世界軍事学講座
著者:松井茂。新潮文庫。
96年刊行、01年加筆・文庫化。
題名のとおり、軍事・安全保障分野に関する参考書のような本。
軍事に関する基本的な事柄を16章に分類して系統立てて
広く浅く述べており、「とりあえず軍事学」として
よく出来た本だと思います。
よいところは、とにかく基本的に隅々まできちっとテーマを広げ、
ひとつひとつ世界中の具体例を紹介しながら説明しているので
わかりやすいこと。
それに割と最近書かれている(笑)ので現代戦略に比重を
置いた説明になっていること。
どれくらい新しいかと言うと、テロに関しては、地下鉄サリン事件や
世界貿易センターテロ事件の話題も出てきたりします。
反対にごく一部に、紹介例が乏しいわりに
無理矢理な結論付けがあったりしますが、
このくらいならまあ許容範囲内かな、という程度でした。
以下、参考までに各章のテーマ。
第一章「戦争の基本型」
第二章「核戦略からエア・ランド・バトルへ」
第三章「軍の編成と階級」
第四章「内線作戦と外線作戦」
第五章「主要国の軍事思想」
第六章「現代陸軍戦略」
第七章「現代海軍戦略」
第八章「現代空軍戦略」
第九章「ミサイル戦略」
第十章「宇宙戦略」
第十一章「ゲリラ戦略」
第十二章「テロ戦略」
第十三章「対テロ・ゲリラ戦略」
第十四章「軍事技術の発達」
第十五章「戦争指導の在り方」
第十六章「指揮と統率」
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