「常識」の非常識

著者:山本七平。日本経済新聞社。

86年刊行。
根拠なき前提がいつしか「常識」となって通用し、人びとの思考がそれに拘束されると、 社会の通念に従って常識的に考えかつ行動しているつもりが、結果において意外な非常識と なってくる、その点の指摘が、本書の基本的な主題となっている
これは冒頭の「はしがき」からの引用ですが、本書はその主題に従って書かれた時評的短文を 収録したもの。短文は以下の6つの項目に大別されています。
T.国際社会をみる眼
U.時代を読む
V.教育改革への模索
W.報道と世論
X.日本人の神話
Y.未来への構図
なにせ15年も昔の本なので、短文の扱うテーマがちょっと古いけど、 別に流行を追うのが目的でないのでなければ、今読んでも差し支えないでしょう。 それよりも、この人の考え方はバランスが良くって、 その上タブーとか無いから、どの種の問題でも ひとつの意見として安心して素直に読めるからよろしいと思う。

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