インフィニティ・リミテッド

著者:J・P・ホーガン。上・下巻。創元SF文庫。

原題「THE INFINITY GAMBIT」(91)、97年訳出。
ホーガンというとこてこてのSF作家というイメージがありましたが、 こういうトム・クランシーばりのスリラーな作品も書くんですね。 ここでいうスリラー≠ニは恐怖小説の意ではなく、ある種の推理小説からスパイ小説、 謀略・冒険小説までを含むジャンル、スリリングなエンタテイメント小説のことですが。 あとがきによると、まだ読んでないけど『終局のエニグマ』や『ミラー・メイズ』が この系統にあたる作品らしいですが、『プロテウス・オペレーション』は タイムマシンものなので立派なSFだろうと思うのだが・・・。
ソビエト連邦の解体やその後の東西冷戦の終結などが起きる前に書かれているので、 冷戦構造を前提とした作品ではあるけれど、 決定的な傷になってはおらず十分に楽しめる作品です。

作品一覧へ

著者一覧へ