化が叫ばれはじめたころの銀行と証券会社の競争について 書かれているが、その実は、銀行と証券の腐敗競争のような本(笑)。
89年から91年にかけて銀行や証券会社が引き起こした不祥事について 詳細な解説を行い、その構造や原因を解明している。 そしてバブル経済についての解説もあり、今後の課題や予測についても 理想論といっしょに、でも現実にはこうなる、のようなことも書かれている。 非常に難解な業界の話だが、少しでも判りやすくなるように してあるんだろう、と思われる(笑)本でした。イヤ、マジで。 イマイチ理解しづらいところがあったのは本が悪いのではなく、 私がバカなのか、この業界がそれだけ一般人には理解し難い、 ということなのかのどちらかです。
ところで、この本で当時にしていた悪い予測は残念ながら 大体的中しており、そしてさらに残念なことに、 当時に将来の課題だったことは今現在でも課題のままである。
この6年間というもの政府と金融業界はいったい何を反省し、 そういう対策をしたというのだろうか。

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